キャンプの料理道具について考えてみた
年が明けてからすぐに書き始めた記事の一つに、「キャンプの料理環境」がありました。
キャンプ仲間が自作した、料理道具を収めるボックスの出来がとても良く、「あんな風にスマートにできたらいいナー」とウットリと眺めていたのですが、反面、自分の料理環境にストレスを感じることが多く、その改善策を探るためのものでした。
ひと月ほどの間、考えながら書き考えながら書きを繰り返していましたが、結論がボンヤリとした記事になってしまったのでお蔵入りに(涙)。
書いてる中で一つ分かったことは、まず持つべき道具を決めること。それが決まれば、何にどう収め、料理中にどうレイアウトするかが自ずと決まってくるのではなかろうかと。入れるものを吟味、選定したからこそ、友人のボックスも良いものに仕上がったはずです。
何をつくる(食べる)か
料理道具を持って行くことが目的ではないので、何をつくって食べるかを決めることが道具決めの第一歩。ここで欲を出してアレもコレもと、いろいろな料理を考えるのはNG、料理の方向性を絞ります。
僕は、焼いたものが好きです。例えば、焼肉とか焼き鳥とか焼き魚とか。調理時間も比較的短くて済むし、つまり工程がシンプルです。キャンプ向き。
スキレットで焼いた鳥取和牛のミスジ。ああ、また食べたい…
そこで、キャンプでの食事は、
- 夜:メインは焼き物を一品。それに山のグルメで紹介されているようなオツマミや、市販の乾きものを1〜2品
- 朝:ホットサンドにコーヒー
を基本的な構成にして、これに必要な道具をラインアップしてみようと思います。
晩ごはん(焼き物+α)の道具
晩ごはん。何はともあれ、まずビールを一杯。飲みながら準備するのが、楽しいんですよね〜。
ストーブ(バーナー)
PRIMUS P-154S
肉でも魚でも、焼く時に忘れてはいけないのがストーブ。PRIMUS P-154Sは入手したのが去年の12月ゆえ何度かしか使っていませんが、今のところ好調。スキレット9インチを乗せても問題なし(?)の安定性です。
Amazonでチェック
スキレット
LODGEスキレット 6 1/2inch
キャンプでも自宅でも、これで焼けば美味くなるこの魔法の道具を使う僕ですが、キャンプでのひとりごはん用に最近6.5インチを購入。良い例かどうか分かりませんが、鶏のムネ肉200〜300g焼くのにちょうどいいサイズです。
Amazonでチェック
トング + 箸
To Be Determined
スキレットでの調理にトングは必須アイテム。今はホムセンで200円くらいで購入した短めのものを使っているんですが、どうも愛着が湧かないんですよね。ということで、まだ決まっていない箸と共に、愛情注げるトングも探してみたいと思います。
スプーン
木のスプーン
スプーンとしての用途だけでなく、炒める時のヘラとしても使います。なのでスキレットにうっかり置いたままにしても熱くならない木製。今は無印良品で買ったものを使用しています。もうだいぶん古くなったので、買い換えるか、自分で削り出したいですね。
お皿
belmont シエラカップ
料理はスキレットから直接とって食べるのが基本ですが、補助的に使う(柿ピー入れたりとか)のがシエラカップ、と言ってもシエラクラブのものではなく、belmontという新潟県のメーカーのものを使用中。
Amazonでチェック
ナイフ
ロベルト・ヘアダーのナイフ
食材のカットは基本的には自宅で済ませるのですが、とはいえ何かと必要になるナイフ。アウトドア!なナイフはちょっと苦手で、ロベルト・ヘアダーというドイツはゾーリンゲンの刃物メーカーの華奢なナイフを愛用しています。
Amazonでチェック
カットボード
GSI UL カッティングボード
木製のカッティングボードは重いし嵩張るので、B5サイズ・75gのこちらに変更。材質はBPA(ビスフェノールA)フリー。場合によっては熱い食材を乗せたりする可能性があるので、ここはチェックしておきたい点です。
Amazonでチェック
あとはこれに定番の調味料、消耗品的をプラス。
- サラダ油、塩、胡椒を入れる小型のディスペンサー
- キッチンペーパー(ロールじゃないタイプ)
- アルミホイル(25cm)
- サランラップ(22cm)
朝ごはん(ホットサンド+コーヒー)の道具
何の予定もない1日、天気も最高で、撤収も昼前くらいからのんびり始めればOK。ゆっくりできるキャンプの朝、最高ですよね。まずコーヒーを一杯入れて、朝ごはんの準備始めて、二杯目のコーヒーを入れて、、、
カップ
snow peak チタンマグ450
これまで220mlの小さなマグを使っていましたが、焼酎を飲んだりしていると頻繁にお代わりしないといけないので450mlにスケールアップ(笑)。これを直接火にかけることもあるので、買ってすぐに今のような煤けた姿に…。
Amazonでチェック
ミル
ポーレックス・コーヒーミル
予め豆を入れていくことで荷物が一つ減ります。3杯分くらいが入る感じ。朝、テントの前でお湯を沸かしながらコイツをぐりぐり回していると、なぜかキャンプの朝だな〜と実感します。自宅でも毎日使ってるんですけどね。
Amazonでチェック
バネット
UNIFLAME コーヒーバネット
ふつうに売っている紙フィルターだと形状が合いづらいのが玉に瑕。HARIO V60のような円錐形のフィルターならバッチリですが、高いので手で折ってかたちを合わせています(笑)。
Amazonでチェック
ケトル
snow peak チタントレック900
前回の記事で検討したものの、まだ決められず。ケトルじゃありませんが、実際、性能面ではほぼ文句なしだし、愛着もあるので、当面これで行くかもしれません。
Amazonでチェック
ホットサンドメーカー
トースター・ニューバウルー
例えば、ハムとチーズとマヨネーズを挟んで焼くだけで、食パンを極上の朝ごはんにしてくれる魔法の道具。餡とバター、バナナとチョコなどを挟めばオヤツにも。
Amazonでチェック
だいたいこんな感じかと。ホットサンドの具材はあらかじめ自宅で作ってラップに包み、キャンプの朝にホットサンドメーカーで焼くだけにしておけば、調味料は不要。ゴミも最小限に抑えられます。
これで料理道具のラインアップはほぼ決まりました。
もちろんこれ以外にも、食器を洗うスポンジだとかゴミ袋だとか、こまごましたモノもありますが、次のステップはこれらを収める収納探しですね。ボックスなのか、バッグなのか、また近いうちに検討してみたいと思います。
こうして自分の道具たちを見ると、ブログで晒すほどイケてるモノを使ってるわけではないな〜(汗)と思うわけですが、やはり自分のモノ選びとしては「長く使えるもの」「味が出るもの」なんだなと改めて気付きます。(やや信ぴょう性に欠けますが)次々と新しいモノを買うのではなく、一つ買ったらとことん使い倒すタイプなので。
将来、娘が大きくなった時に「このボロボロのやつ何?」「これはお父さんが20年くらい前から大切に使っている料理道具なんだよ」みたいな会話ができるといいなー、と妄想しております。
私はEPIガスのストーブを高校生の時から30年近く使ってます。ノートラブルでそれなりに満足しているのですが、先日友人がガスストーブを買ったので公園で一緒に使ってみると、耐風性の高さに驚きました。
また、去年は初めてインジェクションのバイクを手に入れ、あまりの始動性の良さと燃費で、もう後戻り出来ません(^^)
趣味の道具も日進月歩で、やはり新しいものは良いですね(^^)
イッシーさん、コメントありがとうございます。
30年間現役とはすごい、タフですね。友人の方が使われている耐風性のあるガスストーブ、気になります。
僕は今はこの記事にもある「PRIMUS P-154S(スパイダー)」を使っていますが、15年前くらいに買ったsnowpeakの「GS-100(地)」もサブとしていつも携行してます。これもタフで、壊れないんですよね〜。
インジェクションのバイク、始動がいいって聞きますね。僕も若いころは単車に乗ってました。SR400というヤマハの単気筒です。スタータのないキック始動のみだったので、冬場は大変でしたね(笑)。よく推しがけしたり、プラグを抜いてシリンダーにCRE5-56をスプレーしたりしてました(汗)。そういう煩わしさ、手のかかるところも魅力のひとつだったわけですが、一方で、便利さを知ると、離れられなくなりますよねぇ。。