ソロキャン用のローテーブルを検討してみた
朝晩がすっかり涼しくなり、頭の中に占める雪中キャンプの割合がさらに大きくなってきたawです。
今回はその雪中キャンプためのアイテム、「ソロ用ローテーブル」についての検討です。
これまでなんだかんだ検討したり買ってきたわりに、「まだこんな基本的なアイテムを持ってないの?」って感じなのですが、これまで、仲間が使っているのを間近で見て、自分には必要ないなと判断していたんです。地面に置けばいいじゃないか、と。
どうしても必要な時は、ユニフレームのフィールドラックを使っていました。例えば、雪中キャンプ時にテントの中で調理する時などは、小さなテーブルがあったほうが便利です。なぜなら、足で踏み固めた雪の上にテントを設置しているので、グランドはかなりデコボコしていて、お米を炊いたりお湯を沸かしたりするには不安定なんですよね。
昨年の雪中キャンプではフィールドラックを使っていたんですが、今年の雪中キャンプはバックパックひとつに荷物をまとめて雪の森林を歩いてサイトを探すことになりそうなので、軽量コンパクトなソロ用のローテーブルが必要です。
軽量コンパクトという点で言えばHelinox Table Oneも及第点なのですが、中央にあるカップホルダーや凹凸のあるテーブルトップなどが、調理という作業に向かないんですよね。それに39センチと少し背も高い。
以上のことから、
- 天板サイズはA4(210☓297mm)からB4(257☓364mm)くらい
- 凹凸のない天板
- 高さはやや低め(10センチ前後)
- 重量も1kg以内でできるだけ軽く
希望条件的にはこんな感じで探してみたいと思います。
- 今回チェックしたテーブル
- snow peak テーブル オゼン ライト
- CAPTAIN STAG アルミ ロールテーブル M-3713
- SOTO ポップアップソロテーブル フィールドホッパー ST-630
- FLYFLYGO テーブル
- Peregrin Furniture アルマジロ テーブル
- DUNLOP コンパクトテーブル BHS101
- Cascade Wild Ultralight Folding Table
- Belmont マルチソロテーブル BM-186
snow peak テーブル オゼン ライト
サイズ | 使用時/297×210×85(h)mm、収納時/297×120×5(h)mm |
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重量 | 270g(本体のみ) |
素材 | アルミニウム合金、ステンレス鋼 |
耐荷重 | – – – |
収納時、パーツを分解する必要があるので、当然、組み立て時はそれを全部組み合わせる必要があり、想像ではありますがちょっと面倒そう。
が、すでに使用されている方のブログを読むと、組み立てにややコツを要するもののそこはあまり問題ではなさそうで、サイズや重量、安定感を高く評価しているようです。
軽量化のため天板にたくさん穴が開けられているので、液体をこぼしたら下にダダ漏れしますね(笑)。
CAPTAIN STAG アルミ ロールテーブル M-3713
サイズ | 使用時/幅400×奥行290×高さ120mm、収納時/70×60×長さ400mm |
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重量 | 700g |
素材 | 甲板:アルミニウム(表面加工:アルマイト)、脚部:鉄(エポキシ樹脂塗装) |
耐荷重 | 30kg |
希望の上限サイズであるB4を少し上回るゆったりした天板、圧倒的耐荷重、折りたたんで小さく収納可能(専用ケース付き)、パーツは全て連結されていてバラバラにしないので一部のパーツを無くしてしまう心配がないなど、スペックを見る限りではかなり優秀そうです。
テーブル上に色々置いたりすることを考えたら、これくらいの天板サイズはあった方がいいのかなぁ。
SOTO ポップアップソロテーブル フィールドホッパー ST-630
サイズ | 使用時/幅29.7×奥行21×高さ7.8cm、収納時/幅29.7×奥行11×高さ1.9cm |
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重量 | 395g |
素材 | 天板/アルミニウム、スタンド/ステンレス、専用収納ケース本体・ひも/ナイロン、ひも留め/樹脂 |
耐荷重 | 3kg |
snow peakのオゼン テーブル ライトの「撤収時にパーツをバラバラに分解する必要がある」「組み立てにコツが必要」といった問題点を完璧にクリアしたのが、SOTOの製品。動画を見ると分かりますが、組み立てと収納がめちゃくちゃ楽、早いです。
FLYFLYGO テーブル
サイズ | 使用時/長さ35*×幅25×高さ10cm、収納時/長39×幅15cm |
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重量 | 590g |
素材 | 天板/アルミニウム、脚/ステンレス |
耐荷重 | 約10kg |
snow peak オゼン テーブルの廉価版という感じのFLYFLYGOテーブル。具体的な違いは実際に使ってみないと分かりませんが、1/3の価格は魅力的ですね。
Peregrin Furniture アルマジロ テーブル
サイズ | 使用時/幅29×奥行19×高さ5.5cm、収納時/幅30×奥行7×厚み5.5cm |
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重量 | 約300g |
素材 | クルミ(天然オイル+ウレタン塗装仕上げ)、ドローコード/ポリエステル、収納袋/ポリエステル・コットン |
耐荷重 | 約3kg |
アルミ製の製品が続いてきましたが、うって変わってこちらは木製。awファミリーが愛用しているベンチのメーカー、Peregrine Furnitureのローテーブルです。ドローコードで天板をまとめて脚で挟み込んで固定します。
天板のサイズはいいんですが、高さが5.5センチとやや低めなのが気になります。おそらく、脚となるパーツを4分割した天板に近いサイズにしてコンパクトに収納できるように、この高さになっていると思われますが……うーむ。
大きなテーブルの上に置いて一段高い場所をつくり、料理の入ったお鍋や調味料など、みなが使うものを置くなどして使うのに良さそうな気がしますね(耐荷重に注意しつつ……)。
DUNLOP コンパクトテーブル BHS101
サイズ | 使用時/10.6×18.8×29.8cm、収納サイズ/1.4×10.4×18.8cm |
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重量 | 約260g |
素材 | 天板/アルポリック板(板厚2mm)、天板止め/ステンレス、スタンド/ジュラルミン |
耐荷重 | 10kg |
ユニークな形状が目に止まったこちらの製品。パーツをバラすとVHS(*)のテープと同じサイズになるので、VHSテーブルと呼ばれているそうです。
端っこに重みのあるものを置いた時も安定した状態を維持できるのか、やや不安を感じる形状ではありますが、所有者のブログなどを見る限りは問題なさそうです。
上記のAmazonから拝借した写真は解像度が低く、それゆえ製品の品質まで悪そうに見えてしまいますが、Googleの画像検索で見ると逆に格好良く見えます。
Cascade Wild Ultralight Folding Table
サイズ | 使用時/20×30.5×8cm、収納時/9×30.5×1.5cm |
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重量 | 約60g |
素材 | ポリプロピレン(PP) |
耐荷重 | 約4kg |
軽さでは今回ピックアップした製品の中でNo1のこちら。なにせ60gですから。軽すぎてちょっとした風でも飛んでいきそうですが(笑)。
ポリプロピレン製ですが、耐熱限度は160度。直接炎で炙ったりしなければ、熱々のコーヒーを入れたカップを置く程度なら問題ないでしょう。
手頃な価格なので、一度試してみたい製品ですね。
Belmont マルチソロテーブル BM-185
サイズ | 使用時/天板;320×270×10mm、収納時/320×135×25mm |
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重量 | 約590g |
素材 | 天板/シナベニア、ステンレス、五徳/18-8ステンレス |
耐荷重 | 20kg |
僕が愛用しているシエラカップのメーカーでもあるBelmontのテーブル。
天板を外せば構造体は、上に調理する鍋やフライパンを置き、バーナーや焚き火の上に配置して直接加熱調理するなど、五徳として単体でも使うことができるようです。ただ焦げてしまうと、ソロテーブルとしては使いづらくなりそうな気がしますが。
サイズや重量、組み立ての簡便性、耐荷重など、スペック的には及第点。どことなく住宅用インテリアの雰囲気で、アウトドアギア感が弱い気もしますが、気になる一品ですね。
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というわけで、数あるソロ用ローテーブルの中から8つをピックアップして見てみましたが、条件に合うものをピックアップしたこともあり、どれも良さそうです。
使いやすいサイズ、収納性・携帯性、組み立て・分解収納のしやすさ、耐荷重などなど、総合的に検討してみたいと思います。
*1 VHS VHS(ブイ・エイチ・エス、Video Home System:ビデオ・ホーム・システム)は、日本ビクター(現・JVCケンウッド)が1976年(昭和51年)に開発した家庭用ビデオ規格で、同社の登録商標(日本第1399408号ほか)である。(出典:Wikipedia)
参考記事:
・T-STYLE-OUTDOOR 「たった270gのミニテーブル『snow peak オゼン ライト』」
・遥かなる夏の幻影 「ソロ用ツーリングテーブル2」
・minimalize gears 「【ギアレビュー】カスケードワイルドのウルトラライトフォールディングテーブルは究極の軽量テーブル。」
・クワさんの備忘録 ※アウトドアな気分※ ~memorandum book~ 「ベルモント マルチソロテーブル」
俺は結構昔から、キャプテンスタッグのテーブルを使ってる。上記にも記載してあった通り畳めて、専用ケースに入れるだけ。軽い。そして安い。何気なくアマゾンで買ったんだけど、かなり便利。個人的にはスノーピークかSOTOのテーブルが欲しいけど、今使ってるテーブルが思いのほか便利で、壊れないから等分は購入は無さそうだ。
タカフジダイスケ、コメントありがとう!
そうそう、使ってるよね。この前の海キャンプの時も使ってたよな?
頑丈そうだし、サイズも使い勝手良さそうだよねぇ。収納時にちょっとだけ厚みが出るような印象だけど、厚過ぎるってわけでもないしね。最初に買うソロ用ローテーブルとして選ぶかどうかは分からないけど、買っておいてもいいなーと思ってるよ。
それぞれのテーブルに特徴があるので、すんなり決まるかなと思いつつ、リストアップしたら意外と悩んでしまってるところ。
僕もキャプスタのアルミテーブル長いこと使ってます。安いので乱暴に使えるので最近はクーラーボックス置く台なんかにもなってますね。
ソロの時はSOTOのフィールドホッパーの黒です。一秒セットアップがほんとお手軽で便利。
この分野はベストセラーも多いので選ぶの楽しいですよね。
テントファクトリーのスチールワークテーブルも使ってます。
sputniksさん、コメントありがとうございます!
sputniksさんもキャプテンスタッグのアルミローテーブルですか。実際に頑丈であることと、もしも壊れても買い直しやすい価格なので、ダメージ気にせずガシガシ使えそうですよね。
そしてSOTOのフィールドホッパーも使われてるんですね。やはりあのギミックはいいですよねぇ。
テントファクトリーのスチールワークラインのテーブルも使われてる方多いですよね。SNSなどでよく見かけます。今回の携帯性という点で言えば少し外れてしまうのですが、試してみたい製品ではありますねー。
おっしゃるように選ぶのがとても楽しいのですが、その反面、魅力的な製品が多すぎてひとつに絞り込むのが大変でもあります(笑)。
私はメインテーブルがキャプテンスタッグ、調理テーブルでSOTO使ってます。SOTOは除菌シートでさっとひと拭きしてまな板代わりに、ガスストーブ乗せて周りに屏風形の風よけ立てればコンロへ早変わり。それと屏風型の風よけはSOTOのテーブルと同サイズなのでSOTOの収納袋にすっぽり収まります。
アベユキノブさん、コメントありがとうございます!
アベユキノブさんもキャプテンスタッグ&SOTOですか〜。二大勢力ですかね、やはりこのあたりは。
SOTOについてお書きになっている「除菌シートでさっとひと拭きしてまな板代わりに」というのは、ユニフレームのフィールドラックで僕もやっていることなのですが、確かに便利ですよね。
ちなみに、SOTOの収納袋にすっぽり収まる屏風型の風よけというのは、具体的にどういう製品でしょうか? もしよろしければ教えてください 🙂
確認しました。
使用のウインドスクリーンはハイマウント製です。
収納サイズ24cm×8.5cm×1.5cm
アベユキノブさん、ありがとう御座います!
調べてみますと、似たような機構のスクリーンは他のブランドでも色々ありますね。情報提供、ありがとうございます!