恩原高原に晩秋キャンプに行ってきた
おそらく今年最後のキャンプになるであろう、恩原高原への晩秋”紅葉”キャンプに行ってきました。
ここでのキャンプは、今年2月の雪中キャンプ以来。今回は紅葉が見頃となるタイミングを狙って日にちを設定しました。
日の出直後に撮った恩原湖畔の様子。日が高くなってからだとより紅葉が見事だったかと
恩原高原は、鳥取県と岡山県の県境にあります。aw宅からだと車で1時間ほど。
自宅からわずか1時間で、豊かな自然の中に身を置くことできるのは、本当に贅沢で素敵なことですよね。
このたびのキャンプ、天候と地面のコンディションが許せば、恩原湖のほとりをキャンプサイトにする計画でした。
当初サイトに使う予定だった湖畔(キャンプ2日目の朝に撮影)
が、残念ながら初日は夕方まで結構な雨。
バックアッププランとしていた、恩原湖からほど近い、森の中の開けた場所をサイトにしました。
クレイジーキャンパーたち
今回の晩秋キャンプは総勢11名と、僕たちにしてみればかなり大所帯。
各自がそれぞれの寝場所(テント)を確保するのが僕らの習わし。この写真のように、合計9つの寝床が森の中に出現したわけですが、その中でもクレイジーだった(笑)2名を紹介します。
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ひとりめは、MYOG CamperのMr.K。小学2年生の娘さんも一緒だったのに、新しく買ったBush Craft(ブッシュクラフト)のタープ下で一泊。しかもこのオープン具合。
「寒くないのかな」「怖くないのかな」と心配する大人をヨソに、さすがはMr.Kの娘さん、午後8時にはひとりシュラフに潜り込み、翌朝6時過ぎまで熟睡。
起床後はモーラナイフで木を削って遊んでいたという、なんとも将来有望な女の子でした。
ふたりめは、今回初めて一緒にキャンプしたA君。寝床はHENNESSY HAMMOCK(ヘネシーハンモック)。
防寒のためのアンダーキルトなしのハンモックで、夜の気温が0度近くになる11月の恩原高原に挑むA君。
中にシュラフ(モンベル #3)を持ち込んでの就寝でしたが、本人曰く「熟睡とまではいかないまでも、結構眠れた」とのこと。いやはや、ツワモノです。
肌寒い時期の使用はちょっと不安ですが、設営と撤収が簡単で、地面が濡れていても汚れない、という強みはなかなか魅力的だなーと感じました。
さて、僕はといえば、今回はじめてtent-Mark DESIGNSのCIRCUS TCをおろしてみました。
立ったまま出入りできる高さのエントランス、高さ2.8メートル、底部の直径が4.2メートルある五角錐の大きな内部空間、結露知らずのポリコットン、5か所のペグダウンだけで設営可能…… 想像どおりの快適さでした。
特に内部空間は、大量に持ち込んだ薪(土嚢袋で10袋分)やその他の荷物を置いても全く狭さを感じさせないほど。コットも幕から離して置けるので、外気温の影響を受けにくい状態で眠れますし、寝起きする時に幕に当たったりしないので低ストレスです。
フジカハイペットで少し暖まってから寝ようと思ったのですが、広過ぎてなかなか暖まらず、でしたが(笑)。
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そんなこんなで、夕方には雨も上がり、焚き火とお酒のまったりタイムスタート。
料理も寝床同様、みんながそれぞれ用意し、各自食べつつ、シェアするスタイル。スキレットで料理する人、ストーブで鴨煮込みうどんをつくる人(←僕)、赤身のブロック肉を豪快に焼いてローストビーフをつくる人、ダッチオーブンでチーズフォンデュする人…… こちらも様々で面白い。
獣以外は誰もいない山のなか、夜中まで騒いでいても誰かに迷惑をかけるわけではないのですが、12時過ぎにはみんなが就寝。
風で木の葉が揺れる音、そしてときおり、遠くに鹿の鳴き声(と、友人のイビキ)を聞きながら、暖かいシュラフに包まれて眠りに落ちる時間。これもまたキャンプでの至福の瞬間です。
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翌朝は日の出前に起き、恩原湖をぐるり一周しながら、紅葉を眺めたり、キャンプできなかった湖畔サイトに行って湖面から立ち上がる蒸気霧を眺めたりと、晩秋の恩原湖を堪能。
恩原湖の周囲を走る道は、路面が落ち葉で覆い尽くされているところも
サイトに戻ってゆっくりとコーヒーを楽しんで、のんびりと片付けし、森をできるだけ元の状態に戻して、10時過ぎにはトム(妻)と娘、マシューの待つ我が家へ。帰る家があるから、キャンプが楽しいんですよね。
今回も最高のキャンプでした!
さて、次回のキャンプは、おそらく来年の1月か2月。キャンプ系では僕の最大のイベント、雪中キャンプです。今から妄想と準備を始めねば。
クレイジーな野郎キャンプ、サイコーですね!
なかでもハンモック泊は興味津々です。
ソロならそういう選択もあってしかりですね~。
晩秋で紅葉も綺麗だし、自宅から1時間?何もかも羨ましい環境です。
CISCOさん、コメントありがとうございます!
キャンパーによって、快適さを追求するタイプと、面白さ(クレイジーさ)を追求するタイプに分かれていて面白いです。アイテムもどんどん充実させるタイプと、より削ぎ落としていくタイプに分かれるようです。
僕は快適且つモノが少ないという矛盾しがちな方向に進みたいと思っていますが、時々クレイジーな感じでキャンプしたくなります(笑)。
地方に暮らしながら、首都圏や大都市圏にあるものを求めていても無理な話だし、意味がないことなので、逆に首都圏や大都市圏から見ていいなと思うものmつまり、僕がそこに暮らしていた当時に地元の魅力だと認識していたものをしっかり楽しんだ方が良いなと考えていますし、実際にそうしてみて、間違いないなと思います。
でも、こんなに自然が近いのに、生活の中に取り入れたり、楽しんだりする人って驚くほど少ないので、もったいないなーと思いますね。