和室の押入れを子どもの遊び場に(前編)
先日、とある記事に入ったコメントで教えてもらったDIY系のブログがありまして。
借家や新築の自宅をDIYで素敵にリフォームされているご夫婦のブログなのですが、その日に一気に100ページくらいは読みました。もう凄すぎて、素晴らしすぎて、どんどん読み進めてしまって。
それを読んで、なんだか反省してしまったんですよね。
と言うのも、我が家T町ハウスもなんだかんだと手を入れているわけですが、どこか場当たり的と言いますか、「ま、こんなもんでしょう」みたいな態度で臨んでいた気がするんですよね。
いや、気がするんじゃなくて、そうしてました。
その背景には、やはり、「この家にずっと住むわけじゃないから」という気持ちがあったと思います。
でもそれだと、場当たり的に手を加えていった箇所が家の中にどんどん増えてしまい、それはきっと居心地の悪さを産んでしまうのではないか。仮に、数年で引っ越すことになったとしても、その時間を最高の状態で過ごせるようにするには、場当たり的ではなく、しっかり考えて、必要な時間とコストをかけて、そして「これは難しそうだなぁ」と思っても逃げずに挑戦して(場合によってはプロに頼んで)、それを楽しむことが必要だなと。そう思ったんですよね。
今年のT町ハウスの改修計画の進捗度は50%ほど。残っている部分をやるにあたって、先のブログのご夫婦のように思いっきり楽しまないとなぁと、本当に心の底から思った次第です。
和室の押入れを子どもの遊び場に
そんなわけで、「T町ハウスの改修計画」に含まれている「居間の押入れを子どもの遊び場にする」を、気を引き締めつつ(笑)進めました。
居間(和室)の押入れは、ベニヤ板1枚とトタンのような薄い壁を隔てて外部と面しているので、外気温の影響をモロに受けてしまいます。これまでは襖を締め切っておくことで押入れの中の冷たい空気が居間に流れ込まないようにしていましたが、遊び場にするので襖は取り外してしまう予定です。
そのため、押入れの断熱化は必須(T町ハウス全体で必須なんですけどね)。
この押入れ、襖を外すとこんな状態です。
なんと言いますか、、、散らかってますね、部屋(笑)
押入れの高さは約120センチ。床は大人が乗るとギシギシと鳴って今にも抜け落ちそうな感じ。
押入れの下は車庫と庭を繋ぐ通路になっています。車庫にはシャッターがあるし、通路もドアがあるので外気を遮断できるわけですが、それでも冬になると外とほぼ同じ気温になって、それがこの押入れの薄い壁を通してじわ〜っと居間の室温を下げてしまうのです。
この壁、そして床に断熱材を入れて、合板で覆うところまでを「居間の押入れを子どもの遊び場にする」計画の「前編」にしました。
断熱材を入れる
パッと見だと分かりませんがこの押入れ、全体的にわずかに歪み、柱と柱の間隔も微妙に違っているので、同じサイズのパーツを切り出して組み上げていけばOK、というわけにはいきません。
採寸したメモをもとにトムが断熱材を切り出して、僕が壁や床にはめ込んでいきます。今回は厚さ30ミリのスタイロフォームを使用しました。
なんの仕切りもない床にも、30ミリの角材で枠をつくって断熱材をはめ込みます。角材は、断熱材の上に置く床板(合板)を受ける役目も担います。
床には30ミリの断熱材、その上に11ミリの合板を敷くので、41ミリの底上げになります。
ラワン合板で覆う
断熱材をはめ込んだので、あとは合板で覆って今回の計画はひとまず完了。
近所のホームセンターでラワン合板を購入して持ち帰り、採寸したとおりに丸ノコでカットしていきます。
T町ハウスにあった、古い型の丸ノコが大活躍
カットした合板を、柱にビス留めして、ひとまず「前編」が終了!
ラワン合板が白っぽい合板なので、これだけで部屋が明るくなった感じがします。
床にはコルク材のパネルを敷きつめる予定ですが、壁に色を塗るかどうかは現在トムと議論中。居間の壁が白い漆喰なので、ここも白く塗ったほうが、部屋と自然に繋がる感じがしていいのでは、と思ってはおりますが。
さて、いちおうの完成を見た「居間の押入れを子どもの遊び場にする(前編)」。ここまでやっちゃったのなら、子どもが上がって遊べるところまではしようじゃないか、という話になり。実際、子どもも上がって遊びたがっていますし。
というわけで、中編に続きます。
参考情報
使用した材料 | 数量 | 金額 |
---|---|---|
断熱材(スタイロフォーム 30ミリ) | 10枚 | 7086円 |
ラワン合板 | 8枚 | 8726円 |
スギ角材(16本セット) | 1 | 2030円 |
ベニヤ板(5.5ミリ厚)* | 2 | 644円 |
* ベニヤ板は、襖のレール部と押入れの床面の高さを合わせるためのスペーサーとして使用しました。
ブログ読んでいただいて嬉しい限りです。ご紹介した甲斐がありました。自分も一気に読破してしまったクチです(笑)
DIYは自分でやることに意義がありそれによって自分の住環境をより深く知れますし試行錯誤でスキルアップしていくと思います。
自分も場当たり的なものも多いです(汗)でも自分でやったものだからこそ手直しもしやすいですしね。各々自分のペースでいいんだと思います。
後編楽しみにしております。
Gattiさん、コメントありがとうございます 🙂
> それによって自分の住環境をより深く知れますし試行錯誤でスキルアップしていく
本当におっしゃるとおりですね。DIYしようと思わなければ、そこがタテヨコ何センチなのか測ることもないわけですし! わずかずつではありますが、上手になっていく自分にも喜びを感じてます。と同時に、世の中に存在しているモノや、それをつくった人、会社などに対して「すごいなぁ」と尊敬の念を感じずにはいられなくなりました。
後編、あまり期待せず(笑)お待ちください!