T町ハウスの改修 – 庭(3)植物を植える – クラピアS1
T町ハウスの庭のグランドカバー、主力として何を使うかを悩みましたが、結局、芝の代わりにもなるという強烈なマーケティングコピーにやられ、クラピアを選ぶことにしました。
届いたクラピアS1。
植物を通販で購入するのは、初めてです。いくつかの地元のホームセンターや種苗店を回ったのですが、全く取り扱いがなかったもので。
クラピアS1(スーパーイワダレソウ)
前回の記事でも少しクラピアのことを書きましたが、もう少し詳しく特徴を見てみることにします。
クラピアの資料に必ず登場するのが、倉持仁志さんという宇都宮大学の講師(故人)。この方が在来種のイワダレソウをグランドカバープランツとして10年以上かけて品種改良し、品種登録したのがクラピアです。
グランドカバーとして品種改良されたということで、やはりグランドカバーの代表格「芝(芝生)」と比較するかたちで、その特徴が紹介されています。クラピアが優位な主な特徴として、
- 繁殖スピード … 繁殖スピードが早いので、芝の約10倍の速度で地表を覆う
- 雑草抑制 … 地表面を緻密に覆うので、雑草種子の侵入を許さない
- 低コスト … 水やり、刈り込みのための設備投資や労力がかからない
- 耐踏圧 … 擦り切れて地面が露出した場合でも驚異的な回復力で再被覆する
- 土壌流出防止 … 芝の20倍以上の根量(根長)があり、土壌を抑える(水やりも不要となる)
- 耐塩性 … 海の近くでも健康に育つ
出典:wwww.uchiyama-net.co.jp
といった点が挙げられるようです。
そのほか、土壌適応性が高いとか(ph4.5〜9.0まで対応)、在来種の改良品なので環境への影響の懸念が少ない(類似種のヒメイワダレソウは外来種)といった特徴があります。
ちなみにクラピアにはS1、S2、K5の3種があり、僕の選んだS1は「白い花が咲き、繁殖スピードが3種の中で最速」という特徴があり、S2は「薄ピンクの花」、K5は「強い耐寒性」といった特徴を持っています。
クラピアS1を植えてみた
届いたクラピアを、さっそくT町の庭に植えてみました。
華奢な植物に見えますよね。とても上に挙げたような特徴を持つ、強い植物のようには見えません。「植栽後は苗を踏みつけて転圧すること」とありましたが、できませんでした。。やはり、そうしたほうがいいんですかね?
ビルに囲まれたT町の庭は、大きな金木犀の木もあったりして日当たりが良くなく、直接日光が当たっているのはこの時期だと3時間ほどしかありません。植栽の手引きにもありましたが、日照不足で徒長してしまうかも知れませんが、どのように成長していくのか見守りたいと思います。
ちなみに2ポット届いたので、庭の中でも他の草花や雑草の生えていない部分に植えました。
資料によると、およそ2か月でかなり繁殖して地表を覆うようですが、2ポットしか植えていないことやT町の条件もあるので、どのくらいの時間でどのように成長していくのか不透明ですが、また後日、状況を共有したいと思います。
うまく育ってくれるといいなぁ。