R町の土地をプライベートキャンプ場にするという妄想(流し場編)
T町にキャンプハウスを建てるという単なる「妄想」が少しずつ「計画」に近づいていますが、キャンプハウスの初代候補地だったトム(妻)の祖父母の土地(長いので今後は「R町の土地」と言うことにします)についての妄想を、新たに膨らませています。
現在は祖父母の畑や果樹園があり、そこで農作業することが彼らの生き甲斐になっていますし、集落から外れていることや上下水道がないこと、学校や病院などが近くにないことなどなど、たくさんの理由で、そこに住居を構えることを親族に賛同してもらえなかったR町の土地。
しかし、では、そこに暮らすのではなく、例えば週末遊びに行く別荘として、いや、僕たちのプライベートキャンプ場にするのは問題ないのではなかろうかと。
プライベートキャンプ場化計画
R町の祖父母の土地の鳥瞰イラストです。
幅20メートル、奥行き80メートル(1600平米、約480坪)、南北に細長い土地です(イラスト内の黄色の破線)。
(普通の住宅くらいの大きさの)作業小屋や畑、果樹園は、トムの祖父母が丁寧に管理していてとても綺麗です。美しい、と言ってもいいくらい。
現在は水道もトイレもありませんが、テントを張り、調理の必要のない食事にすれば、今でもキャンプをすることは可能です。春や秋などの良い季節なら、とても気持ちよく過ごせると思います。
が、やはり最低限の設備、特に清潔なトイレがなければ、主に女性が気持ちよく、楽しく過ごせる場所にはなりません。どうせなら、ストレスなくキャンプを楽しめる場所にしたい。
それには、たいていのキャンプ場にある基本的な設備が必要です。それらをまず備えてから、徐々に、みんなが集まってキャンプできる、ワクワクするような楽しい場所に育てていけたら最高です。
で、考えて見たところ、最低限必要な設備は以下の4つくらいではなかろうかと。
流し場 | 収穫したての野菜や果実を洗ったり、使用した食器を流したりするのに使用。 |
---|---|
トイレ | 工事現場にあるような仮設トイレはNG。ウォシュレットを絶賛希望。 |
ウッドデッキ | 雨が降ったりなど、足元が悪い時でも快適に過ごせるように。また床暖房にして冬のテント設営場としても使えるように。 |
小屋 | キャンプ道具や薪を保管。また、そこで寝られるように。 |
下の2つは「最低限」とは言えない気もしますが、せっかくの妄想なので(笑)リストに加えてみました。
では、具体的に一つひとつ、どんなカタチで具現化できるかを考えてみたいと思います。
今日は「流し場」について。
流し場
R町の土地には水道が上下とも通っていないので、1)水道を通す、2)井戸を掘ってポンプで汲み上げる+合併浄化槽を設置、3)簡易ポンプでポリタンクなどから水を出す、といった方法をとる必要があります。
水道と井戸は、いずれも200万円前後となかなかのお金が必要となります(詳細は「建築家との打ち合わせ(2)」をお読みください)。
では、一番お金がかからなそうな、「簡易ポンプでポリタンクなどから水を出す」だとどうでしょうか?
まずシンクですが、蛇口のないシンクだけのシンプルなものを設置します。こんな感じですかね。
その横に低めの台を並べ、このポンプを取り付けたポリタンクを置けば簡易流し台の完成! ポリンタクにお湯を入れれば温水シャワーにもなり、なかなか便利そうです。
さて、もう一つ気をつけたいのは、R町には下水道も通っていないということ。つまり、流したものは近くの用水路に流れ出るか、地面に染み込むか、いずれにせよ流すもので簡単に環境を汚染してしまえる状態なのです。
ひどい汚れや油汚れはペーパーでしっかり拭き取ってから洗い、洗剤は自然に分解されるこんな製品を使う。これらを徹底したいですね。
これらの製品を使ったプラン、見た目にワクワク感は皆無、オシャレ度は相当低いですが……(涙)これであれば1万5000円ほどで流し場の設置が可能になります。
また、このプランのメリットは安いというだけでなく、敷地内であればどこでも自由に設置できるということ。移動も簡単にできそうです。
続いては、「トイレ」について考えてみたいと思います。確実に大変なことになりそうな気がしますが……。