鳥取市の無料耐震診断を受けてみた
無料の耐震診断を鳥取市に申請したのが今年の7月中旬。
翌8月に正式に申請を受理する旨の通知が鳥取市から書面で届き、耐震診断を実施してくれる業者もそこに記されていました。
その業者から連絡があったのは、9月を飛び越して10月の初旬。ちと時間かかりましたが、挽回するかのように次の週には診断を実施してくれました。
家の外と中、全ての部屋、1階の床下と2階の屋根裏をチェック。
現地調査は主に「室内調査(間取り・家の形状、水回り)」、「床下調査(床下・基礎)」、「小屋裏(屋根裏)調査」、「屋外調査(建物の外側、周辺・基礎)」の4項目について、目視できる部分について調査します。調査前に屋根裏や1Fの床下を確認できる場所を確認して、業者の方に見ていただける状態にしておく必要があります。
時折かんたんな質問はされるものの、基本的には計測と目視による確認を黙々と進めておられました。鳥取市からは3時間ほどかかりますと聞いていましたが、我が家の場合は30〜40分ほど。
その後、「awさ〜ん」と呼ばれ、キッチンのテーブルに座って見せられたのがこの手書きの図面。
うん、まさに我が家です。
「今月中には診断結果を書面にして報告できると思いますので、またお邪魔させていただきます」
「わ、早いんですね。ありがとうございます」
「まあ、結果についてはあまり期待されない方がいいかとは思います」
「ええ、それは分かっているつもりです。が、もし業者さんなら、やっぱりこの家には長く住まないようにされますか?」
「そうですね。大きな地震がきたらペタンとなる可能性も十分あると思いますので」
「うーむ、やはり。ちなみに僕たちはこの家で長時間過ごす場合は、キホン2階にいるようにしているんですが、正しいんでしょうか」
「倒壊して1階が潰れたことを想定されてるんですよね。それで良いと思いますよ」
「ほっ」
「さきほど外から見させてもらいましたが、両隣が背の高いビルになってるようなので、もしかしたらそれに支えられるようなかたちで倒壊を免れるという可能性もあるかも知れません」
「へ〜、そうなんですか。両隣は古いビルですし、大きな地震がきたら倒壊するかもと、そのリスクしか考えていませんでしたが、逆に助けられる可能性も考えられるわけですね」
「はい、ただあくまでそういう可能性がゼロではないということですが」
「わかりました」
「詳しい話はまた診断結果報告の時に」
「ありがとうございました」
というわけで次回は、「鳥取市の無料耐震診断」シリーズ最終回。我が家の診断結果、心して待ちたいと思います。