わかさ氷ノ山キャンパーズヴィレッジ
今年(2023年)4月22日にリニューアルオープンした、「わかさ氷ノ山キャンプ場」あらため「わかさ氷ノ山キャンパーズヴィレッジ(Hyounosen Campers Village)」に、娘の同級生ファミリーと一緒に行ってきました。
仲の良い同級生同士とキャンプということで娘と友だちは非常に嬉しそうに楽しそうに過ごしていましたし、僕たち保護者も、PTAの活動で少し接点があるという程度だった同級生ファミリーとアクティビティを共有することで距離を近づけることができ、梅雨の最中であるにもかかわらず天気が最高レベルに良かったこともあって、子どもおとな双方、かなり充実した週末になりました。
が、この記事を読んでいる方の関心は「氷ノ山キャンプ場がどんなふうにリニューアルしたのか」にあると思いますので、その点を中心に書いてみたいと思います。
変更点
氷ノ山キャンプ場(キャンパーズヴィレッジと書くべきですが、ちょっと面倒なのでコレで…)、そもそも基本的な部分は素晴らし過ぎるぐらい素晴らしいキャンプ場なので、老朽化した部分や水回り、ソフト面が少し改善されるだけでめちゃくちゃ良くなるポテンシャルがあるということは、利用者の多くが感じていたことだと思います。ゆえに、キャンプ場の構成や設備などは大きく変わっていないようでした。
ただし、これから変化していく可能性は大いにあります。この日ワンオペで業務にあたっていたオーナーさんが「雪解けして作業が可能になった今春から実際に手を入れはじめた」とおっしゃっていたので、実装されていない計画がまだあると思います。実際、ガイドマップにはWi-Fiのマークがありますが、僕たちが利用した6月17日の時点ではまだ利用できませんでした(よって、支払いは現金のみでした)。
というわけで、僕たちが利用した2023年6月上旬時点で「あ、以前と変わったな」と感じた点を以下に列挙していきます。
オートサイトの区画が一部、2倍の広さに
ペット同伴の我が家が氷ノ山キャンプ場を利用する場合、キャンプ場左奥にある電源付きオートサイト一択になります。
以前の区画は、我が家のファミキャン用テントであるogawaアポロンがギリギリ設営できる、ぐらいの広さだったので、設営時はポールが当たらないように車を別の場所に移動させておかなければいけないなど面倒だったんですが、今回、2つの区画がドッキングして1区画(電源付オートサイト大)として使えるようになっていました。
以前のガイドマップはこんな感じ。
この赤線枠で囲ってある部分がペット同伴可能のサイトエリアで、以前はここに12区画ありました。
今回ここが8区画に整理され、2倍の広さのサイトが4つつくられていました(下の新しいガイドマップ内G、H、I、J)。
また、古い木のテーブルやベンチが一部撤去されており、そのぶん区画内を広く使えるようになっています(レンガ造りの竈はそのまま残っていました)。
以前利用した際、このベンチがテント設営の邪魔でした汗
今回僕たちが利用したのは区画 I(友人ファミリーは隣りの34)。車を停めてその横にテントを張っても、さらに車を2台ほど停められるスペースが残っていました。テーブルとベンチに加えて、仕切りとなっていた植え込みも撤去されたこともあり、感覚的には2倍以上の広さになっていたように思います。
狭い区画に泣かされていた大型テント利用者には嬉しい区画変更です。
駐車スペースが厳格に分けられた
フリーサイトは車の乗り入れができず、隣(下)に駐車場が設けられています。上に掲載した新しいガイドマップ内「第一駐車場」ですね。
この駐車場は本来、キャンプ場利用者のための場所なのですが、氷ノ山の登山道入り口がすぐ近くにあるからか、登山客の利用が常態化していました。
登山客の中には早朝から登る方もおられるので、朝早い時間に車でやって来たり、中には夜やって来て車中泊する方もいたそうで。
今回、キャンプ場内の道路に「この先はキャンプ場利用者のみ」という看板が設けられ、以前からあったルールを明確化、厳格化したようです。
画像出典: Googleマップ
登山客は「第二駐車場(旧多目的広場)」を利用することになり不満の声も上がったそうですが、まあ仕方ないですよね。最初からそういう決まりだったわけで、これまでそれが守られていなかっただけなので。
これによってキャンパーたちは早朝のエンジン音に起こされることもなくなり、キャンプ場利用者の体験価値としては上がると思われますし、こちらも良い変更(?)だと感じました。
キャンプ場内が全面禁煙となった
これについては以前どうだったか覚えていないのですが、おそらく全面禁煙ということにはなってなかっただろうと思います。
キャンプ場は屋外の施設なので、壁や仕切りはないし、空調もありません。隣りのサイトの利用者がヘビースモーカーだったら、風向きによっては一日中タバコの煙を浴び、匂いを嗅いでいなければいけないわけですから、非喫煙者にとってはありがたいルールだと思います。
ちなみに喫煙は、中央部にあるインフォーメーションセンターでのみ可能なようです。
花火が全面禁止となった
さて、良いことばかりを書いてきましたが、子連れキャンパーにとっては改悪と思える変更もありました。
それは花火が全面禁止、というものです。
2021年6月は指定場所で花火を楽しむことができていました。出典:「ogawa アポロンを買ってみた」
我が家も同級生ファミリーも、夜になったらみんなで花火を楽しもうと買い込んでいたので、花火禁止と聞いてかなりガッカリでした。
ファミリーでの利用も多いでしょうから、WEBサイトなどでしっかり伝えておく必要があると思いましたね。
その他
変更点ではないものの、いくつか気づいたこと、知ったこと。
水回り
気になるトイレやシャワー室などの水回りですが、トイレは設備自体の更新はされてなさそうでしたが、綺麗な状態でした。食器を洗ったりする流し場も同様。今回はシャワー室(5分 300円)を利用しなかったので、ここについては不明です。
キャンプ場を車で3分ほど下った場所にある「氷太くん」という宿泊施設の風呂が使えるみたいなので、シャワーだけでなくお湯に浸かりたい方はこちらを利用されると良いかも知れません。子ども300円、大人500円ぐらいのようです(要確認)。
ちょっと草が伸びてた
許容範囲ではありましたが、サイト内の草の丈がやや高いかな、という印象でした。草が伸びているとどうしても虫が生息しやすくなりますし、最悪の場合、爬虫類(ニョロニョロするやつ)がいたりしますしね(今回はそこまでの草丈ではありませんでした)。
この日はキャンプ場オーナーの方がワンオペで接客やサービスに当たっておられました。新しいキャンプ場ですし、スタッフの確保に時間がかかっているのかも知れません。もし人手が足りないなら草刈りのバイト、ぜひやってみたいですね!(報酬はキャンプ場利用券とか?)
ogawaの日?
新しくはじまったサービスとしては、キャンプに必要な道具一切をレンタルできる「手ぶらキャンププラン」があります。同キャンプ場はテント用品メーカーのogawa(キャンパルジャパン)と提携しているので、テントもオーナーロッジ タイプ52R T/Cと豪華。
画像出典: ogawa
利用料金は4万円ほどしますが、サイト利用料も含まれていますし、4人で使えば1万円ほどなので、道具を持っていない人には良いサービスなのでは。
ちなみにまだ確定の内容ではないみたいですが、ogawaのテント利用者はリサイクル料金(550円)のみで宿泊できるイベントを秋頃の祝日に計画中だとか。我が家はogawaユーザーですし、このキャンプ場が550円で利用できるなら最高過ぎます。秋には今回の利用には間に合わなかったアップデートも実装されているでしょうし、また是非その頃に利用してみたいですね。