今でしょ

年度はじめだからというわけではないのですが、いろいろと忙しい日々が続いております。情報のインプットはかなりの量と頻度でやっていますが、いかんせんアウトプットする時間が仕事以外でとれないのです。夜9時に就寝する生活スタイルは崩したくないので、日中の予定や計画を遂行するには相当な集中力でそれらに当たる必要があります。自分ではそうしているつもりなのですが、しかしマネジメント能力が圧倒的に足りないのでしょう、時間的余裕というものがまるでなく。「ねばならぬ」ことだけを何とか終えて、夜、布団に入る頃には頭がプスプスと言っている、そんな感じの日々を送っております。




日常が変わるかも、と思ったこと

さて、つい先日のこと。

毎年受けている人間ドックを翌日に控えたある日、トイレに入ってお尻を拭くと真っ赤な血が、僕個人としては過去イチの大きさで紙に付着しておりました(まあ、ほんのチョビットですけど)。

あ、これは良くない感じだなと不安を抱きつつ翌日予定どおりに人間ドックを受け、最後にドクターの問診を迎えました。受付で提出した検体の検査結果はすでに出ていて、ドクターは「便潜血はありませんでした」。が、続けて「この問診票に書かれている昨日の血がちょっと気になりますねぇ」。緊急性は低いかも知れないが、しばらく様子を見て、再現されるようならすぐに消化器科を受診、そうでなくとも数か月したら再検査を受けることをオススメします、とのこと。

一抹の不安は残りましたが、気をつけながらにはなるけれどもこれまでどおりの生活は送れそう。

ありがたや。

出血事件から人間ドックの問診までのおよそ18時間、「もし重大な病気の可能性を指摘されたら」「すぐにしっかり検査しなければ」「闘病することになったら、新しい仕事をはじめる妻の負担を増やしてしまうな」「長生きできないと分かったら、家族に何をしてやれるだろう」まあ、こんな感じでいろいろと考えました。

そして喫緊の問題はひとまず無しと考えて良いことになった時(つまり人間ドック終了時)、「やるべきこと、できること、やりたいことはできるだけ早く、元気なうちにやろう。いつまでも今の生活が続く保証はない。先送りはしない」と決めました。

「やるべきこと、できること、やりたいこと」は、自分の人生がまだこの先しばらく続いていくと考えているとなかなか実行に移せないものです。今はできないもっともらしい理由なんて、簡単にいくらでも作れるからです。でも、絶対に100%無理ではないものを、100%完璧な環境と準備が整うまではと、つまり今はできないと先送りしていると、永遠にそれを実行することはないんですよね。毎日は「今」の連続なわけですから。

と、いつものように大げさな感じで書いてきましたが、僕が先送りしないと決めたもののうち2つを共有しておきます。

一つは2度目のホストファミリーになるということ、もう一つは家族で海外旅行に行くことです。

再びのホストファミリー

我が家は、昨年(2023年)の夏から年末にかけて、スイスからの留学生エフちゃんのホストファミリーとして活動しました。彼女は現在別のホストファミリーと一緒に暮らしていて、今年7月に日本を離れ母国に戻る予定になっています(最近会って話をしたら、「スイスに帰りたくない」と言っていました。日本での生活を楽しんでいるようでなによりです)。

エフちゃんと一緒に暮らした4か月はとても楽しく充実した時間ではありましたが、家族3人だけの生活も気楽で、やっぱりこれはこれで最高なわけです。しばらくは家族水入らずを満喫してホストファミリーをお休みしようかと考えていました。

エフちゃんが我が家を出ていって2か月ほど経った頃、3月に来日する予定の留学生、アールちゃんの滞在先が見つからなくて困っているという話をAFSの方から聞きました。その後、最初のホストファミリーは決まったものの期間は4か月で、次のホストファミリーを見つける必要があるとのこと。そしてそれもかなり難航しているようでした。

僕もアールちゃんのホストファミリーにならないかと友人知人に声をかけてみたのですが、「関心はあるけど、今は難しい」という理由で断られてしまいました。そしてしばらくの間、このことを気にかけつつも、自分たちも手を挙げることは控えていたのです。

しかし、人間ドックを受けた日の午後、「今は難しい」と考える理由がないことを自分たち自身に隠す必要はないと気づいたんですよね。

「まだエフちゃんが日本にいて何かあれば対応する必要があるかも知れないんだけど、新しく鳥取に来た留学生のホストファミリーをやりたいと思ってるんだよね」 そう家族に話すと、妻も娘も二つ返事で承諾してくれました。特に娘はとても喜んで、「いいよ! 今度は長くいてくれるのかな〜」と。

先送りしてたのは自分だけだったのか……笑

というわけで、我が家のホストファミリー第2シーズンが今夏、はじまる予定です。

家族で旅行

この1年は、昨年6月のフィリピンからはじまり、2月のブラジル、3月のドイツ・フランス・イタリアと海外出張が続いたわけですが、海外に行って思うのは、月並みではありますが「世界はとてつもなく広い」ということです。

この経験を家族と共有したい! 刺激を受けながら考えるのはコレでした。特に「娘に見せてやりてぇ〜」というのは強く思いましたね。世界を見るのと見ないのとでは、彼女の今後の人生、間違いなく違ったものになるだろうと。

旅先の候補となっているのは2つ。エフちゃんの母国スイス、そして娘の名前の由来となった小説が生まれた国、カナダです。いずれも行くつもりではいますが、最初にどちらにするかを検討中。

どちらも飛行機で10時間以上の長旅となるため、以前は妻と「娘がもう少し大きくなってからにしようか」となんて話をしていたんですよね。でも、娘が大きくなる頃、彼女は今よりもっと忙しくなっているでしょうし、もしかしたら僕の健康状態が良くないかも知れない。僕は健康だったとしても、親や親族に継続的な助けが必要な状況になっているかも知れない。世界の情勢も日に日に危険さを増していますが、将来、海外旅行なんて呑気なことを言ってられない事態になっているかも知れません。今でさえ、世界では140以上の戦争や紛争が起きているわけですから。

というわけで、妻と娘、そしてお財布と旅先についての相談を重ねております。

・・・

100%絶対に無理! じゃなければ、やるべきこと、できること、やりたいことは今すぐやろう、できるだけ早くやろう、というお話でした。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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