中国山地のどこかの山林でキャンプしてきた
2020年最後の(多分)キャンプに行ってきました。
これがまたもう最高のキャンプになりまして、興奮冷めやらぬまま月曜日の朝を迎え、4時に起床してこの記事を書いております(笑)。
場所は中国山地のどこか。
僕の暮らす鳥取県鳥取市を出発し、一般道と林道をあわせて160分ほど車で走ると到着する素晴らしいロケーションの森です。
広葉樹と針葉樹がほどよく混ざり合った山林は、間伐等、人の手によってしっかり管理されているようです。
足下は一面、落ち葉に覆われてフカフカ。その落ち葉が腐食して堆積した腐葉土の地面は、ペグは力を入れずとも刺さるのにしっとりと纏わりついて抜けにくくなるような、そんな不思議な土です。
広葉樹は、葉を紅くしていました。
沈みかけの陽光が紅葉を照らしていて綺麗でした
この場所を発見したのは、単車や車で野山を駆け巡るのが好きなキャンプ仲間のKさん。本当によくぞ見つけてくれました、と心から感謝したくなります。
オートキャンプ場よろしくテントを設営したい場所のすぐそばまで車で乗り入れ、荷物を運搬することなくその場で設営できるのはサイコーです。
万が一、野生動物絡みのトラブルがあった場合に備えて、テントの出入口と車のラゲッジスペースのドアをすぐそばにしています。
が、この森でのテント設営で特に注意が必要なのは、なによりも、栗!
テントの下に栗が隠れていると、中に入った時に手のひらや足の裏に突き刺さってこれが本当に痛い。設営する前に入念に栗を除去しておく必要があります。
それさえ注意すれば、落ち葉の上のテントは本当に気持ちよくて、靴を脱いで中に入ってみると、大きなクッションの上にいるかのように気持ちいい。
落ち葉の上にテントを載せているみたいです
寝転がっても冷たさを感じず、スリーピングマットやコットがなくてもそのまま眠れてしまいそうなくらいです。
落ち葉は地面からの湿気も遮断してくれるようで、翌日の撤収時、裏返したテントが全く濡れていないことに驚きました。
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さて、テントの設営後は、宴会場づくりをしたり、薪拾いをしたり、各々が山林を散策してみたり。
日が沈むとあたりはぐっと冷え込むので、さっそく焚き火。
この日は風がほとんどなく、火の粉や燃えている小枝が飛ばされることもなし。煙はまっすぐ空に向かって昇っていきました(そしてその先には超満点の星空)。
直火の焚き火は、一度はじめてしまうと場所を動かせない不便さはあるものの、必要に応じてサイズを変えられるし、どんな形状の薪でも受け入れてくれる懐の深さが魅力。なにより、足下で燃える大きな炎が体全体を暖めてくれる。
焚き火台を使った焚き火もいいですが、このザ・元祖焚き火は本当に素晴らしい。
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翌日は少し風があったものの、快晴でぽかぽか陽気。
のんびり朝ごはんを食べ、コーヒーを飲んでくつろぎ、
朝の森が持つ空気、雰囲気を楽しみながらゆっくりと片付け、テント設営と焚き火の跡をきれいに現状回復して、惜しみながら帰路に。
いつも家族に早く会いたくてキャンプ地を離れるのは苦にならないのですが、今回はもう少しいたいなと思いましたね。それくらいいいキャンプ地でした。
そして最後に、往復5時間近くの運転。ジムニーおつかれさんでした。