ニンジンのグラッセのサンドイッチ
少し前に果物ナイフを買いました。
これまで我が家では、ロベルト・ヘアダーのフルーツ&ベジタブルナイフを愛用していました。
小ぶりなサイズで軽く、非常によく切れるこのナイフ、しかし僕の間違った使い方(食洗機を多用するなど)によってこんなことになってしまいました……。
我が家では食後に果物を食べることが多いんですが、そんなわけで、食卓で小気味よく使えるナイフがありません。代わりにグローバルのペティナイフなどを使っていますが、大きいので持て余す。
やっぱり果物ナイフ必要だよねということで、こちらを購入してみました。
ミソノ シャトーナイフ No.F.5
素材 | ステンレス(13クローム)・モリブデン鋼 |
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サイズ | 156mm、刃/50mm |
重量 | 27g |
このミソノのシャトーナイフは、上記写真の場合、刃の左側、湾曲している側を切断や皮剥きに使用します。
日本人が慣れ親しんでいる文化包丁や刺身包丁、出刃包丁などは直線的な刃のものがほとんどなので、このように、湾曲した刃のナイフを使ったことのある方は少ないかも知れません。
それは例に漏れず僕もでして、それゆえこうした形状の刃物を一度使ってみたいという好奇心が今回の購入の大きな動機の一つにもなっていたわけですが、いざ使ってみるとこれが結構使いづらいのです。
リンゴのような簡単に皮剥きできるようなものでも、かなり集中しないとブ厚く剥いてしまいます。僕もトム(妻)も「こりゃ、失敗だったかな」と感じていましたが、せっかく買ったものだしと毎日使い続けていました。
ところが、購入して3か月、気づくと手に馴染んできて、今ではかなり使いやすいナイフだと感じるようになってきました。
すっぽりと手のひらに収まるサイズなので、慣れてくると自分の指が刃物になったような感覚なんです(ちょっと大袈裟ですが)。
特に、ジャガイモや生姜など、凹凸のあるものの皮剥きや煮物で野菜の面取りをする時などはものすごく重宝します。これまでジャガイモの皮剥きにはピーラーを使っていた僕ですが、このシャトーナイフを使いはじめてからは、これで剥くことが多くなりました。
シャトーナイフのおかげで、皮剥きという作業そのものが楽しいと感じるようになったみたいです。
シャトー剥きしたニンジンのグラッセでサンドイッチつくってみた
シャトーナイフはおそらくその名前からして、洋食でいうシャトー剥き(洋食店で、ハンバーグなどに添えられているニンジンの切り方)をするためのナイフなので、もともと細かい作業向けにデザインされているものだと思うんですよね。
だからおそらく、ふつうの包丁の持ち方とは違った専用の握り方、扱い方があるのかも知れませんが、ひとまずaw家ではふつうの包丁を使うように使っています。
というわけで、シャトー剥きしたニンジンのグラッセとポテトサラダ、ベーコンのサンドイッチをつくってみました。
グラッセのつくり方は、お料理サイトなどを参照ください(笑)
甘めに仕上げたグラッセと、ベーコン、ポテサラの塩気が相性イイ感じ。
ちなみに我が家のポテサラは、ジャガイモと水切りした玉ねぎ(あればキュウリ)に、粒マスタードとマヨネーズを和えるだけのお手軽レシピですが、これめちゃ美味しいのでオススメです。
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一点、切る部分が湾曲しているので、一般的な砥石での研ぎは難しそうです。回転式のシャープナーでは研げない(むしろ刃を傷める)という情報もあり※1、今後、切れ味が落ちてきた時にどのようにメンテナンスをするか、情報収集しつつ考えてみる必要がありそうです。それがまた楽しいわけですが。
- 藤次郎 「シャープナーと砥石の違い」