目指せ、忘れ物ゼロキャンプ(キャンプアイテムリスト考)
みなさんは、キャンプアイテムの「リスト」、つまり、キャンプに行く時に何が必要かが整理され、それを漏れなく持っていけば過不足なくキャンプを楽しむことができるアイテム一覧をつくっておられるでしょうか? また、そのリストをどのように管理されていますか?
僕はこのリスト作りと管理にとても苦労しています。今日はその話。
先日のグルファミキャン、おそらく僕史上初なんですが、忘れ物ゼロのキャンプだったんです。
これまでは何とかごまかしたり、ごまかせるレベルを超えていて(朝ごはんにホットサンドしようとして食パン忘れたとか)キャンプ場から最寄りのスーパーまで買い出しに出かけなきゃいけなかったとか、僕のキャンプの歴史は忘れ物の歴史なわけですが、ついに忘れ物ゼロを実現したんです!(忘れ物をしたことに気付いていない可能性もありますが笑)
とはいえ、これまでと今回とで、特に持ち物のチェックの仕方を変えたというわけではないんです。
アイテムリストをどう作っていたか
ファミリーキャンプなのかソロキャンプなのか、また季節によって、キャンプの荷物は大きく変わってきますよね。
ファミリーキャンプ。これに犬用の荷物もプラス
ソロキャンプ時の荷物。少なくて楽ちん
そこで僕は、Googleドライブのスプレッドシートで「ソロキャンプ(冬)」、「ソロキャンプ(冬以外)」、「ファミリーキャンプ」という3つの分類で、キャンプアイテムのベースとなるリスト(以下、ベースリスト)を作成しています。
その時のキャンプの形態にあわせてベースリストをプリントアウトして、天候や気温などを考えて不要なものを消し、必要だけれどもベースリストに記載のなかったものを書き込みます(A)。これを見ながら道具部屋からアイテムを取り出して車に積み込んでいきます。
過去に作成したいくつかのファミキャン用リスト。
キャンプから帰ったあと、持ってった道具を実際に使ったのか使わなかったのか、そもそもアイテムリストに過不足はなかったかを振り返ります。その振り返りの結果をベースリストに反映させ、更新します(B)。
その他、新しいキャンプ道具を買った時はベースリストに書き加えます。
これを繰り返していけば、ベースリストがどんどん完璧に近づいていって、そのとおりにアイテムを準備すれば忘れ物がなくなるはず……なんですが、なかなかそうはいかなかったんですよねぇ。
ベースリストの問題点
この対策では、どうしても上記(A)と(B)の点にそれぞれ以下の問題が生じる可能性があります。
- (A)=キャンプ前のリスト
そもそも全ての必要なアイテムが記載されていない可能性がある。
……ベースリストに手書きで加筆修正したとしても「ウッカリ」はある(なんせ書いてるのは僕ですから) - (B)=キャンプ後のリスト
実際のキャンプで気づいた、ベースリストに追加すべきアイテムを正しく書き加えられていない可能性がある。
……もう「終わったこと」なので忘れていたことの深刻さと同時に記憶も薄れているので追記漏れが多くなる(ゆえに、いつでもどこでも書き込めるようにGoogleドライブで管理しているのですが、キャンプ中に泥酔している僕がそんなことをするはずがない)
おそらく、両方の問題が実際に生じていて、それによって僕のキャンプでの忘れ物は改善されなかったんでしょう。
が、漏れがありつつも加筆修正を加え続けてきたことで、ベースリストの質が少しずつ高まってきていたのかも知れません。
とはいえ忘れ物がなかったのは今回が初めてで、まだ一度だけ。これが続けば本物かも知れませんが、まだまだ気を抜けません。
他にどんな対策ができるか
他に忘れ物が出ないためにやっていること、考えている(だけの)ことを書いてみます。
食材リストもつくる
キャンプ道具以外にも、先述の食パンのとおり食材を忘れる可能性もあるので、アイテムリストに加えて食材リストも必要になってきます。実際に作成し、さらに必要な調理道具や食器類も書き込んでいるので(アイテムリストと重複しますが)、さらに忘れにくくなっている気がします。
そのまま持ち出せるよう収納
また、多くのキャンパーの方が取り入れているであろう忘れ物防止に効果的な策は、そのまま持ち出せる状態で収納しておくことではないでしょうか。
例えば、車にそのまま詰んで持っていくコンテナなどに必要なアイテムをあらかじめ収納しておけば、コンテナをどさっと載せればそれで準備OK、忘れ物もなし、というワケです(ただしこの方法は、キャンプから帰って道具を清掃・メンテナンスしたあとの管理を徹底する必要がありますね)。
これは要するに、細々したものを細々した状態で保管・収納しないということです。
救急・緊急セットのように用途・分類ごとにバッグやポーチなどに入れておき、それだけ持っていけば漏れがない状態にしておけば忘れ物が減るはずです。洗顔セットはもちろん、食事に使う調味料やカトラリーなど、適用できる道具はたくさんありそう。
我が家の場合、小型のLED照明の類を一つのバッグに入れたりしてますが、一方で庭に設営したタープやふだんの食事でも使うホットサンドメーカーなど、日常的に使っているキャンプ道具もあるので、あらかじめまとめて収納しておいたりするのが難しいものもあります。日常生活で使うものとキャンプで使うものを分けることができるといいんですけどね。
確認する視点を増やす
あとはやはり確認する視点を増やすということでしょうか。
僕の目で眺めたリストが完璧だったとしても、トム(妻)から見たら「あれがない」といったことは過去、何度もありました。
特にファミリーキャンプの準備は作業量が多いので夫婦でできるかぎり分担しつつも、ベースリスト作成やキャンプ後の振り返り、道具を積み込む前のチェックなどは2人でやるべきなのかなと。
キャンプ出発前は何かとバタバタしてしまうことが多いのですが、忘れ物を出す出さないの大きな分岐点になる重要ポイントなので、ここは疎かにしないよう注意したいですね。