ウッドデッキ用にTATONKA Tarp 2TCを買ってみた

ウッドデッキ用のタープとしてTATONKA Tarp 1 TCを買ったのは、T町ハウスに引っ越して間もない、2017年5月のこと。

しかし、一辺が4メートル以上あるTATONKA Tarp 1 TCは我が家のウッドデッキには大き過ぎ、強風にあおられると固定している屋根まで飛んでいきそうになり(笑)。


風にあおられるTATONKA Tarp 1 TC




1 TCを諦めて、もともと設置していたHILLEBERG Tarp 10 XPに戻すことに。


ウッドデッキにジャストフィットだったHILLEBERG Tarp 10 XP

そのHILLEBERG Tarp 10 XPも昨年10月に力尽きてしまったので、似たサイズの無名のタープを購入し、ウッドデッキに設置していました。

ところがこのタープも先日の強風であえなく破損。4000円で購入した無名タープにHILLEBERG級のタフさを求めてはいませんでしたが、ちょっとヤワ過ぎました。安いので破れたらまた買えばいいやと思っていましたが、チェックしてみたところ購入時の倍以上の価格で販売されていたのでその気もなくなりました。

冬場はウッドデッキで過ごすこともほとんどない割に、雪が降って積もると破損につながるので天気予報を見て収納したり、また張ったりと作業が頻繁に発生します。それゆえ、

「手間もお金もかかるし、ウッドデッキにタープ張るのはもう止めようかな〜」

と考えましたが、ウッドデッキが雨で濡れるのを防ぐために雪が降らない限りは設営しておきたいし、やっぱりタープがあったほうが何かと便利なんですよね。祖父母はタープなしでよく生活してたなと思うくらいです。

TATONKA Tarp 2 TCを導入

そこで、検討と多少の妥協の結果、再びTATONKAのタープを購入しました。

TATONKA Tarp 2 TCは300×285cmと小ぶりで、ウッドデッキにジャストフィットだったHILLEBERG Tarp 10 XPよりもかなり小さめ。

しかし、HILLEBERG Tarp 10 XPの後任となった無名タープもやや小さめ、でもウッドデッキのカバー率はほぼ100%。

設営方法を工夫すればもっと小さいTATONKA Tarp 2 TCでも、100%とはいかずともかなりの領域をカバーできるのではないかと思えてきました。


我が家のウッドデッキで使用したタープたち。今回のTATONKA Tarp 2 TCが一番小さい

TATONKAのタープの強靭性については、過去の使用で十分証明されたと思っているので、少なくとも無名のタープのように3か月で破損することはないだろうと。


今年の雪中キャンプで宴会場の屋根として活躍、強風と積雪に一晩耐えたTATONKA Tarp 1 TC

長期間連続で使用した場合の耐久性は未知ですがきっと大丈夫、2年くらいはモッてくれるのではと期待してチョイス。

万が一ウッドデッキでは使えなくても、ファミキャンで大活躍しているTATONKA Tarp 1 TCのように、ふつうのキャンプで活躍してくれるでしょうし。

TATONKA Tarp 2 TCを設営

TATONKA Tarp 2 TCが届いた日は3月も半ばなのに氷雨が降る週末。が、こうした作業は大好物、レインウェアを着てさっそく作業開始です。

もう何十回と繰り返してきた作業なので、ものの10分ほどで設営は完了しました。

やはり少し横幅が足りませんが、許容範囲。

ポリコットン製ということもあり、パリッとした仕上がり。いい感じです。

この日は、雨がタープの上に溜まらないように傾斜をつけて設営しています。

この傾斜は、ポールに留めているガイラインの位置を上下させるだけでつくれます。庭に洗濯物干し用のポールを立ててくれた祖父母に感謝。

風にあおられた時にタープが大きく上下に揺れて、雨樋(あまどい)や庇にぶつかって損傷しないよう、中央部にあるグロメットには2つのガイラインを結びつけて上下に固定しています。

これによって、より傾斜もつきやすくなり、タープの上に雨水が溜まりにくくなります。

これも破損を防ぐためですが、庇には接触しないよう少しだけ離して設置。

タープの上にもう一つ長めの庇があるので、隙間が空いていてもここから雨が落ちてくることはほとんどありません。

固定方法ですが、ガイラインの末端にU字金具やカラビナをつけ、軒下などに取り付けた留め具にひっかけて固定しています。

状況に応じてガイラインのテンションを変更する必要がある部位については、ちょうどよい長さの部分にもやい結びを連続で結索し、掛け替えるだけでテンションが切り替わるようにしています。

ガイラインの長さや金具の種類、位置は設営や撤収の効率化を左右する大きなポイント。今はほぼ定まりましたが、ああでもないこうでもないと考えて試す作業は非常に楽しかったですね。

ちなみに、ガイラインは今は亡きHILLEBERG Tarp 10 XPのものを使用しています。1年半、雨ざらしになり続けてもほとんど劣化がないのは、さすがHILLEBERGといったところ。

設置後、雪混じりのものすごい強風が吹いていましたが(汗)、ものともせずに持ち堪えてくれました。

ウッドデッキ用タープとしてのアレコレ

我が家のウッドデッキへのタープの設置は、苦戦の連続でした。

屋根の形状がL字型になっていますし、ちょうどいい距離に物干し用のポールが立っていたこともあり、設営そのものは簡単でした。

ただ、雨樋の下部にところどころ飛び出している針金や、風が吹いた時だけ接触してしまうザラザラとした材質の庇がタープにとって危険であることに気づくのは、たいていタープに穴が空いたり大きく破れてしまった後でした。


大きく破れたHILLEBERG Tarp 10 XP。何度かコレ級に破損し、都度ミシンで補修した

また、タープは常設なので、夜寝ている間に雨が降って雨水が溜まってしまわないよう、タープに傾斜をつける必要がありました。

そんなこんなで前述のとおり、破損防止と傾斜づけを両立させる、ガイラインを結びつける留め具の位置決めの試行錯誤を繰り返すことに。

そしてベストプラクティスと引き換えに、HILLEBERG Tarp 10 XPという素晴らしいタープを失ってしまいました(涙)。これまで僕にもう少し知能があれば……と悔やむ日々でしたが、TATONKA Tarp 2 TCが想像以上にウッドデッキにフィットしてくれたので、今夜からぐっすり眠れそうです。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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