タイヤ交換用ガイドバーを買ってみた
昨年、ファミリーカーとしてVOLVO XC40を購入。「できることはなるべく自分でやる、それが田舎暮らしを楽しむコツ」がモットーのawは当然、タイヤ交換も自分でやるわけですが(*1)、冬がやってきてスタッドレに交換しようとタイヤを外した時、衝撃が走りました。
今までの乗ってきた車とタイヤの固定の仕方が違う! と(*2)。
外国車と国産車の違い
これがVOLVO XC40のタイヤを外した状態。
そしてこちらが国産車のそれ。
画像出典: dearSign
そう、VOLVOを含む外国車の多くはタイヤをボルトで固定しますが、国産車の多くはボディ側に固定されたボルトにタイヤを嵌めてナットで締めて固定するのです。
(あとで調べたところによると)ボルトで固定する方が固定されやすく安全性が高い(*3)と言われていて、この点については非常に満足。ただ、交換のしやすさで言えば圧倒的に後者、つまり国産車に軍配が上がります。
国産車方式の場合、ホイールに空いた穴にボディ側から突き出たボルトを差し込むようにして嵌めてやれば固定はされなくともタイヤの位置は決まるので、あとはナットを指定トルクで締めてやるだけ。
しかし外国車の場合そうはいかず、ホイールの穴とボディ側の穴の位置をぴったり合わせてからボルトを挿入する必要があります。小さなタイヤならまだしも、大きなタイヤだと重量もかなりのものになり、めちゃ大変なのです。
初めてのタイヤ交換の時は、文字どおり天を仰ぎましたね……。
タイヤ交換用ガイドバー
ジャッキを微調整しながらタイヤを持ち上げて穴の位置を合わせてボルトをブチ込む、この作業にかなり慣れてきた頃(笑)、外国車のタイヤ交換用ガイドバーなるアイテムがあることを何かの拍子に知り、さっそく購入してみました(*4)。
使い方は簡単で、タイヤを外したあと、ガイドバーを上下に位置するようにネジ穴に差し込みます。
そこにホイールの穴を合わせて差し込みます。
これでタイヤの位置が決まるので、あとはボルトを締めていくだけ。
実はこのアイテムを購入する前は、「タイヤ交換作業にも慣れてきたし、買わなくてもいいかな」なんて思ってたんですが、物は試しと購入してみたんです。
これが大正解!
おそらくこれまでの1/10くらいの時間でタイヤ交換作業が終了しました。いや〜、素晴らしい。
というわけで、まだお使いでない方に交換用ガイドバーはかなりオススメなのですが、中には、手で回しやすいようにガイドバーの末端に角が付いていたり、フリクションが効くようにザラザラ加工が施してある製品もあるようで、これらはホイールを取り付ける際の傷の原因になりやすいとのこと。
今回僕が購入したガイドバーは全体的にフラットな仕上げで先端も丸みを帯びた仕上げになっており、作業中に傷つきづらくなっています。また、ガイドバーに小さな穴が空いているので、付属の金属棒を差し込んで回せばグローブをした状態でも難なくガイドバーを締め上げて固定させることができます。
メーカーが純正品をリリースしてくれれば、それが一番安心して使えるんですけどね。多くの人はディーラーや街の自動車屋さん、ガソリンスタンドにお願いするんでしょうから、不要なのかも知れませんが。
僕はタイヤ交換しながら、すっぽりと空いたタイヤハウスの汚れを落としたり、ブレーキロータ周りを磨いたりするのが好きなんですよね。
というわけで、今シーズンも本格的に寒くなる前にタイヤ交換を済ませてしまいました。みなさんもどうぞ、雪がチラつきはじめて交換してくれる業者さんに大行列ができる前にお早めに。
*1 もともと単車や車を自分でイジるのが好きで、ガソリンやオイルの匂いも苦にならない(というか好きな)ので、たいてい車のことは自分でやりますね。とはいえVOLVO XC40のようにコンピュータが搭載された車はその範囲も非常に狭いので、その欲求は前時代的な車である(笑)ジムニーJA11で満たしています。
*2 大昔にVW GOLFに乗っていたことがありますが、4か月ほど乗って知人にあげてしまったので、外国車のタイヤ交換をしたことがなかったんですよね。
*3 ボルトとナットでは固定する部分の接地面積に大きな差があり、ボルトで固定する方が剛性が高いため安全性も高くなると言われています。
*4 外国車のボルト穴はM14というサイズが多いようですが、購入前に適合するかどうか確認する必要があります。