Anker 733 Power Bank(GaNPrime PowerCore 65W)
もはやキャンプの必需品とも言えるモバイルバッテリーですが、みなさん、どんな製品をお使いでしょうか。
僕は何年も前に買ったBUFFALOの製品(5200mAh、USB-Aポート×1)を使っていたのですが、さすがに限界を感じていまして、でも何を選ぶべきか決めかねておりました。
そんな折に決まったフィリピン出張。主に撮影の仕事だったのですが、ほぼ屋外での活動になるということで撮影機材(iPhone笑)に電力を供給できるモバイルバッテリーが、また当国は電圧も違うため変圧器も必要。ということでエイヤで導入したのが、Anker 733 Power Bank(GaNPrime PowerCore 65W)でした。
USB充電器とモバイルバッテリー、一台二役のガジェットです(本製品に関する詳しい情報は、文末に掲載した参考記事をご覧ください。この記事は本製品に関するたわいもないふわっとした内容になっております)。
このAnker 733を、先週末の氷ノ山キャンプにも参戦させてみました。
我が家の場合、キャンプで電力が必要になるのは、テントの前室を照らすための照明(Barebones エジソンペンダント)のみ。あとはスマホ2台とスマートウォッチが充電できればOK。ただ、これだけでも結構な容量が必要で、BUFFALO時代はバッテリー残量が多い方が充電を我慢、みたいな感じでモバイルバッテリーを譲り合っておりました。
さて、これら4つはどれぐらい電力を使うのか。
Barebones エジソンペンダント(以下、Barebones)の消費電力はLOWモードで0.4W。10000mAhのAnker 733で給電すれば120時間以上使える計算※1となります。実際に使用する時間は3〜4時間ほどですが。
テント前室がこれ一つで十分明るくなるので重宝してます
スマホやスマートウォッチのバッテリー容量はそれぞれ、僕が使っているiPhone13が3200mAh、トム(妻)が使っているiPhone 12miniが2200mAh、Appleウォッチ6は245mAh※2。以上合計で5800mAh弱。充電開始時にそれぞれのアイテムにどれだけバッテリーが残っているかにもよりますが、理論上は空っぽからスタートしても3つ全て満充電できる計算になります。
ちなみに、2台のiPhoneとAppleウォッチを充電、Barebonesに給電するために4つを同時に繋ぐと、USBポートが3つ(Cタイプが2、Aタイプが1)のAnker 733ではポートが足りなくなってしまいますが、iPhoneとAppleウォッチは2in1のMagsafe充電器で充電するなどしています。モバイルバッテリーのポートが少ない場合、こうしたアイテムは重宝しますね。
Anker 733を枕元に置いておけば、スマホやスマートウォッチを手元に起きつつ、前室のBarebonesのオンオフが可能。前室のBarebonesでインナーテント内を明るく照らして就寝準備し、「おやすみなさい」となったらいちいち起き上がらずに枕元でポチと消灯、てな具合で便利です。
左端にボヤけて見えているのが、Barebonesのスイッチです
というわけで、Anker 733 Power Bank(GaNPrime PowerCore 65W)、給電・充電するものが我が家ぐらいの数(容量)であれば、キャンプでも十分に役立ってくれるモバイルバッテリーだと思います。
ただし、Anker 733は「USB充電器」+「モバイルバッテリー」というハイブリッドな製品であって、ゆえにまあまあのお値段なわけなのですが、キャンプだと「USB充電器」としての機能が全然活用されないことに注意。
モバイルバッテリーのスペックだけで見れば、より小型でより軽量、安価なモデルはたくさんあります。単なるモバイルバッテリーだと捉えたら、Anker 733はただただデカくて重いヤツ、なんですよね(笑)。僕のように外出先でパソコンを使ったりガジェットを充電する必要があったり、複数の電源アダプタを持ち歩きたくないという人であれば、十分におすすめできるガジェットではあるんですが。
- 10000mAh÷1000x5V÷0.4V=125。ただし、10000mAhの60〜70%が実用値と言われていますので90時間弱が実際のところかと。まあ、それでもかなり長いわけですが。
- 240mAhはシリーズ8の41mmの数値なので、僕が使っているシリーズ6の40mmでは、もっと小さな値だと思われます。