キャリーカートを検討してみた

先日の父娘キャンプ、駐車場からキャンプ場まで5分前後歩かなければいけないということで、荷物の運搬に80Lのバックパック、そして僕が30年近く前から愛用しているキャリーカートを使いました。

今使っているキャリーカート

東京で美術アトリエに通っている時はこれでB全サイズなどの大きなパネルを運んでましたし、スキューバダイビングを目的とするなど荷物が多くなる旅行には国内外問わず、これで荷物を引いてきました。

ボロですが、とても思い入れのあるキャリーカートです。

この度のキャンプは僕と娘の2人分の道具だったこと、食材や石油ストーブなど嵩張るものを同行した家族が運んでくれたこともあって荷物が少なく、一度に運ぶことができましたが、同時に、ファミリーキャンプの道具運びおいてはこのキャリーカートの限界を感じたのが正直なところ。

我が家のファミリーキャンプはアポロンという超重量級のテントを使うので、車横付けできないキャンプ場を利用する際は必須のアイテムです(2年前のファミキャンでは、キャンプ場が用意していた大八車を使いましたが、これが無ければ非常に厳しかったです)。

アポロン、コールマンのスリーピングマット、ヒルバーグ ナマッジ3GT
左がogawaアポロン。中央のコールマンのスリーピングマットは2つ使います

というわけで、キャリーカートの更新を検討しておくべきタイミングなのかな〜と。




キャンプ用のワゴンといえば

キャンプで使うカートと言えば、このようなタイプの製品を使う方が多いと思います。

Coleman アウトドアワゴン

非常にたくさんの製品があり、パッと見では同じようなデザインに思えますが、よく見るとそれぞれ使い勝手が工夫されています。

後部が開放されて長尺の道具を載せられたり(コイツはタイヤもかなりワイドですね)、

GICOOL キャリーワゴン

専用の天板がセットになっていてテーブルとして使えたり、

DEERFAMY キャリーワゴン キャリーカート アウトドアワゴン

雨天時も濡らさず道具が運べるように屋根付きのものまで。

TMZ アウトドア用キャリーカート

いやはや、メーカーのみなさん、本当によく考えますよね。

ただ、個人的には見た目&汎用性の問題から、このタイプのキャリーカート(ワゴン)はNGなのです。

キャンプでもふだんの生活でも使いやすいタイプ — いま持っているキャリーカートのような外観でありながら、積載能力が高い — 単に重いものが載せられるだけでなく、比較的大きな荷物を載せられるのがベスト。

という視点で探していたところ、次のような製品を見つけました。

bayou キャリーカート

baoyou キャリーカート

サイズ 荷台の広さ / 49cm×35cm、タイヤ直径 / 17cm
使用時 / 幅49×奥行53×高さ110cm
収納時 / 幅49×奥行6×高さ84cm
重量 約6kg
材質 アルミニウム
耐荷重 150kg

まず見た目がスッキリとシンプルで、街なかで引いていても何ら違和感のないデザインです。耐荷重も最大150kgと十分(過ぎ)。車輪径が17cmと大きいので、多少ラフな地面でも問題なく引けそうです。

肝心の荷台ですが、幅49cm、奥行き35cmとまあまあの大きさで、現在所有しているカートの荷台が30×35cmなので約60%も広くなります。十分な大きさのようにも思えますが、いかんせんアポロンは巨大です。

キャンプで使うことを考えた場合、アポロンを載せて引けるというのは絶対条件。机上ですが、シミュレーションしてみました。

アポロンのスタッフバッグは幅85cm、奥行き50cm、高さ35cm。これをbayouのキャリーカートに載せてみた図がこちら。

bayou キャリカートにogawaアポロンを載せてみた

bayou キャリカートにogawaアポロンを載せてみた

かなりはみ出してますが、何とか載ってる感じはあります。

荷台からはみ出した部分が若干、下に垂れるように落ち込むと考えられます。実際にどれぐらい垂れ下がるのかは、同じような荷台を合板かなにかでこしらえて載せてみるしかないですね。

ただ、載せた荷物は荷台だけに乗っかるのではなく、引いて運ぶ時は進行方向に倒すので、荷台とフレーム双方に乗っかるかたちになります。

bayou キャリカートにogawaアポロンを載せてみた

矢印部分のフレームの幅が広くなっているので(最初の図を参照)、倒して引いてもけっこう安定してくれそうな気がします。

ファミキャン時に運びたい大物として、アポロンに加えて極厚スリーピングマット(ダブルサイズ)×2があります。これ自体は軽量ではありますが、できればこれも同時に運んでしまいたいところ。

キャリーカートをさらに倒してこんなふうに載せる感じでしょうか(笑)。

bayou キャリカートにogawaアポロンを載せてみた

固定のロープを使ったとしても危うい感じがしますね。

花岡車輌 フラットカート2×4

bayouのキャリーカートも非常に良さげではありますが、もっと安定した状態で運べるカートがないものかと調べていたら、2輪でも4輪でも両方使えるカートを発見。

花岡車輌 フラットカート2x4 F-CART 2X4BK

花岡車輌 フラットカート2x4 F-CART 2X4BK

サイズ ○テーブル:2輪時 / W250×D385mm、4輪時 / W630×D385×H200mm、折りたたみ時 / W640×385×130mm
○ハンドル高さ: 2輪時 / 1100・1220・1340mm、4輪時 / 670・790・910mm(3段階で調節可能)
○車輪径:自在車輪 / 86.5mm、固定車輪 / 127mm
重量 7.4kg
耐荷重 2輪時 / 70kg、4輪時 / 120kg

見た目はbayouほどスマートではありませんが、逆に無骨さがこの製品の魅力なんでしょう。

さっそく、このフラットカート2×4の荷台にどのようにアポロンを載せることができるのか、チェックしてみます。

荷台は幅38.5cm、奥行きが63cmというサイズ。横に載せるとさすがにアンバランスで、イラストのように両脇にだら〜んと垂れ下がりそう。荷台の地面からの高さは20cmあるようですが、下手すると地面に擦れるぐらい垂れ下がるかも知れません。

花岡車輌 フラットカート2x4にアポロンを載せてみる

やはり縦向き、長い側同士を合わせて載せてやる方がバランスが良さそうです。

花岡車輌 フラットカート2x4にアポロンを載せてみる

いい感じの製品です。うん、いい感じ、なのですが……もうひと回り荷台が大きければ即決なんですがねぇ。

次のファミキャンは未定、少なくとも今月は無さそうなので、さらに情報収集しつつもう少し悩んでみたいと思います。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. かんの より:

    更新いつも楽しみにしています。
    以前の、ダイビングのパニックから回復して飛行機に乗れるようになった話、とても興味深く読みました。シチュエーションは違えど、似たような心理状態に陥ったことがあって、その回復の過程もとても似ていたので・・・
    ああ、自分のたどった道は間違いじゃなかったな、と思い返しました。

    4輪のカートは舗装面だと便利ですが、そうじゃないところは引きにくいですよね。あと、ものによって&引っ張る方の身長によっては引手が低すぎて(短すぎて)使いにくいことがあります。我が家もコールマンの一回り小さいのを使用していますが、167cmの私でも低く感じてしまい、タオルとか手拭いをひっかけて持ち手を伸ばしています。

    2輪タイプのカートですが、垂れ下がり防止に荷台の上に良き大きさにカットしたコンパネなどを載せたらどうでしょう?キャンプ中は何かの上に載せて、テーブルの天板にもできそうだし。

    荷台から落ちないように、裏に角材をつけるなど固定する方法を別途考える必要がありますが・・・。

    • aw より:

      かんのさん、はじめまして。いつもお読みくださっているとのこと、ありがとうございます🙂 パニックの話、かんのさんも同じような問題を抱えておられたのですね。今は改善されているようで良かったです。僕は今年は飛行機に乗る機会も増えそうなので、昨年克服できて本当に良かったと感じています。もちろん、同じ状況になる可能性はゼロではないと思うので、用心しないととは思っていますが……。

      さて、カートの件、体験も交えてお話くださり、ありがとうございます。とても参考になります✨

      コンパネ案、いいですね! テーブルの天板にもできそうだし、というコメントから、それならキャンプで使っているテーブルにその役目を担って貰えるかも?と思いました。我が家のキャンプ用テーブルは、幅の短い木を寄せた天板で隙間があるので、そこにガイラインなどを結えてカートのフレームと接続すれば固定もできそうな気がします。サイズ等含めてあらためて検討してみたいです!
      非常に参考になるアイディア、ありがとうございます。

      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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