ジムニー(JA11)で車中泊、をしてみた
「ジムニー(JA11)で車中泊」の三部作、いよいよ完結編です(いつから三部作になったのか)。
アラフィフ・キャンプで試してみた
初のジムニー(JA11)車中泊によるキャンプは、気の置けない友人たち4名(アラフィフ3名+アラフォー1名)とのグルソロキャン。場所は2019年11月ぶりの柳茶屋キャンプ場です。
当初、僕が柳茶屋キャンプ場が嫌いだということもあり(嫌いな理由はこちらの記事をご覧ください)グリーンフィールドを予定地としていましたが、この週末は風速10m/sを超える強い風が吹くとの予報。風を遮るもののない湖畔のグリーンフィールドでの開催を諦め、仕方なく柳茶屋キャンプ場に場所を変更しました。
がしかし、タイミングが良かったのか利用者は5〜6組程度とかなり空いており、みなマナーの良い方たちばかり。実に気持ちのよい時間を過ごすことができました。
ジムニー(JA11)での車中泊
さて、肝心のジムニー(JA11)での車中泊ですが、正直、かなり良かったです。
簡単に説明していきます。
寝床となるコンパネには、ラグを覆うように敷いています。しっかりペーパーを掛けてはいたものの、ささくれによってシュラフがダメージを負ってしまっては大変だからです。ラグの上にクローズドセルのマット。シュラフは比較的強い生地が表面に使われている「モンベル バロウバッグ#0」をチョイスしました。この夜の気温はおそらく3〜4度程度だったと思われますが、この装備で問題なく快適に眠ることができました。
後部側に上半身を置いて寝る理由は、固定がしっかりしていることに加えて、助手席の窓から僕の寝顔を晒して隣に車を停めた人を驚かせたくないというのもあります。
寝床となるコンパネは、170センチ×60センチと一般的なコットを小さくしたようなサイズ。これがジムニー(JA11)に収まる最大サイズなんですが、とはいえ身長168センチの僕でもギリギリ。頭はバックドア、足はグローブボックスにちょいちょい当たる。ものの、眠りを妨げるほど気になるわけではありませんでした。
ただ、金属部剥き出しのボディに触れてしまう左肩や左臀部は冷たさを感じることがありましたので、寝床の左側に板を取り付けて、直接ボディに体が触れないようにするなどの対策が必要かも知れません。
なお、ジムニー(JA11)のラゲージ部には照明がありません。僕のジムニーは車内灯も壊れていて点かないので、天井にマグネットで取り付けることができるLED照明をつかっています。
狭い車内で液体燃料を使うランタンは使いづらいですし、LEDランタンも置き場がなくて困るケースもあるので、やはり天井ベタ付けのものが便利ですね。
任意の場所だけスポットで照らしたり、常夜灯として灯す場合は、ランタン化したOLIGHT S1R BATTON IIを使いました。
車中泊の利点と欠点
今回の経験をもとに、車中泊の利点と欠点を感じたままに書いてみます。
最大の利点は、テントが必要がないこと。荷物も減りますし、設営と撤収の手間も必要ありません。雨や雪が降ったりすると撤収とその後の乾燥や清掃などが特に大変だったりするわけですが、これがないのも大きいです。キャンプ慣れしてくるとテントで寝るという行為の新鮮味が落ちてきますが、車で眠るという行為が新鮮なのでキャンプにおける非日常感を復活させてくれます。
また、シュラフのチョイスを間違えたり想定より気温が低いなどで寒くて眠れないといった場合でも、エンジンをかけてエアコンをつければ寒さを凌げます。
そして、今回は市街地寄りのキャンプ場だったので該当するケースではありませんが、野生動物が生息する山中でのキャンプの場合は、テントで眠るよりも車中の方が安全性と安心感が高くなると思います。
欠点は、欠点、欠点…… ん〜、少し考えてみましたが、欠点らしい欠点はないですねぇ。今後何度か車中泊をしていくなかで、もしも欠点と思える要素があれば、その時にこちらの記事に追記していきたいと思います。
テンマク サーカスTCは良い幕です
今回、宴会用にテンマクデザインのサーカスTCを使いました。
2020年までは我が家のファミキャン用テントとして活躍してくれていたサーカスTC、昨年はその座をogawa アポロンに奪われてしまったので出番ゼロ。
というわけで久しぶりのサーカスTCだったんですが、あらためて、これイイ幕だな〜と思いましたね。
(アポロンと比べて)コンパクトで軽いので持ち運びしやすい、設営も簡単なのでタープ感覚で使える(うえに風に強いし、閉じれば防寒性もある)、4人くらいで使うのにちょうどよい大きさ、そしてこれが発売当時、税込3万円弱という驚愕の価格…… 久しぶりに使いましたが本当にイイ幕ですね。
惜しくも今年(2022年)の1月で販売終了となったサーカスTC。今年はもっと使ってやりたいスねぇ。
柳茶屋キャンプ場は新たなステージへ
さて、最近配布された鳥取市報に、2022年9月から柳茶屋キャンプ場の利用が一時的に停止になるという情報がありました。
以前から噂があり、つい先月に公募が開始された「柳茶屋キャンプ場のグランピング計画」は、いよいよ今年9月から事業者による改修工事等がはじまるようです。
このブログでも、柳茶屋キャンプ場のグランピング化については幾つか記事を書いたりと、少なからず関心を持ってきた事案。どのようなプランが採用され、実際どのような場所になっていくのか、しっかりと見守りたいと思っています。