3連泊キャンプしてみた

昨年ファミキャン用に導入したテントogawaのアポロンの設営がまあまあ大変なので、一泊だとアッと言う間過ぎるし(設営したと思ったらすぐ撤収、という印象しか残らないキャンプはイヤだ)せめて二泊したいよねと連泊ファミキャンしたのが昨年(2021年)の10月

ファミキャン時の妻子用寝室が完成した

昨年の「森の国」から「FBI DAISEN」に場所を変えて、今年も行ってきました、連泊ファミキャン。

今回は少し趣向を変えて、手記風に書いてみたいと思います。




1日目:2022年10月7日(金)

午後5時前に、犬と共にFBI DAISEN到着。

当初は、8日土曜日にチェックインする予定だったが、同キャンプ場の「前乗り」という予約日の前夜から宿泊できる制度を活用して良い場所を確保している利用者を昨年目の当たりにし、今回は我々もそれを利用することに。

FBI DAISENでハロウィンキャンプしてきた
昨年は苦心して、どうにか2つ並んだ平場を見つけて設営しました(「FBI DAISENでハロウィンキャンプしてきた」)

FBI DAISENは敷地こそ広大ではあるもののテント設営に好適な水平な平場が少ない。仮に平場でも、子どものお目当てであるトランポリンから遠く離れているならばそれは我々にとって好適とは言えない。2泊3日と長い時間滞在するのであるから、テントの前に置いた椅子に座ったままトランポリンで飛び跳ねている子どもたちが目視できる、できればそんな場所を確保したい。

以上のような理由から、今回のキャンプに参加する3家族のうち、唯一暇を持て余している僕が前乗り要員として現地入りしたわけだが、果たして、無事に理想的な場所を確保することに成功。

FBI DAISENスタッフ曰く、前乗りの申し込みは5組とのこと。僕がテントを設営している間に、前乗り組らしき車が数台やってきて、平場を探し求めて場内をぐるぐると走り回っていた。

ogawa アポロンの一人設営は厳しいが、雨の中ならなおさらだ。雨に濡れたくないという気持ちから作業が雑になってしまったようで、メインポールを力任せにセットしようとしたところ、1本を大きく曲げてしまった。しかし、今はとにかく設営を完了し、車から荷物を運び入れるのが先決。設営に大きな影響がない程度に補修して作業を続行した。

午後7時過ぎ、テントの設営、荷物を降ろして前室に並べるところまで完了。LINEビデオ通話で家族と話をしながら夕食(カップやきそば)。疲れたし、LEDランタンを使うことでバッテリーを無駄に消費したくなかったので、早々にインナーテント内のシュラフに潜り込む。

トム(妻)おすすめの映画を鑑賞したあと、そのまま寝てしまおうと思ったが、雨が強くなってきたので念のため前室の状況を確認。一部のスカートが風でめくれてそこから雨水が浸水していたので、雨具を着てテントの外に出、スカートを全てペグで固定。フライシートからしたたる雨水が水溜りをつくって前室に流れ込んでいたので、ショベルで簡単な排水路を掘って水が前室に流れ込まないよう誘導した。

午後11時頃、雨に加えて風も強くなってきた。耳栓して就寝。

2日目:2022年10月8日(土)

翌朝は7時頃に起床。雨は上がった模様。

犬の散歩でキャンプ場内を歩いてみたが、設営されているテントは我が家を含めて2つ。グランドシートだけ残して帰宅していた場所も1つあった。残る利用者は、悪天候で前乗りを見送ったようだ。

朝食(おにぎり、味噌汁)を済ませてから、前室に無造作に置いたままの荷物をレイアウトし直す。

第二陣がやってくるのは正午頃になる。それまでのんびり過ごそう。テントの前にタープを張って椅子を置き、コーヒーと読書を楽しんだ。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた

前乗りで確保した場所は、トランポリンだけでなく、流し場やトイレ、レストランも近く、便利な場所だ。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
白い建物が流し場(お湯も出ます)、その横の茶色い小さな建物がトイレです(トイレは3棟並んで建っていました)

昨日の設営時に曲げてしまったポールを確認する。結構、曲がっている……帰宅したら直そう。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた

正午前に第二陣=友人Aファミリー、トムと娘の5名が到着。

車から降りてきた娘の顔色があまりよくない。車酔いしたのかもしれない。

昼食は、待っている間に僕が炊いたごはん、カップうどん、唐揚げ、サラダ等の惣菜。一人の食事もいいが、家族や友人たちとの食事はやはりいい。

食事の後、友人のテント設営を手伝う。雨に備えて大きなタープも設営した。

午前中は雲が多かったが、午後になると青空となった。

偶然、友人Aの娘さんの同級生も滞在しており、子どもたちは一緒にトランポリンや散策、同級生ファミリーが利用しているキャビン見学を楽しんだ模様。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
(多分)新しく設置された遊具。赤い屋根のある部分に登るのがメチャ大変(笑)

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
スタイリングテントやキャビンも増築・増設されてました(これらは前からあるヤツですが汗)

以前から注目していたものの、未体験だったモルックも初体験。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
モルックは実に楽しい遊びでした! 別途記事にしたいくらい

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
子どもたちが集まって何やら秘密会議中

夕食は、ちゃんこ鍋。友人Aとトムが、来る途中で買い出しをしてくれた。少し肌寒いので、温かい鍋がカラダにうまい。

隣のサイト(両親と幼い子ども4人の計6人)から、まあまあのボリュームで音楽(EDM)が聞こえてくる。個人的には、キャンプ中に音楽を聴きたいと思わない派ではあるが、他人にもそうしろとは思わない。ただし、音量には注意してほしい。午後8時には聞こえなくなったので、彼らなりに周囲に配慮していたようだ。

友人Aファミリーも我が家も、午後9時過ぎには就寝。

近くにあるレストランから響くBGMの重低音が聞こえてきて、少し気になる。しかし、娘が寝てくれたので安心した。大人は耳栓するなりして対処できるが、子どもはそうはいかないので。

深夜、何時かは分からないが尿意で目を覚ますと、少し離れたキャビンかスタイリングテント(グランピング用の常設テント)から酒宴で盛り上がっている若者の大きな声が聞こえてきた。やはり耳栓は大切なアイテムだ。

僕がキャンプ場ではなく、ただの山の中や海辺でキャンプしたいと考えるのは、こうした影響を受けたくないから。ファミキャンだと、キャンプ場ではない場所でというのは難しいけれど。

3日目:2022年10月9日(日)

曇天。6時頃に起きて、犬の散歩。

7時頃に朝食(ごはん、味噌汁、焼いたウィンナーと目玉焼き、フルーツ)。

子どもたちは朝からトランポリンや、どんぐり拾いを楽しむ。

11時には第三陣の友人Bファミリーが到着。総勢11名となる。

ランチはホットサンド(チーズ×ハム、チョコレート×バナナ)。

食後はトランポリン、散策(どんぐり拾い)、モルック等、のんびりと楽しむ。午後から雨が落ちてくる予報だったが、比較的雲は薄く、時おりパラっとする程度で、十分に野外での時間を楽しめた。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた

夕方になって、僕たちのテントのすぐ近くのキャビンに若者たちがたくさんの食材やお酒を抱えて入っていった。悪い予感(笑)。すぐに音楽が流れはじめ、それにあわせての大合唱が聞こえてくる。明るい時間だからそれほど気にならないが、就寝後もコレだとやばいぞ。

雨予報だったため、みんなで調理したり食事するスペースの確保が難しいと考え、夕食はFBI DAISEN内にあるレストランを利用。肉感たっぷりのハンバーガーと、スパイスの効いたチャイをいただいた。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた

夕食を終えた頃になってもまだ雨は降っておらず、子どもたちは再びトランポリンへ。


夜のトランポリンではしゃぐ子どもたち。羨ましくなるくらい楽しそうです

テントに戻った頃、雨が落ちはじめた。

大人は友人Aファミリーのタープ下に、子どもは我が家のテントにと分散し、それぞれの時間を楽しむ。たわいもない会話だが、たわいもない会話のできる仲間、時間は貴重。

近くのキャビンの若者たちはといえば、音楽のボリュームを低くし、大合唱も止めてはいたものの、人数が集まっての会話は自然と声が大きくなるもの。端的に言えば「ウルサイ」。

昼間にたくさん遊んで疲れたのか娘はすぐに寝たので、昨夜に引き続いて「騒音で娘が眠れなかったら」という不安については解消。

午後10時過ぎまで歓談を楽しみ、就寝。

4日目:2022年10月10日(月)

5時に起きてコーヒーを飲む。細かい雨。辺りが明るくなるのを待って、犬の散歩。

6時半頃に朝食(ごはん、味噌汁、焼いたウィンナーと目玉焼き、フルーツ)。

10時前後にはキャンプ場を出るため、8時には片付けを開始。雨の止み間を狙って車に積み込んでいく。

友人Bの娘さんがテントに入ってきたので眠れたかと聞くと、うるさくてあまり眠れなかったと。僕は耳栓して寝たので分からなかったが、キャビンの若者たちの声は、やはり遅くまで聞こえていたようだ。

9時過ぎには雨が上がり、チェックアウトの時間までのんびりする予定だった友人ファミリーも、ここぞとばかりに撤収を開始。

恒例の集合写真を撮り、10時過ぎに辞去。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
今回も楽しい時間でした

報告と備忘録

先日、キャンプの食事のテーブル周りを整頓したい、そのために三段のラックを買ったという記事を書きました。

キャンプの食事時のテーブルの上と周囲の散らかりを何とかしたいと思った話

そのラックがどれだけ役立ったかと言いますと、かなり(笑)役立ったと思います。

雨が降っていた日もあったため、食事をとる場所だけでなく、さまざまな行動の中心がテントの前室となりました。その限定された空間の中で、三段ラックをどのように使ったら便利かということを試行錯誤したものの、結論を出せずに終了してしまったという感じです。

三段ラックはモノを載せると5kg以上の重量になり、構造的にも動かしやすいとは言い難いので、基本的には場所を固定して使うことになります。

一方、食事をする時は人数や料理の内容、天候状況によって臨機応変にレイアウトを変える必要がありました。

そこで今回は、調理や食事には移動しやすいフィールドラックを中心に使用し、三段ラックは犬のためのアイテムや洗顔用具・救急アイテムなど、位置が決まっていた方が使う時に分かりやすいものを置く場所として利用しました。

FBI DAISENで3連泊キャンプしてみた
2日目の朝でまだレイアウト調整している時の写真ですが、載せているモノ自体は結局あまり変わらずでした

テントの外が調理・食事スペースとして使える場合はまた変わってくると思います。

いずれにせよ、床面積はそれほど取らず、上に向かって収納スペースが増えるタイプのこのラック、とても便利でしたね。もう一つ欲しいくらいです。

あと一点、3泊4日の長いキャンプをやっていて気づいたのは、モバイルバッテリーの容量。

キャンプといえど、スマホや時計、照明など充電を必要とする製品はあって、キャンプの日程が長くなればなるほど、モバイルバッテリーも大容量でなきゃいけないという当たり前のことに、1日目の夜、LED照明を灯した時に初めて思いが至りました。

災害時にも有用なアイテムだと思うので、今後検討してみたいと思います。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. タカフジ ダイスケ より:

    FBIに3泊とは、羨ましい。
    俺も昔、出来立ての頃良く行ったなと思い出したわ^^。
    キャンプ場のマナーはやっぱりかなりストレスだよな、仕方が無い部分もあるけど。キャンプの経験値や誰と行くのか?で楽しみ方も違うしな。
    あと俺もその昔、まだ潤が小さかった頃ブランコ近くにテントを張ったことがあって。朝は早朝から、夜はかなり遅くまで入れ替わり立ち代り、ずっと子ども達がブランコの争奪戦で、なるほど大失敗だなと思った経験がある。
    俺は幸い平日休みだから、誰も居ないキャンプ場でキャンプするケースが多いからそういう心配ももうあまり感じる事もなくなったけどね。

    • aw より:

      いや〜、3泊良かったわ。長いかなと思ったけど、なかなかどうしてあっという間。4〜5泊くらいなら全然イケると思う。
      マナーは難しい。立場が変われば自分も騒がしくしてる可能性もあるし(若い頃よりは自制できると思うけど)。完全な静寂がいいかと言われたら、多少の賑やかさってあった方がいいと思うしね。

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