鳥取は季節が濃い – 積雪編
突然ですが、鳥取の四季の明確さはすごいです。春、夏、秋、冬。それぞれの季節の長さはたぶん平均的だと思うのですが、なんというか、季節が濃い、のです。
どういうことかと言いますと、夏はニュースに出るくらい暑く、冬はニュースに出るくらい雪が積もります。
まあ、これは鳥取県民からすると、「ちょっと積もったかな」という程度ですけれども。ちなみにこれは僕の愛車のジムニーJA11です。
このハッキリとした四季は、家を建てるにあたっては結構真剣に考えないといけない要素になってくると思っていますが、今日はその中でも冬、さらにその中でも積雪について考えてみようと思います。
出勤時の雪かきがストレス
一番身近な問題としては、雪かきです。特に、車に積もった雪が日常生活の中では問題となります。
雪が降って積もると出勤する時に駐車場前を雪かきし、上の写真のように車に積もった雪を落とさなくてはいけません。フロントガラスに積もった雪はガラスに接した部分が凍ることも多く、それを溶かすには、結構時間と手間がかかります。
トム(妻)の出勤時間は定まっていないので、一緒に雪かきするのが難しい場合があり、深夜に出勤の場合などは、雪かきがとてもストレスになるとのこと。
屋根付き、できれば家の構造体に含まれる駐車場が必要となります。
幹線道路まで、どう行くか
雪が降ると国や県、市町村がそれぞれの領域において除雪をしてくれます。主要な幹線道路は早朝から除雪されるのですが、問題はその道まで、除雪されていない道をどうやって通りたどり着くか、ということです。
キャンプハウスの候補地は、タイミングはどうあれ確実に除雪されるであろう最寄りの県道まで、およそ200メートル。歩道もガードレールもないが左右に田んぼがあり(道路との落差がおよそ50cmほど)、幅約2.5メートルの農道でアプローチしなくてはいけません。雪にハンドルをとられて田んぼに落ち込む危険性もあるし、車の往来はないし近隣に人はあまり住んでいないので、スタックしたら助けを呼べません(JAFを呼ぶ手はありますが、そんな時はだいたい出払っている)。
これは家の設計で解決できる部分はなく、車の選択で解決していく問題です。今のところ、僕はジムニー、トムも大きめのSUV車に乗っているので雪道に弱いわけではないのですが、候補地に家を建てた場合は4WD車以外の選択肢がなくなる可能性があります。
雪かきした雪を捨てる場所がない
意外と盲点なのが、雪かきした雪を捨てる場所がない、ということ。
除雪した雪は、邪魔にならないように庭の角っことか道路脇などにまとめて積み上げておくことが多いと思うのですが、連続して雪が降るとうず高く積みあがってしまい、固まって氷のようになり溶けにくくなります。そうすると除雪した雪は別の場所に捨てないといけません。
まあ、除雪した雪の置き場を考えて新築を設計するなんてことはないと思いますし、候補地のすぐ脇には側溝があって常時水が流れているのでココに流してしまえばいいのですが、本当にみなさん、大雪の時はどうされてるんでしょうね。
僕の自宅建設予定地は2つの道路に面していて、一つは県道、一つは通学路という事もあり早い時間から除雪か入ります。長年住んでいても雪掻きは大きなストレスですね。
ただ休みの日の雪掻きは一汗かけるいい運動になり、実は好きなんです。
住宅街ぽいのに除雪が入るんですねー。スゴイ。こちらの市街地で除雪が入るのは主に国道くらいで、幹線道路から一歩住宅街に入ると全く除雪されてないですからね。うちの実家の周辺とかもすごい有り様です。
僕も「さあ、やるか!」みたいな感じでする雪かきは好きなんですけど、深夜の出勤前に眠気を我慢して起きて外でたら真っ白で、みたいなのはさすがに辛い。ということで、自宅の構造体と一体化した駐車場は当初からのトムの強い希望でした。