T町キャンプハウス計画 – 駐車場について
さて、R町プライベートキャンプ場計画と並んで、こちらも進んでおります、T町キャンプハウス計画(R町とかT町とか、プライベートキャンプ場計画とかキャンプハウス計画とか、なんだかややこしくてスミマセン)。
前者は、僕の脳内だけで進んでいるものですので(一部、プロのお力添えをいただきましたが…)、後者は建築家にオーダーしているということもあり、こちらは現実味を持って進んでおります。
今日はこちらの進捗状況についてシェアできればと。
駐車場のレイアウト
先月、建築家で友人のPLUS CASAの小林夫妻に僕の要望をEメールで伝えました。その中に、
駐車場は最低でも7台の普通車が駐車可能
という要件がありまして、この台数ですから1階(地上)全面に設けることになるわけですが、駐車場のレイアウトはエレベーターや階段など、そこに暮らす人みんなが共有する機能の位置を決めることにもなる、つまり全体の設計デザインに影響を及ぼす、ということで、まず駐車場をどうするかの確認作業がありました。
小林夫妻は、6つものパターンを考えてくれました。
黄色が車、グレーの部分がT町の敷地です。敷地の上部が道路に面していて、左右と下部はビルと住宅が建っています。
さて、上記の図を見ても分かるとおり、要望どおり7台の駐車が可能なレイアウトは、立体駐車場を活用するF案しかありません。その他は4〜6台と、要望を下回っています。
このレイアウト図を見てまず思ったのは、「自分の目ってアテにならないなぁ」ということ。なんとなく、7台くらいなら駐車できるんじゃないかと、T町の土地を見ながら想像していたものですから。
この中から僕たちは、B案を選択しました。その主な理由は以下のとおりです。
- 道路に面した側は、桜並木などの窓景を大切にしたいので、全幅を確保したい。
- エレベーターや階段などの共有部を前部、または後部にレイアウトすると、そこに近い居住区の世帯に影響が出る(外出する時、誰かの居住区の付近を必ず通ることになる)と思われるが、共有部が敷地中央にあるのでその懸念が少ない。
- 7台は無理でも最大6台が駐車可能で、またA案のように、前面道路から入って斜めに停められるなど使い勝手も良さそう。
以上を建築家の小林夫妻に伝え、B案をベースにT町キャンプハウス計画が進むことになりました。
「最低でも7台」としていた車の数も、では10年後もそれだけの駐車台数を確保する必要があるかと言われれば、両親の車も現在の2台から1台に減っているかも知れませんし(T町は市街地なので大抵の都市機能なら歩いてアクセスできる)、シェアエコノミーが発展して、車を持たなくても不便のない世の中になっているかも知れません。
「7台は無理」と言われたことは、将来に渡って住宅に必要な機能を、現在の状況だけをソースとして固定的に考えるのは少し危険なのではないか、と気づくキッカケにもなりました。
そこに暮らす自分たちの事情だけでなく、ある程度、社会の変化や経済の流れみたいなものも、ある程度汲み取って考える必要があるのかも知れません。僕にそんな知識と技術があれば、の話ですが……。