建築家に送ったEメール
T町の土地にキャンプハウスを建てる計画(妄想)をさらに一歩進めるために、ステークホルダーとなる家族、親族と具体的に話し合う際のたたき台となる基本案を、建築家で友人のPLUS CASAの小林夫妻に依頼することにしました。
そのEメール、一部を修正したものですが、共有します。
PLUS CASA 小林様、
本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
先日ご相談しました「親族が集って暮らす」というコンセプトのキャンプハウス計画ですが、大きな方向性としてはトム、両親(aw家)ともに賛同を得ることができました。
トム家については、現役で仕事していることや、職場と自宅が近いことなどから、この計画に賛同くださってもすぐの入居にはならないだろうと判断し、この件がもう少し具体的になるまで話をしないでおこうということになりました(10年後の住居について、今、答えを出してくれ、というのも無茶な気がしますし)。
aw家内や両親とは、大きな方向性としては賛同を得ていますが、瓦町の土地に集って暮らすということを皆が具体的にイメージできていないので、もう少しイメージを共有し、話し合いを前に進めていくために、大変お手数なのですが、小林さんたちに
- 図面(平面図、立面図など)
- パース画(可能でしたら)
- だいたいの予算(100万円単位)
の作成をお願いできればと考えています。
以下、簡単に説明します。
1. 図面については、間取りに加えて、各戸へのアプローチ、各戸の位置関係(プライバシーがどのように確保されるかの確認)や規模などを掴むために使用します。
2. 図面をより具体的にイメージできるように、可能であれば作成お願いします。パース画でなくても、左記の助けとなるものがあればお願いします。
3. どの程度の予算の計画になるのかを把握するために使用します。後述する各戸の間取りは最低限のものとして挙げていますが、それに必要な予算が5000万円か1億円なのかで、計画を進めるか否か、大きく変わりますので、事前にそれをつかんでおきたく。
現時点で考えている細かい条件としては、
- 両隣りのビルが倒壊しても身を守ることができる安全性
- 居住予定者:aw家(夫婦+子ども=今後増える可能性あり)、夫婦1、夫婦2、独身1 計4戸
- 各居住者がプライバシーを確保しつつ、容易にアプローチできる
- できるかぎりに高齢者が暮らしやすい設備(エレベーター等も含む)、デザインを取り入れる
- 最大限の日当たり、採光を確保
- ひとまずの各戸の間取りは以下のとおり。それぞれの面積は居住者数を考慮ください
- aw家:キッチン、リビング、風呂、トイレ、寝室、書斎(aw仕事部屋)、土間的な空間、屋上のウッドデッキ(花見やBBQをしたりなど、コモンスペースとして活用)
- 夫婦1(両親):キッチン、リビング、風呂、トイレ、寝室(小さなものが2つ)、洗面室、大きめのベランダ(簡易な家庭菜園ができる程度。屋上でも可)
- 夫婦2:キッチン、リビング、風呂、トイレ、寝室、洗面室、ベランダ(洗濯物を干すなどの用途)
- 独身1:キッチン、リビング(兼寝室)、風呂、トイレ、洗面室、ベランダ
- 駐車場は最低でも7台の普通車が駐車可能
- 1階部分に各戸専用の倉庫を集合して設置
- 屋上にウッドデッキを設置(全面でなく、道路側の一部でも可)、プランターを設置できる簡単な家庭菜園スペース
*キャンプハウスならではの特徴や設備については、今後考えていきたいと思います
先日話をした際は「前面(道路側)にaw家1の居住部があり、2階部のテラスを介して後部にその他の居住部がある」といった感じのイメージをお伝えしましたが、どうしてもこれがいい!というわけではありません。
4戸のうち、「夫婦2」と「独身1」については居住者が現在の想定から変わる可能性がありますので、ここはその他の親族、信頼できる友人、知人を限定として賃貸で貸すことも検討したいです。
以上の条件以外にも、計画案作成に際して必要な情報があればお問い合わせください。必要があればオフィスにお邪魔して打ち合わせすることも可能ですのでおっしゃってください。
また、もしも上記の「aw家」の建物だけを建てた場合、安全性などが確保されるようであれば、単独での建設の可能性も考えてみたいと思っています。上記の4世帯案が優先ではありますが、こちらについても少しご検討いただけると幸いです。
以上、宜しくお願いいたします。
送信する前に内容をトムにチェックしてもらったのですが、「やはり、こうして実際の文章にして読んでみると、ちょっと夢見がち過ぎるように感じるね」との意見をもらいました。
確かにそうかも知れません(笑)。
が、これは、まずは頭の中に浮かんだアイディアを具体的なアイディアに落とし込んで、ああしようこうしよう、ああでもないこうでもない、と、妄想から現実に一歩踏み出すためのキッカケに過ぎません。
本当にT町にキャンプハウスが建つことになったら、今僕の頭の中に経っているものと随分と違うものになっているかも知れません。
とにもかくにも、PLUS CASAさんからの提案を楽しみに待ちたいと思います。