Peregrine Furnitureのベンチを買ってみた
トム(妻)と1歳8か月の子どもの3人での初めてのキャンプ(テストキャンプ)の予定日が近づいてきました。
テストキャンプに備えて、いくつか新しいアイテムを調達したのですが、今回はそのうち、Peregrine Furniture(ペレグリン・ファニチャー)のベンチ「Peregrine Furniture Grand Ecdysis Bench」をご紹介します。
最初は子ども一人で座れる椅子を探していたのですが、アウトドア用の椅子はふつうの椅子に比べて若干不安定ですし、1歳半そこそこの小さな子どもが一人で使うことを想定して作られたであろうものが見当たらず。
あ、小さな子ども向けの製品、全くないわけではなく、実際には幾つかあります。
コールマンのハイチェアや、キャプテンスタッグのラウンジチェアは、子ども向けだと思います。ただ、前者はふつうのダイニングテーブルの高さ(70cm)で使う前提の製品なのでaw家のアウトドア用テーブルには高さが合わないし、後者はやはり少し大きめなのと、あと、どうも食指が動かない(笑)。
というわけで、親が横に座ってサポートできるベンチタイプを検討することに。
ベンチタイプのチェアなら、隣に親が座ることで子どもも安心するでしょうし、もし将来子どもが増えたり、友だち家族と一緒にキャンプ行た時でも、2〜3人一緒に座れて重宝しそうだなと思ったからです。
で、選んだのがこちら。
「Peregrine Furniture(ペレグリン・ファニチャー) Grand Ecdysis Bench Basic(グランド エクディシス ベンチ ベイシック)」です。
サイズ (収納時) (座面有効幅) |
幅1150×奥行610×高さ730mm 座面高/345mm (幅1150×厚さ80×高さ690mm) (幅1000×奥行き450 背もたれ高さ450mm) |
---|---|
重量 | 約6kg |
耐荷重 | 約140kg(片側/約70kg) |
素材 | 構造部分/アルミニウム、表面加工/アルマイト、張り材/ポリエステル、ひじ掛け/天然木(タモ材) |
Peregrine Furnitureは、僕の大好きなサイト「REMODELISTA」でも紹介されたことがあるほど、「家具」としての品質が高いメーカー。使用する材として日本の杉や檜を中心にセレクトし、自然の風景に馴染むデザインで定評があります。
このベンチともう一つ、比較検討していた製品がありました。それがOUTPUT LIFEのFOLDING SOFAです。
(同じようなベンチタイプの椅子は、CAPTAIN STAGやColemanも出していますね)
この両者を、実物を見ない状態で、情報だけを頼りに判断しようと思っても甲乙つけがたく、少し悩みました。
サイズや重さ、耐荷重、全体的なデザインはアウトドア用にデザインされたベンチタイプのチェアは、もうほとんど同じなんですよね。違う点とすれば、細かな部品やテキスタイルのデザインになってきます。
そんなわけで、肘掛けのデザインや材が好みというただその1点で(!)、Peregrine Furnitureを選びました。
その肘掛けについては後ほど。
Peregrine Furniture Grand Ecdysis Bench
届いたPeregrine Furniture Grand Ecdysis Bench、さっそく芝生の広場で試しづかいしてみました。
折りたたんだ状態はこんな感じ。
まあ、ふつうですね(笑)。
組み立て時の前面はさきほど写真を掲載したので、今度は後ろ側を。
背面上部にループのようなものが4つ見えます。バックポケットを吊るすためのループのようですが、Peregrine Furnitureが製造販売しているバックポケットは使用できないとのこと(oh…)。棒状のものを通してS字フックを引っかければ、何かを吊るしておいたりはできそうです。その「何か」は、今すぐには思い浮かびませんが……。
さてその背面、後ろから見て右肩に3つタグがあります。
一つはメーカーの「Peregrine Furniture」、もう一つは僕が検討した際にリストアップしていた「OUTPUT LIFE」、残る一つは、以前僕がスリーピングマットを買ったお店「BALLISTICS」です。
なぜ、この3つのタグがあるかは謎です(笑)。
左側の肩には、日の丸が刺繍された「MADE IN JAPAN」のタグ。
ただ、Peregrine Furnitureのサイトにも掲載されていますが、ベンチと座面(張り地)は中国製で、日本国内で製造されているのは肘掛けです(僕がコレを買う決め手となった!)。
その肘掛ですが、奥から手前にかけて幅が広がるデザイン。先端部が数ミリ彫られ、カップホルダーになっています。Peregrine Furnitureの焼印も見えますね。
家具で使用されることの多いタモ材が採用されています。
ちなみに、先ほど紹介した背面にあったラベルのOUTPUT LIFE、BALLISTICSからリリースされているベンチタイプのチェアの肘掛としても使用されていたりと(Peregrine Furnitureとのコラボ製品)、なかなか働き者の肘掛です。
さて、その肘掛に、子どもが愛用するボトルを置いてみました。
ぴったりで一安心です(笑)。
次に座面ですが、このGrand Ecdysis Bench Basicは、Peregrine Furnitureのベンチの中でも少し大きめサイズ。大人がゆったり寛ぐぶんには何ら問題ないのですが、幼児が座ることを考えるとやはりデカイ。
特に奥行450ミリは、子どもがふだん使っている椅子の150ミリの3倍と深く、食事の時に少し困りそう。
というわけで、この季節にはやや暑苦しい感じがしますが、子どもの後ろにクッションを置いて、膝から前は座面より前に出すかたちで座れるようにしようかと。
1個だと心もとないので、テストキャンプ本番では2つ必要そうですね。
座面高は345ミリで、テーブルの天板高の415ミリに対して70ミリほど低いだけ(写真を見る限り、70ミリの差もないように見えますが)。
これだとやはり食べにくいでしょうから、大人がサポートしながら食事する必要がありそうです。
僕としては、この状況で子どもが自分なりに工夫して、どんなふうに食べようとするのか、それを見るのも楽しみではありますが。
最後に、実際に座った感じですが、僕一人で、トムも一緒に二人で、子どもも加えて三人で座ってみましたが、グラ付きもなくかなり安定していました。
ただ、実際のキャンプの時のように、凸凹の地面の上だったり、何時間も座っていたわけではないので、アウトドアでの安定性や疲労具合などは未知数。そのあたりは、またしっかり使ってからレビューしてみたいと思います。
ベンチタイプの椅子、一人用のそれと比べると当然のことながら大きくて重いのですが、ゆったり座ることができるので、もしかしたら車で行くソロキャンプでも活躍してくれるかも知れません。今度試してみよう。
追記
この記事を公開し、テストキャンプを翌日に控えたある日の昼下がり、一本の電話がかかってきました。。。続きは以下のリンクから。
Peregrine Furnitureのベンチがもう一度届いたワケキャンプから帰った日、aw家の玄関先にはなぜか2脚のPeregrine Furnitureのベンチが。満足度が非常に高かったので、もう1脚欲しくなって早速追加購入? いえいえ、そういうわけではありません。
私もベンチを色々と検討していた中で、思うような商品を見つけ出せないでいましたが、貴ブログにたどり着きました。当商品は私の思うベンチにピッタリの商品です!
グランドの方ではありませんが、Ecdysis Benchをさっそく購入させていただきました! 貴ブログに掲載がなければこのようないい商品に出会えることがなかったと思います。本当にありがとうございました!
キクさん、コメントありがとうございます 🙂
こちらの記事がキクさんのベンチ選びのお役にたったようで、僕も嬉しいです。
我が家では、庭でのんびり過ごす時はもちろんですが、(最近長年使っていたソファを処分したこともあって)キャンプ以外でも家の中で家族みんなで座ったりとフル活用しています。来週キャンプなので、久しぶりに本領発揮してもらえそうです。
のんびり更新の当ブログですが、またよろしければお越しください! ありがとうございました〜!