梅雨中の2キャンプまとめ(キャンプ注意事項付)
7月の中ごろ、鳥取県若桜町つく米の「わかさ氷ノ山キャンプ場」で仲間たちとグループファミ山キャンを、先週末に毎年この時期恒例となっている海キャンに行ってきました。
山キャン/わかさ氷ノ山キャンプ場
「わかさ氷ノ山キャンプ場」を過去に利用したのは、僕がまだ小学生だった頃だと記憶(それも定かではなく、全く自信なし)。仮にこの記憶が正しいとしても40年近く前の話なので、当然、以前とは様変わりしているでしょうし、今回が初めての利用と言って差し支えない感じ。
同じ鳥取県、しかも僕が暮らす東部にあり、氷ノ山と言えばスキーや登山をはじめとしたアウトドアアクティビティで有名な観光地なのに、初めて利用するというのもなんだか不思議な気持ちがします(ツキノワグマが怖くて避けてたというのはありますが……)。
キャンプ場見取り図(画像出典:天空のリゾート氷ノ山)
僕らが利用したフリーサイトは、利用人数関係なく1区画2000円と手頃な価格。キャンプ場をぐるり一周歩くだけでなかなかの散歩になるほど広く、管理が行き届いていて綺麗で、シャワーなどの設備も利用できるキャンプ場をこの低料金で利用できるのはありがたいですね。
そしてなんと言っても、標高が高いので夏でも比較的涼しく過ごせるのが嬉しい。
同じ日に、海抜(ほぼ)0メートルの柳茶屋キャンプ場でキャンプをしていた友人がいたのですが、かわいそうなことに「無風、超高湿で寝苦しさMAX(涙)」だったそうで。
僕らは陽が落ちてからは上着を羽織らないと少し肌寒いくらいでした。
また、今回は荷物を減らすために、HILLEBERGのNAMMATJ 3 GTに家族3人が川の字で寝たのですが、暑苦しさはありませんでした(狭くて寝づらいのは否めませんが)。
やっぱり夏場のキャンプは高地に限りますね〜。
一つだけ気になったのは、チェックイン15時、チェックアウト翌朝10時というややタイトな時間設定(*)。
2日目の朝、食事の準備をしていたら、登山客たちがたくさん上がってきて駐車場に車を停めていたので、登山者とキャンプ場利用者の重複をできるだけ避けるような時間設定にしているのかも知れません。
いずれにしても、もう少しゆったり過ごせるといいんですけどね〜。
自宅から1時間半とやや距離があり、今回はかなり空いていたのはCOVID-19の影響もあったとは思うのですが、「わかさ氷ノ山キャンプ場」、とても快適に過ごせたので、また利用してみたいですね。
海キャン/山陰海岸
そして先週末は、毎年恒例の海キャンに行ってきました。
僕たちがサイトを設置する浜でのキャンプの醍醐味は、水平線に沈む夕陽を眺めながらのビール。
梅雨明けしてなかったこともあって、どんよりとした雲が始終、空を覆っていましたが、運よく美しい夕焼けを望むことができました。
今回一緒にキャンプしたのは、僕のキャンプ仲間でもかなりキャンプ熱の高い2人+そのうち1人にキャンプ遊びに引き込まれてしまった方、と僕の4人。
削って尖らせた流木にウィンナーやハタハタの干物を突き刺し、焚き火で炙って肴にしながらビールを飲み、そしていつもどおりのたわいもない話(ファミキャンの時は、仕事や政治、子育て論といった難しい話になりがちなのに、このメンバーだと本当にたわいもない話してますね、いつも笑)。
なんとも心落ち着く時間です。
今回も、できるだけアイテム数を減らしたので、シュラフもスリーピングマットもなし。いつものルナーソロLEの中で小さな毛布に包まって眠り、あと持ってったのは椅子とミニテーブルくらい。
あ〜、アレ持ってくれば良かったなと思う時もあるわけですが、設営も撤収も楽というメリットを考えると、やはり身軽さには代えられないなと(翌日は所用で早朝撤収して帰宅する必要がありまして)。
早朝5時にさくっと撤収し、来年もまたここで海キャンできることを心から祈りつつ、家に向かってジムニーを走らせるのでした。
山キャンと海キャンの注意点
今回キャンプしながら気づいた(しかしおそらく非常に基本的で常識的なコトだと思われる)注意点について書いておきます。まあ、個人的な備忘録です。
山では虫に注意
夏場の山でキャンプをしたのが久しぶりだったこともあって、まず実感したのが「虫、多いなぁ」ということ。
その多くは何の害もないのですが、蚊やブヨ、蜂、ムカデといった忌避すべき虫たちも見かけました。
今回は見かけませんでしたが、他にもアブ、アリ、ダニ、毛虫といった虫たちも自然の中で過ごしていればふつうに見かける生物ですし、先述の虫たち同様、接触すると痛みや痒みに悩まされるため、対策が必要です。
また、マシューのような犬は、特にマダニなどへの対策が大切になってきます。実際、帰宅して数日後に吸血して大きくなったマダニをマシューの内股から発見したので、除去したあとダニの駆除薬を投与しました。
長袖・長ズボンを着用して肌の露出を最小限にする、虫除けスプレーや蚊取り線香を活用する、といった手軽にできることも実施しつつ、ポイズンリムーバーや虫刺され薬などを含む救急セットをしっかり準備して携行しておくことが重要ですね。
夏山でのキャンプということで、子どもたちの気分も高揚していて怪我をする可能性も高まっているでしょうし、救急セットはしっかり準備してもやり過ぎってことはないと思います。
一度、しっかり考えて記事にまとめてみたいですね。
天候の変化に注意
先日、こんなツイートが注目を集めました。テレビのワイドショーなどでも取り上げられたようです。
キャンプ場って増水のスピードやばいな pic.twitter.com/3A5uwPWebf
— Ryusuke (@ryusuke_o6o8) July 25, 2020
梅雨の時期は特に注意が必要ですが、近くに沢や川などがないキャンプ場だからと言って安全とは限りません。
サイトから離れた場所で遊んでいる時、突然の雨で全身ズブ濡れになって体温を低下させてしまったり、山林の中で遊んでいて急にかかった霧やモヤで方向を見失ってしまったり。
氷ノ山でのキャンプ時も急に霧がかかりました
雨が降ると薄暗くなったり足下がすべりやすくなるので、怪我の確率も高まります。落雷などの恐れもあります。
雨具、タオルや着替え、ライトといった準備や携行も大切ですが、キャンプ場とはいえあくまで自然の中にいるわけですし、大人が天気の変化をある程度予測できるような知識、経験も大切だなと感じますね。
勉強していきたいと思います。
* 予約時とチェックイン時に、係員の方から口頭で聞いた時間なので100%確実な情報ではないのですが……。わかさ氷ノ山キャンプ場のHPには時間の記載はないですね。季節によって変えているのかも知れません。