旅行用スーツケースはキャンプにも便利か
ここ最近は、ファミキャンの荷物の積載問題ばかりを考えているような気がしますが、今日もそれについて。
家族でのキャンプに必要な荷物は、キャンプ道具は別としても、ふつうの旅行と同じくらいのボリュームになりますよね。
我が家の場合、娘のオムツがとれていないこともあり、着替えや肌着、タオルなどに加えてオムツやおしり拭きなども必要で、結構な荷物になります。
今はこれらの荷物を、L.L.Beanのトートバッグの一番大きなサイズに詰め込んで持ってってますが、バッグの形状上、どうしても積み重ねて入れることになります。底に近い部分にある荷物が取りにくくなるし、持ってきた荷物をパッと見てチェックしづらい。
そこでふと思ったのが、「キャンプでも旅行用のスーツケースを使ったら便利なんじゃないか?」と。
僕はこれまで、旅行は常にバックパックのみだったのでスーツケースは持ってないんですが、トム(妻)のスーツケースがあるので、次回のファミキャンではぜひ使ってみようと思っています。
というわけで、今回も「やってみた」ではなく、いつもの想像(妄想)ベースの記事になってしまうんですが、スーツケースをキャンプに使うメリット、想像してみるとこんな感じです。
- たくさんの荷物が入る
まあ、これは大きな容量のものを選べば、ということになりますが - 中身が一覧でき、すぐに取り出せる
テントの中でケースを開いた状態で置いておけば、すぐに取り出せて使えるし、撤収も楽チンそう - 車の積載に気を使わない
トートバッグは基本的に一番上にしか載せられない。また、バランスを崩してドアを開けると上からドサーッと落ちてくることがある
逆にデメリットとしては、
- 駐車場からサイトまで距離があり、しかも未舗装だったり悪路だったりする場合に持ち運びが困難
- スーツケースのデザインによっては、違和感が生じる(場違いな感じ)
といったものでしょうか。
最近は、サイトに車を横付けできるサイトが多いですし、スーツケースも車から降ろしてテントに入れてしまえば目につかなくなるので、デメリットと言うほどのことではないのかも知れませんが。
さて、想像だけの話だとここで終わってしまうので、ついでに「アウトドアっぽいスーツケース」を調べてみました。
DOD キャンパーノ・コロコーロ CC1-514
「スーツケースでキャンプ」というコンセプトそのまんまの製品が、DOD(旧ドッペルギャンガー)からリリースされていました。
サイズ | 外寸/W360×D240×H880mm、内寸/W320×D230×H790mm、ハンドル引き出し時の高さ/1060mm |
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重量 | 4.3kg |
容量 | 約58L |
材質 | 本体材質/ABS+PC(ポリカーボネイト)、ハンドル材質/アルミ |
その他 | 外側にストラップ(ハーネス)があり、背負ったり荷物を留めたりできる |
旅行用のスーツケースとしてはもちろん、ケースに入りきらない大きめの道具を外側についているストラップで留めて運べ、またこのストラップをハーネスとして使ってリュックのように背負うこともできます。
容量が58リットルあるので、1泊2日程度であれば3人分の衣類その他を十分収納できそう(*)。カラーのサンドもアウトドアっぽくていい感じ!
が、ちょっと気になるのは、カスタマーレビューにある「強度」。
さて担ごうと思ってストラップをセットして持ち上げようとしたら留め具が吹っ飛んだ。すっとんだリベットをみたら全然かしめてなくて、ハンマーか何かで叩いて斜めに軸が折れ曲がっただけの状態。さらに金具の泊まる部分の金属も既に若干伸びているし。
リュックの止め具はあり得ないほどチャチな作りで、ホームセンターなどでネジとか金具類を買ってきて、ご自分で改造するなら良いかも知れませんが、買ったままだと壊れます。
出典:いずれもAmazon.co.jp
ケース本体というわけではありませんが、ストラップの留め具の強度がないことを指摘するレビューが3つ入っており、気になります。リュックとして使うことはあまりないとは思いますが。
続く製品は、アウトドアギアのメーカーがリリースしている、長期の遠征などでの使用を想定した製品たち。
Burton Exodus Roller Travel Bag
サイズ | H80×W38×D42cm |
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重量 | 3.5kg |
容量 | 120L |
材質 | TPEコーティングを施した600Dポリエステル(Blotto) / 600DポリエステルとPUの裏地(Mandana Print、Washed Blue) |
有名なスノーボードブランド「BURTON(バートン)」のスーツケース。グレート赤のシンプルでスマートなデザインなので、アウトドアだけでなくふつうの旅行でも問題なく使えそうですよね。
まず、120Lという大容量にして、3.5kgという軽さは驚き。そして比較的、お手頃な価格も魅力です。
BURTONのこの製品の販売ページには「収納に便利なコンパクトにできる設計とは驚きでしょう」という謳い文句が添えられています。ソフトケースなので当たり前かなと思ったものの、どんなふうにコンパクトになるのか興味があって写真を少し探してみました。
が、残念ながら見つかりませんでした。
karrimor Airport Pro70
サイズ | 66×42×40(30)cm |
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重量 | 4.4kg |
容量 | 70L |
材質 | KS-N840JB(ナイロン 840デニール) |
その他 | デタッチャブルのリュック、レインカバー付き |
イギリス発のアウトドアブランド、Karrimor(カリマー)。同ブランドのシェルを15年ほど前に着ていたことがあり、懐かしさもあってのエントリー(笑)。
写真のようにハンドルを出しているとスーツケースぽいですが、本格的なショルダーハーネスが付いてますし、スーツケース50/ザック50という感じの製品ですね。メーカーの製品ページを見ると、スーツの上にシェルを羽織った男性がモデルをしていて、そのミックス具合がなんとも愉快です。
この背負うことができるという機能は、ヨーロッパのように石畳の道路が多い環境で威力を発揮すると思われますが、キャンプ場で駐車場からサイトまで距離がある場合などにも助けとなりそうです。
デタッチャブルのリュックも、貴重品やスマホなど、常にそばに置いておきたいものを身に付けておくのに便利ですよね。
今回、取り上げたスーツケースの中ではアウトドア感が一番強い製品ですし、キャンプ×スーツケースというテーマには良く合っていると言えるかも知れません。
The North Face Rolling Thunder30 NM81809
サイズ | H40×W76×D33cm |
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重量 | 5.2kg |
容量 | 80L |
材質 | 1000デニールポリエステルTPEラミネート |
1000デニールという厚手の生地にTPE(熱可塑性エラストマー)ラミネートが施され、悪天候に強い仕様となっているThe North FaceのRolling Thunder30。かなりスポーティな雰囲気ですよね。
サイドの持ち手部分にはディジーチェーンがあったり、大きな開口部のマチ付きポケットがあったりと、すぐに使いたい/取り出したいものを収納するのに便利そう。
今回取り上げた4つの製品の中では、一番好みです。ふつうに欲しい(笑)。
番外編
以下は、スーツケースを調べていて「おっ」となったものの、キャンプにはちょっと不向きかやり過ぎ(笑)な製品をメモ的にピックアップしてみました。
スーツケースといえば、RIMOWA(リモワ)。この真っ黒なアルミ、渋いですねぇ。
画像出典:LuggagePros
バッグといえば、TUMI(トゥミ)。上品だし、長年愛用して味を出してみたいですね。
画像出典:acquiremag.com
いかつ過ぎる! 防水と耐久性で知られるペリカンはスーツケースもゴツいですね。
画像出典:PELICAN
* 旅行日数に対してのスーツケースの容量は、1泊当たり10リットルと言われています。
こんにちは!
日本では背負えるキャリーはあまり見かけませんが、海外(ほぼ欧米人限定?)ではちらほら使っている人を見かけますね。
私の記憶内の統計上ではOSPRAYが圧倒的に多いように思えます。
バックパックの背負い心地がそのまま踏襲されているのかもしれませんね。それなら私も欲しい…
Sayさん、こんにちは! コメントありがとうございます。
日本国内で見かける外国人旅行者も、ザックひとつ背負って、って方、よく見かけますね。オン/オフ問わず、支持されている?スタイルなのかもしれませんね。
オスプレイのキャリーバッグ、確かにありますね。ザックも定評あるし、キャリーバッグも良い「背負い心地」なのかも(笑)。