遊び用の山を借りてみた
先日、友だち夫婦の家に遊びに行った時のこと。
最近、親から遺産を相続して、その中に「山」が含まれていると言うので、「その山で、木を切って薪つくったり、キャンプしたりして遊んでいい?」と聞いたところ、「ええよ」と。
聞いてみるもんですね。
その日は子連れだったので近くに行くだけにとどめ、今日、山の中まで入って様子を見てきました。
道路の右側にあるのが、お借りする予定の山。Yさん所有の山なので、Y山と呼ぶことにします。
Y山の周辺には田んぼや畑がたくさん広がっているんですが、イノシシやシカの獣害がすごいらしく、Y山は網と鉄製の柵でぐるりと囲われていました。
その柵をこじ開けて中に入ると、ご覧のようなヒノキの森。
枝打ちなどの手入れができていないとのことで枝葉が生い繁り、少し薄暗く、湿った感じです。
いたるところにシカの糞が落ちていました。
道路から登ること1分足らずで山頂に到着。標高は20〜30メートル程度でしょうか。
頂上付近には少し開けているところもあって、光が差し込んで明るくなっていました。広葉樹もたくさん植えられていて、大量の落ち葉で地面がフカフカになっています。
「ちょっと登るけど、山頂のこの辺りにキャンプサイトつくろうかなぁ」
などと妄想しつつ、ふと近くにあった木を見ると、
おお、ツキノワグマの爪痕! しかも割と新しい感じ。
薪小屋建てたり、キャンプサイトをつくったり、ツリーハウスつくったり。夢と妄想は無限に広がりますが、楽しいことを考えるその前に。ここは自然の中なので、そのリスクを考えてきちんと対策を講じておかないといけませんね。
下山中、地面から顔をわずかに覗かせているタケノコを発見。クワがあれば掘り起こすんですけどねぇ。残念。
写真では分かりませんが、Y山は段々畑のように斜面が階段状になっています。20年以上前、Yさんのおじいさんがここで梨の果樹園をやっていたとのことで、作業しやすいように斜面を階段状にしたそう。その形状を生かした楽しい遊び場ができないかな〜。
下山後、お茶を飲み、Y山を眺めながら、この山をどんな風に使えば、YさんのおじいさんやYさんたちが喜んでくれるか、僕たちも楽しく遊べるのか、しばし妄想。
その妄想の内容はまた後日共有できればと思います。
周囲の山にある山桜が綺麗でした。