子どもが電気の消し忘れをしない方法を考えてみた
キャンプとはなんら関係のない話ですが。
インスタグラムを眺めていたら、とある方の投稿が目に止まりました。
どれほど注意しても改善されなかった子どもの電気の消し忘れが、懲罰—消し忘れを見つけたら都度n円の罰金を科す—方式を導入したところ、たちどころに改善された、というのです。
ご本人は、電気やガスなどは公共のリソースであり無駄遣いは許されないという論旨でお子さんを諭してこられたようです。これを深く理解した結果として行動が変わっていくことを期待されていたのに、でも消し忘れは改善したしな……と複雑な心境を吐露されていました。
好きなテレビを見せない、マンガを読ませない、遊びに行くのを禁止するなどなど、その時々において子どもが楽しみにしていること禁止することで、大人の指示に対する注意力を上げる手法は、僕が子どものころから存在するし、経験上、それは大いに効果があったと思います。
ただ、この方が複雑な気持ちになったと書かれている理由も、注意する大人側になった今は大いに理解できます。
では、消し忘れたことで懲罰=罰金を支払う=お小遣いが減るのではなく、きちんと消すことで逆にお小遣いが増える方式にしてみてはどうでしょうか。
前向きに消し忘れに取り組める方法はないか
我が家では結婚以来、毎月の電気やガスなどの光熱費、食費、その他の経費といった支出を、かなりザックリとですが記録としてGoogleスプレッドに残しています(今はマネーフォワードMEを使ってますが)。
毎月の生活にかかっているお金がどのくらいかをなんとなく把握しておくための、極貧時代の名残なのですが、この記録を利用することにします。
まず、電気代、ガス代、水道代など「消し忘れや無駄遣いに注意すれば、家族みんなで節約に参加できるもの」の過去数年分の毎月の平均額を出します。
次に、この「過去の平均月額」に対して、今月の支払いはどうだったかを見ます。
以下の表の場合、1月のガス代は過去平均10,370円ですが、それに対して今年同月の支払いは1万円ちょうど、370円のマイナスです。この370円を節約した額として、お小遣いに加算するわけです。
同じように電気代、水道代の差額も計算していきます。
お小遣いを仮に5000円とすると、これを基本額として、各水道光熱費の節約額を基本額に加算して、総支給額が決定されます。1月の場合237円、およそ4.7%の加算となります。
単月で見れば「たった237円」となりますが、1年を通してみれば約7000円、11.5%のお小遣い増額は、1か月分以上が加算されたことになります。
まあ、これはシミュレーションなので、実際の行動でどこまで本当に水道光熱費が変わるのか分かりません。
でも、生活にかかる費用を家族で共有しておくというのは大事なことだと思うんですよね。
キャンプから学ぶ
水道からはいつでも清潔な飲み水が出るし、スイッチをつければ明るく暖かく涼しくなる。ガスで火をつければお湯を沸かして、料理をつくることもできる。
これには当然お金がかかるし、たくさんの人の働きが見えないところにあるわけで、それが決して当たり前で、空気のように存在するものではないことを子どもには教える必要があると思うんですが、日常の暮らしの中で言葉だけで伝えようと思ってもなかなか難しいものがあります。
キャンプは、これを学ぶのにちょうどいい活動だと思うんですよね。
今の僕のキャンプは、単にビールを飲んでダラダラと過ごす時間を楽しむためのものになっていますが(苦笑)、子どもが大きくなった時に、みんなでキャンプを楽しむことで、自然とそうしたことが学べるような工夫、仕組みを取り入れられたらなあと思いますね。
具体的にどんなことができるか、少しずつ調べて、またブログで共有できたらと思います。
(写真は、ドングリを拾う娘。薪を拾い集めているところなら、話の流れにマッチするいい写真だったんですけどね、笑)