Helinox Cot Oneを買ってみた
いくつかのブランドのコットを調べてみた結果、僕が購入したコットは「Helinox Cot One(以下、ヘリノックス コットワン)」。こんな記事を書いたあとのエントリーが「買ってみた」ではスジが通りませんが…。
ヘリノックス コットワン
前回も書きましたが、スペックを再掲しておきます。
重量 | 2100g(スタッフバッグ込み 2210g) |
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カラー | ブラック(BK) |
サイズ | 幅680×長さ1900×高さ160mm(収納サイズ 140×140×540mm) |
耐荷重 | 145kg |
材質 | ボディ/アルミ合金(TH72M)+樹脂モールド、フレーム/アルミ合金+樹脂モールド |
収納時
スタッフバッグ(収納袋)に入れてるとこんな感じ。
コットだから仕方ないとはいえ、540mmという収納サイズは思った以上に大きいです。
単独で見るとその大きさが伝わらないのでテーブルワン、チェアワンと一緒に置いてみます。
ね、デカイです。
でも軽いです。2kgしかないですからね。
組み立ては非常に簡単(具体的にはこちらの動画をどうぞ)。初めて組み立てる時、このコットに採用された新たな機構(後述)がかなり新鮮な喜びを与えてくれます。組み立て方が簡単なうえに、よくこんな方法を考えたなぁと感心するほどです。
組み立てたらこんな感じ
組み立てたらこんな感じ。こう見るとフツーのコットですね。
テーブルワンでもそうでしたが、組み立てた時のフレームとボディ部のテンションのかかり具合が絶妙。組み立てたボディ部は太鼓のようにパンパンに張っていて、実際、叩くと太鼓のような音を立てます(笑)。
サイズ感
実際に寝てみます。
寝てるヒゲもじゃの男は僕です。身長は168センチ。コットワンは190センチあるので、サイズは十分です。
そして先にも書いたテンション。弾みすぎず、緩すぎず、本当に絶妙なテンション。非常に、非常に素晴らしい寝心地です。このテンションに出会うまでに何回試作したんでしょうね…。
ちなみに、子どもたちも参加したファミキャンに持参した際、子どもたちがこの上でポンポンと飛び跳ねていましたが、全く問題なし。強度もかなりのものです。
ひっくり返してみます。
脚は3本と少なめ。その代わり直径15mmくらい、しっかりと太いです。真ん中で二つに折れるようになっています。
新しい機構
この黒いパーツを使って、ボディの両脇に通っているフレームポールに嵌め込むのですが、これが本当に簡単。カチッという音とともに「ハマった」という感触がすごく気持ちがいい。バラす際も、この黒いパーツに少し体重をかけてシルバーのスイッチを押してやると簡単に外せます。
見た目も使い方もシンプルで、且つしっかりと機能も果たす機構をよく考えたもんだと感心しますね。
かなり軽いです
このサイズのものに対して直感的に想像する重さとはかなりギャップのある軽さ。それを是非伝えたく、こんな写真を撮ってみました。
利き手じゃない左手、片手だけで軽々と持ち上げることができます。ちなみに同じことを女性であるトムもできました。
念のため、もう1枚……。
テントに入れてみた
さて、静岡でのキャンプで使うには、当然テントの中に入らないといけません。サイズを確認して買ってはいますが、念のため実際に入れてみました。
バッチリです。
同じサイズのコットなら、もう1台並べて置けそうな感じですね。他の荷物が置けなくなりますが。
夏の静岡キャンプでは、僕はスリーピングマットで寝る予定。僕はビックリするくらい寝相が悪いのですが、寝る場所のレベル(高さ)の差がトム=コット、僕=地面(スリーピングマット)で16cm生まれるので、彼女のエリアに侵略して睡眠を邪魔せずにすみそうです。
もう一つのテント、ルナーソロLEにも入れてみました。
入りませんでした…。
中で組み立てれば設置はできそうでしたが、ウルトラライトなテントにコットは明らかにミスマッチ、矛盾してますね(笑)。
Helinox Brothers
チェアワン、テーブルワン、コットワンが揃ったので記念写真をパチリ。
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はじめまして。
キャンプハウスという言葉がとても良いと思いました。
私も同じ様な理由で里山に移り住みました。
古民家です・・・・と言ったら格好良いのですが普通の住宅です(笑)
コットって意外と自分に合うのが少ないですよね。
これは寝心地が良さそうです。
ちょっと欲しくなりました。
kohさん、コメントありがとうございます!
「キャンプハウス」の名称を褒めてくださり、とても嬉しいです^_^ 実際に手にいれるのはまだまだ先になりそうですが、ブログ書きながらじっくり考え準備していけたらと思っています。
ヘリノックスのコット、まだしっかり使い込んだわけではないのですが、非常に良さげです。難点は価格がちょっと高めであることでしょうか涙。なので気軽に「ぜひ!」と言えないのですが、軽量で組み立ても簡単ですし、おすすめです^^
kohさんもブログを書かれているんですね。またじっくり見させていただきますね。今後ともどうぞよろしくお願い致します〜。
初めまして、突然のコメント失礼します。コットについて検討しておりすごく参考になりました。こどもの椅子代わりにもなるスノーピークのコットが有力でしたが大前提として荷物の軽減がありましたので軌道修正することにします。
ところでawさんがコットで寝そべっている写真で履いている靴はなんていう靴ですか?すごくカッコいいので教えてもらえれば幸甚であります^ ^
こーさかさん、コメントありがとうございます!
こちらの記事をコット選定の参考にしていただけるなんて、、、ブログを書いてて良かった〜と思える瞬間ですね(涙)。
さて、ご質問の靴ですが、KeenというブランドのJasperという靴です。シンプルで気軽に履けますし、軽いのでアウトドアで長い間履いていても疲れにくいですよ。奥さんが今年の誕生日にプレゼントしてくれました。Amazonではこのカラーは売り切れていましたが、メーカーサイトだとまだあるようです。ご覧になってみてください^_^
http://www.keenfootwear.com/ja-jp/product/shoes/men/jasper
キャンプWEBメディア「CAMP HACK」編集部と申します。
「ヘリノックス コット」特集記事にこちらのページ上から4枚目のサイズ感が分かるお写真を是非使用させていただければと思います。
もしご都合悪い場合は削除いたしますので下記アドレスまでご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
はじめまして、最近モンベルストアで再入荷の情報をもとに、店頭で現物と御対面。
8月の北海道ツーリングではライトコットで凌ぎましたが今日やっと本命に出会えた気持ちです。12月ボーナスシーズンを迎える前の「嵐の前の静けさ」じゃないですが、売り切れになる前に購入しました。ライトコットは手軽さがウリですが、80キロを超える体重の自分には荷が重すぎ…の感は否めず、寝起きも違和感がありました。
一言で言うと「これこそキャンプベッド」と納得のゆく完成度です。良心的な製品作りに嬉しささえ感じます。コットレッグを装着し、簡易ベンチにすると使い勝手は更に良く靴の脱ぎ履きもすこぶる楽に_フレームと生地は更に丈夫で剛性もあり、寝心地は格段に上がりました。価格は賛否両論ありますが、キャンプを多く実践して来た方々は大多数が納得出来るモデルだと思います。
松本直丈さん、
はじめまして、コメントありがとうございます!
Helinoxのコットワンとコットレッグを購入されたんですね〜。
本当にHelinoxのコットは寝心地が最高ですよね。地べたで寝た時とは、朝を迎えた時の気分が全然違いますよね。体のコリ具合とかも。
生地のテンションやフレーム、脚の剛性、バランス、重量、本当に考えられてますもんね。僕もかなり愛用しています。最近、より組み立てが楽な製品も登場してきたので、もう少し組み立てが楽であれば、、、と思うこともありますが、軽さや携帯性を考えると、やはりHelinoxがベストですよね。
コットレッグはいいですね〜。僕も購入を検討したこともあるんですが、コットを高くして使用したい状況を考えてみると、僕の場合はやはり雪中キャンプの時になるのかなーと。雪上だと、コットレッグは埋もれてしまいますもんね(苦笑)。ただ、おっしゃるとおり、大きなベンチとしても使えますし、荷物置きにもなりそうですし、何かと便利そうですよね。脚だけで1万円オーバーはやはり考えてしまいますが(汗)。
Helinoxのコットで、今後もツーリングを楽しんでください 🙂
松本です、再度の書き込み失礼します。
去年11月に購入し、部屋や実地で幾度と使った感想ですが、組み立てにも慣れ設営は約5分程で完了。撤収時はフレームを2本同時に抜き、更に時短を達成。最近購入したクライミット社のエアーマットとピローで昼寝してみたらもう二度と起き上がる事は出来ない程の安眠ツールです。コットレッグはテント内では使いませんが、タープ内やオープンでは必ず使用してます。これがあると無いとでは寝起き時、身体に対する負荷が全く違います。前モデルはレッグ部分が収納式になってるようですが、最終的な仕様としては現行のはめ込み式が良いのでしょう。収納ケースにレッグも一緒に入れてます。最近、チェアワン2018モデルのブラウンとテーブルワンのレッドを衝動買いしてしまいました。コットワンのグリーンも惹かれますね〜。
マツモト ナオタケ様、コメントありがとうございます!
Helinoxにハマってらっしゃいますね! コット単体でもかなりデキがいいのですから、コットレッグやマットなどを厳選して追加すれば、確かに最強安眠環境ができあがりそうですね〜。
久しぶりにHelinoxの商品ラインアップを見ましたら、純正のロッキングフットなるものもあるんですねぇ。ハイバックのチェアツーは持っていませんが、これを履けば雪や砂地で沈むことなく快適に座れるなーと思った次第です。コットレッグもそうですが、製品の周辺アイテムがどんどん増えているようで、楽しいですね。
こちらはしばらくはファミキャンの環境向上に力を入れたいと考えていまして、我が家の娘は僕に似たのか寝相がかなりダイナミックなものですから、ひとまず地面に直寝スタイルで考えています。これが一番、持ち運びする道具も少なくて済みますしね 🙂
松本です、自分がヘリノックスに関心を持ったのはチェアワンとテーブルワンがきっかけでした。モンベルショップでチェアワンに座り、テーブルワンとペアで使用感を試したらこれが丁度良いあんばいでした。座り心地もテーブルとの位置関係も申し分ありませんでした。モンベルショップでのアフターも考慮し、気に入ったアイテムを末永く使う事を前提にしてのチョイスと言うとキザっぽいでしょうか…一つ言える事はどの製品も未だヘタる事も無く、信頼に足る道具だと言う事です。余談ですがチェアワン使用時は体重によるフレーム負荷を軽減する目的で専用グランドシートを常時セットしてます。テーブルワンはストレージポケットにおかずや小物を収納。ソトのフィールドホッパーと併用し、ミニマムスペースでも調理はスムーズです。
コットワンの上で改めて寝転んでみると自分の身体に沿うようにシートが追従し、背中への圧迫感が少なく、寝返りうって腕枕で横になっても楽です。真上を向いて寝る時は最初違和感があるかも知れません。マットとピローのチョイスは色々悩んだほうがベストのアイテムをゲット出来ると思います。長文失礼しました。
松本 直丈さん、コメントありがとうございます!
僕のHelinoxヒストリーも、チェアワン → テーブルワン → コットワンでした。神戸でたまたま入った小さなアウトドアショップの隅にチェアワンが置かれていて、見たことのないデザイン、サイズ、軽さに驚いて買って帰り、その後、流行やニューアイテムに敏感な都市部のキャンパーに指示されているということを知りました。
初代のチェアワン、購入当時は年間30回以上キャンプし、BBQなど野外アクティビティでも使っていたためかヘタってしまって、焚き火の飛び火などで小さな穴が空き、今はあまり出番がありませんが、僕にとっては思い出深いアイテムですね。
松本です、コットワンをモンベルのステラリッジ2に入れると長辺ぎりぎりの寸法という事もあり、気を使いながらもテント内に入れてます。以前。ライトコットを直に入れて使ってたらフロアを破いた反省を踏まえつつ、試してこそいませんが設置面をスコップ等で均してから真下にコット、その上にテントというのもアリかなと…盗難防止にもなりますからね。
コットというジャンルのキャンプ用品を知って以来、先ずロゴスのアッセムを購入。初期不良で使用初日で返品の憂き目に遭い、アマゾンで辛うじて在庫の残ってたライトコットを購入。組み易さはロゴス以上に手軽でしたが、フレームのきしみ音とシートの沈み込みは最後まで違和感が残りました。サーマレストのコットも選択肢に入れましたが組み立て易さとパーツの少なさで結局ヘリノックスにしました。個人的にはコールマンマスターシリーズのコットも興味をそそられましたが、販売終了となり断念しました。
二輪で長距離走行をする事もあり、お昼前や食事後は睡魔に苛まれます。休憩時にチェアワンを出した事は幾度かありましたが、今年からはコットも昼寝処として常用してみます。コット以外の使用目的としては荷物置場 簡易風除け 着替えの屏風代わり ハイコット状態で靴の脱ぎ履きの際の腰掛け代りにも良いかと思います。
松本 直丈さん、コメントありがとうございます!
> 設置面をスコップ等で均してから真下にコット、その上にテント
これは、テントのフロアの下にコットがあるイメージですか? すごい斬新ですね!
コット、すごく勉強して、いろいろ試されてるんですね。
単車に積載することを考えると、使い心地と収納性(携帯性)のバランスが重要になりますから、僕のように車にぽいっと載せるだけとは違い、検討するのも難しさがありますよね。ハマった時の快感は凄そうですが(笑)。
僕も15年ほど前に、東京 → 長崎 → 東京と高速道路を一切使わないソロツーリングをしましたが、あの時にコットがあったら最高だったろうなぁと思い返しています。当時、宿泊用のアイテムといえば、テント(North Face Slickrock / http://camp-house.sakura.ne.jp/blog/rip-douglas-tompkins-co-founder-for-the-north-face/ )とシュラフ(mont-bell #4)、スリーピングマット(mont-bell ULコンフォート 150)くらいでした。当時は僕もザック一つに全てを詰め込んで、山に行ってクライミング+キャンプしたり、ツーリングしたりしていましたので、コンパクトさをかなり重視していましたが、コットがあったらどういう選択をしていたんだろうなぁと思いますね。
もう少し子供が大きくなったら、家族と一緒にロングハイクして、どこかで一泊して、翌日また歩いてというアクティビティを考えていますので、今からコンパクトなアイテムについて検討しておきたいとは思ってるんですけどね。