山奥キャンプ場で貸し切りキャンプしてきた

先週末に火遊びした山奥のとあるキャンプ場(以下、山奥キャンプ場)(*1)で、今回は一泊のグルファミキャンしてきました。

集落からそれほど遠くに離れてはいないものの狭めの林道を通るアプローチ、看板一つ出さないクローズドな管理で他に利用者がいない+常駐する管理人もいないため人気(ひとけ)がなく、自然の中にぽつんとある廃村(笑)といった雰囲気。もちろんしっかり管理されているので、設備は古くとも綺麗なのですが。

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一緒にキャンプしたファミリーは今回が初めての利用だったので(と言っても僕らも二度目ですが)、まずは山奥キャンプ場内を散策。


各設備の写真は「山奥のとあるキャンプ場で火遊びしてきた」をご覧ください。

ここが作られたのが平成12年頃とのことで、ログハウスの調度品も時代を感じさせます。

川遊び

キャンプ場探索とログハウス遊びがひと段落したら、川遊び。

山奥にあるキャンプ場と言っても標高は300メートルほどなので下界とそれほど気温が違うわけではなく、日陰にじっと座っていればなんとか凌げますが、日差しの下で動くとすぐに汗が噴き出てきます。

というわけで大人も子どもも涼をとるために川へGO!です。

いざ川遊び!

キャンプ場のすぐ脇を流れる渓流、その周囲は静謐な杉林。

智頭の杉林

大雨が降って増水した影響でしょうか、渓流にはいたるところに倒木がありました。

智頭の杉林、渓流と倒木

幼い頃の僕なら、GOONIESに登場した洞窟内の丸太橋を想起して、はしゃいで渡ろうとして落ちて怪我したでしょうね(笑)。

が、女の子たちは倒木には興味がないようで、「きゃ〜! 冷た〜い!」と歓声を上げながらも穏やかに渓流散歩を楽しんでいました。

渓流を歩く

渓流には見逃してしまいそうな小さな支流がたくさんあり、「こういう水の流れが集まって、川になっていくんだよ」などと説明しましたが、それにも大して興味がないようでした(笑)。

小さな水の流れ

娘は川遊びがとても楽しかったらしく、翌日の帰り際にも「もう一度川で遊びたい」と言って川に入り、帰りの車の中でも「川遊びが一番楽しかった」と話していました。

夏が終わるまでにまた、どこかの川に連れてってやりたいな。

そう言えば、この川には蚊やブヨが全然おらず誰も虫に刺されなかったんですが、なんででしょうね(何となく今年は蚊が少ない気がしてるんですが、気のせいですかね)。

ゴロゴロ遊び

川から上がった子どもたちは、今度はテントの中でゴロゴロ。

ogawa アポロン

その間に大人たちは火を起こして、夕食の準備。ちなみに今回の食事は僕らとしては非常に珍しい(*2)、焼肉。

ファイヤーサークル

それにしても、炊事場の設備を使っての調理・食事は、テーブルや椅子を出さなくていい、荷物は棚や長椅子などに置いておけばいい(置く場所をつくらなくていい)、火を囲んで食事できるようになっていて焼肉にぴったりのレイアウトが最初からできている等、非常に楽ちんでした。

次回利用する際は、この設備があることを前提にアイテムリストを検討してみてもいいかも知れません。荷物を大きく減らすことができそうです。

花火遊び

さて、食事が楽しいのは大人だけ。子どもたちはさっさと切り上げて、今度は花火の時間です。

それにしても子どもって、ひたすら花火をやってますよね。

6月のグルファミキャンも1時間以上やってましたし、何がそんなに楽しいんだろう? と幼い頃の自分にも問いたい気持ちで花火に興じる子どもたちを観察していたんですが、その表情自体は楽しそうでも嬉しそうでもなく、ただただ吹き出す炎を真剣に見つめています。

真剣に花火をやる子ども

飽きることなく、花火に火を点け、終わったらまた別のものに火を点けて、の繰り返し。

でも楽しいんでしょうね。大人になった僕たちがすっかり忘れてしまった何かを、彼女たちはまだしっかり持っているんでしょう。

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星空観察

花火を終えて、片付けして、歯磨きして、さあ寝ようというところで星空が凄いことに気づいた我ら。

電気を消して真っ暗にし、椅子に座ったりコットに寝転がったりして、しばし夜空をみんなで眺めました。

寝転がっていたコットの向きをを変えようと僕が目を下に落とした瞬間、

あ! 流れ星だ!」と(僕以外の)みんな。

急いで顔を空に向けましたが時すでに遅し……。

特に初めて流れ星を見た娘はかなり興奮気味、且つ満足した様子。みんなが共有する喜びと興奮の輪に加われなかった僕は、「なーに、流れ星なんて空を眺めていれば一晩に何度も観察できるものさ」と高を括っていましたが、結局見られず。

はじめてのキャンプ」の再現(*3)なるかと、夜中にトイレで起きた時にしばらく空を眺めていましたが、僕の前に流れ星は現れてくれませんでした(涙)。

この少し悲しい体験を除けば(笑)、今回のキャンプも非常に楽しい、素晴らしいキャンプとなりました!

オマケ1:山では暑さ・寒さ、両方の対策を

さきほど山奥キャンプ場は標高300メートルほどだから平野部とそれほど気温が変わらないと書きました。日中は正しいのですが、夜になると少し涼しくなってきて、夜、寝ている時は肌寒ささえ感じるようになりました。小さいながらも川が流れる谷のような地形に位置していて、風が抜けやすくなっているのかも知れません。

ところが今回、暑さ対策ばかりに気をとられていた僕は、フリース1枚、持ってきてなかったんですよね。

山は天候が変わりやすいのは周知のとおりですが、となれば当然、気温の変化も体感温度含めて大きいはず。ここを見落としてましたね。夏キャンプは暑い(低い山だから夜もきっと暑い)という先入観を捨てるべきでした。

今回は360度フルメッシュにしていたテントのウォールを閉じることで対処できましたが、もう少し寒かったら僕もトム(妻)も朝まで眠れなかったかも知れません(娘は汗かき気味で爆睡してました)。

オマケ2:R町のPCS開発の見本に

この山奥キャンプ場、実にこじんまりしていて、おそらく面積的にはトムの祖父母が所有するR町の畑・果樹園と同じくらい。

R町のその土地は、キャンプハウスを建てる最初の候補地となりましたがその計画は頓挫。現在はそこにプライベートキャンプサイト(PCS)の開発を画策中なのですが、そのちょうどいいお手本、見本になりそうだなと考えながら利用させてもらっていました。

山もあり川もありの豊かな自然環境と、複数のログハウス、広い炊事棟や清潔なトイレなどの充実した設備はさすがに望めませんが、また時々利用させてもらいつつ、マネできるところは取り入れられるよう学ばせてもらおうと思ってます。

*1 キャンプ場の管理者が積極的に情報発信しておらず、また管理者の人数や年齢などを理由に、今後も積極的に外部から人を受け入れて商業的に展開していく気持ちがないとのことでしたので、キャンプ場の名称その他情報は伏せておきます。
*2 ファミグルキャンの時はポットラックスタイルが多く、現場での調理はほとんどしないことが多いです。
*3 主人公のなほちゃんは、みんなが見た流れ星を一人見られず悲しい思いをしますが、夜トイレに起きてテントの外に出た時、大きな流れ星を見ることになります。

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Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. ひで より:

    コメント失礼します。

    2019年7月29日のブログでドイツのサイトにて、ヒルバーグのテントを海外サイトにて購入したという記事を見させていただきました。

    私もヒルバーグのテントが欲しいと思って海外サイトでの購入を考えていますが、怖くて手が出せていない状況です。

    そこで、ブロガーさんにお聞きしたいことがありまして、購入したサイトは信用性はありますでしょうか。

    • aw より:

      ひでさん、コメントありがとうございます😊

      ヒルバーグのテントを海外通販サイトから個人輸入した記事、こちらですね。
      https://www.camp-house.com/blog/hilleberg-nammatj-3-gt/

      こちらのOutdoorFairというドイツの通販サイトですが、安全性を担保できる情報があるかと問われると客観的なものは特になく(汗)、自分が購入した時はなんの問題もなかったとしかお伝えできないですね。安心材料を提供できず、ごめんなさい。

      ただ、僕と同じように利用されている方はかなり多いようです。「OutdoorFair 個人輸入」などで検索するとたくさんの利用者がいることが分かりますし、ブログを書いてる人はごく一部でしょうから、実際にはもっと多くの方が利用されてるのではないでしょうか?

      確かに高い買い物ですので心配になるお気持ちは分かります。僕は、知り合いというわけではないのですが、僕のブログにコメントを寄せてくださった方が何度も利用していると書かれていたので、ほう、じゃあ僕も使ってみようかなとそこを根拠に比較的軽いノリで利用してみた感じではあるのですが……

      参考になりましたら幸いです。

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