キャンプにおける防犯対策について考えてみた
先日、こんなツイートを見かけ、ゾッとしました。
@zx_RIZE 今は人を撮ってますが、当時は風景、自然を撮っていて、キャンプが目的では無く撮影目的でソロキャンプをしてました。周りには他にキャンパーもハイカーもおらず完全に一人でした。が、フィルムを現像してみると自分が寝ているカットが二枚、何者かにより撮影されていました。
— 突撃人生 (@kennyhorie) August 3, 2016
寝ている間に知らない誰かがテントの中に侵入している、なんて、想像するだけで恐ろしいです。
この方の別のツイートを見ると、外国(カナダ)での出来事のようですが、「日本は安全でしょ」と根拠のなく安心しているのはマズイ。今後はファミリーキャンプの機会も増えてくるわけですし。
お恥ずかしい話、キャンプ場で飲み食いして酔っ払った挙句、椅子やテーブル、料理道具などを全部そのまま放置してテントに潜り込んで眠り、朝起きて片付けるといったことが、これまで度々ありました。
しかし考えてみると、ソロキャンプの時には必ずきちんと片付けてから寝るんですよね。何人かで、しかも男同士でキャンプすると、複数人いるという状況に安心してしまうのか、上記のようなザマになってしまっていたように思います。
何かを盗まれてしまうだけならまだしも、もっと深刻な状況にならないとも限りませんし、やはりキャンプ場での防犯については、ある程度考えておく必要がありそうです。
では、どんな防犯対策ができるのか?
まず、キャンプでありがちな「テント設営後に、荷物を置いてその場を離れる」というシーンにおける防犯対策。
入り口にサンダルを置いておく
シンプルではあるけれど、意外と威力を発揮するのが、テント前にサンダルを置いておく、というもの。
これだけで、「中に人がいる」と思わせるのに十分です。テント前に履物が置いてあれば、僕もそう思いますし。
暗くなる時間帯であれば、これに加えてテントの内部に点灯した照明を置いておく、というのも良いですよね。
入り口を施錠しておく
逆に、不在を明らかにしつつ、防犯意識高い系のキャンパーであることを示す対策がコチラ。ずばり「施錠」です。
実際に僕も、上の写真のような数字を合わせるタイプの小さな南京錠を使用しています。
このSixmoon DesignsのLunarSoloの場合は、入り口は前方一箇所だけなので、ファスナーとフライ前面下部にあるホールを繋ぐようにして錠をかければOK。
不在にする時だけでなく、寝る時にもこれをしておけば、最初に紹介したツイッターの恐ろしい状況を回避できるかも知れません。夜中にトイレに行く時にめっちゃ面倒そうですが(笑)。
もちろん、ホール部をハサミなどで切られてしまったらどうしようもないですが、大部分が布でできているテントでは、それを言ってしまうと何もできなくなってしまいますもんね。
防犯ブザーを携帯する
女性がソロキャンプする時など、よく見える場所に防犯ブザーを身につけておくだけでも、ヤバい輩を忌避する効果があるのでないでしょうか。
実際に何かトラブルが起きた時でも、ブザーを鳴らすことで深刻化することを避けることができるかも知れません。
また、子どもがキャンプ場内で迷ってしまった時などでも、これを鳴らすことによって位置を周囲に知らせることができるので、子どもが携帯・所持しておくのも有効だと思います。
人感センサーを使う(妄想)
次は、就寝時の防犯について。
民家の玄関などで見かける、近づくとパッと照明が点くアレを利用して、「テントに人が近づくと、それを教えてくれる」センサーです。
夜、眠る前にセットしておけば、テントに不自然なくらいに近づく人がいたら「センサー自体が点灯」したり、Bluetoothで繋がった照明やスマホに信号が送信され、「テント内の照明が点灯する」「スマホのアラームが鳴って教えてくれる」など、いろいろな方法で危険が近づいてくれることを教えてくれます。
アラート方法の選択、センサーの開始・終了時間は、スマホの専用アプリで設定できます。
と、これは僕の妄想ですので、まだこうした製品は世の中にないと思われますが、人感センサー(焦電型赤外線センサー)は安価で販売されていますし、テント内に置く照明をBluttoothで接続できるようにし、専用アプリを開発すれば実現可能。
と言っても、そんな技術は持ち合わせていないので、MYOGするにはかなり遠き道のりではありますが……。
テント外に置くだけであれば、例えばこんな製品だったら、すぐに実施できそうですね。
眠る前にできるだけ片付ける
たくさん食べて飲んで、盛り上がってそのまま「おやすみなさ〜い」なんてのは、よくあること(僕だけ?)。
酔っ払ってしまう前に片付けるか、最初から片付ける必要のない状態にしておくか、眠る前にしっかり片付けるか。いずれにせよ、道具をテーブルやチェアの上に放置して眠ってしまうのは、防犯上好ましくないだけでなく、クマやイノシシ、シカなどの野生動物を招く自体にもなりかねません。
最寄りの警察その他をチェック
利用するキャンプ場その他宿泊地の最寄りの警察、消防、病院、コンビニ、ドラッグストアなどを予め把握しておくこと。
直接防犯に繋がらないかも知れませんが、何か起きた時にこうした情報が頭にインプットされているとその分落ち着いて行動でき、有益です。
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今回、パッと思いついた5つを書いてみましたが、他にも思いついたものがあれば、また追記していきたいと思います。