琺瑯について考えてみた
トム(妻)と結婚してアパートを借りて暮らすようになってから、キッチン用品に琺瑯(ほうろう)のものを選ぶことが多くなりました。
例えば、ルクルーゼの鍋(ロンドやオーバル)やグリルであったり、保存容器であったりします。どれも使わない日はないくらいよく使うのですが、今日は保存容器としての琺瑯について書いてみたいと思います。
琺瑯の良い点、というか僕の好きな点(そして、琺瑯を使っている人の多くが同じく好きだと思われる点)は、だいたい次のようなものではないでしょうか? まあとにかく便利なのです。
琺瑯の良いところ
1. 直接、火にかけられる
写真のように、直接火にかけることができます。琺瑯製の鍋があるくらいですから当然といえば当然なのですが、たとえば残った味噌汁やカレーを琺瑯の保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、翌日取り出して直接火にかけて温める、なんてことが可能なのです。
「冷蔵庫から取り出してすぐに火にかけるなんて!」と最初はドキドキでしたが、今ではガンガンに温めています。場合によってはそのまま食卓に並ぶことも。
洗い物が劇的に減ります(笑)。
2. 洗いやすくて、匂いも付きにくい
琺瑯は鉄にガラス製の釉薬(ゆうやく)を吹き付けたもの。なので、油汚れも簡単に洗い流せて、匂いも付きにくいんです。
保存容器界の巨人といえばジップロックコンテナですが、油汚れが落ちにくいのが玉に瑕ですよね。僕もジップロックは使いますが、汚れが気になるものはやはり琺瑯の容器に容れています。
3. 見た目がいい
これは主観も多分に含まれてはいますが、、、琺瑯製品はクールな雰囲気も持ちつつ、どことなく温かみがあります。多くの琺瑯製品が、手仕事で作られているからでしょう。
僕が所有している琺瑯の保存容器はすべて白色なので、清潔感があります。容れる野菜も映えますね。
4. 長く使える
キャンプハウスで使用するものの基準に「長く使えるもの」があります。間に合わせや、安いからと言って安易に買ったりしないようにしています。買うべきものが見つからなかったら、それがないことで多少生活が不便になってもOKです。
琺瑯は丁寧に使えば長く、それこそ世代を跨いで使うことができます。
5. 使い方いろいろ
1.で書いたとおり、直接火にかけることができますので「鍋」と同じような使い方もできますし、浅くて口の広いタイプはバットとしても使えます。3.で書いたとおり見た目もいいので、食卓にそのまま出しても違和感ありません。というかオシャレです。
ちょっとダメなところ
良いところばかり書くのはアンフェアなので、気になるところもいくつか。
- スタッキングできないので、収納がかさばる
- プラスチック製品に比べて、重い
- 電子レンジで使えない
- 琺瑯はガラスで構成されているので、衝撃に弱いです。激しく落下させるのはNG
- 中身が見えないので、冷蔵庫に入れた時に探すのが面倒(僕は中身をポストイットに書いて貼ってます)
- 価格が高い
とはいえ、総じて優秀なキッチン用品だと、僕は思います。
最近買ったのは、バターケース
さて、僕が最近購入したのが、琺瑯メーカー国内最大手「野田琺瑯」のバターケースです。
蓋が木製(サクラ)、本体が琺瑯。200g用と450g用がありますが、よくバターを使う我が家は450g用。
さて、なぜ蓋が木製かと言いますと、、、
使うときは、ひっくり返して琺瑯の容器を持ち上げると、木の蓋に乗った状態でバターが現れます。木の蓋がカットボード代わりになるわけですね。
便利です。
キッチン用品だけじゃない!
琺瑯はキッチン用品だけでなく、いろいろな場所で活躍してくれそうです。
例えば、洗面所の記事でも書いたように、洗面所のシンクとか。
出典:REMODELISTA
例えば、ランプシェードとか。
キャンプハウスの計画が具体的に動き始めたら、琺瑯を家のどこに使うか、楽しく考えていきたいです。