妄想スケッチ T町キャンプハウス
先日、トム(妻)たちと3人で、友人が新しく建てた家を訪問しました。こだわりがコンパクトな空間に凝縮された家を堪能したその帰り道、トムが「キャンプハウス、早く建てたいよね」と。
いや、それは本当に僕もそう思っているんですけどね。
妄想 T町キャンプハウス
帰宅後に紅茶を飲みながらそう言うと、「妄想もいいけど、現実の状況が改善しないならしないなりに何らかの方向性、答えを出さないといけないよ、そろそろ」とトム。
お茶を飲みながら見せようと仕事部屋の机に置いていた新しい妄想スケッチは、その晩、出てくることはありませんでした(笑)。
妄想スケッチ
お蔵入りになりかけたスケッチがこちら。僕が将来、家の敷地として使えるかも知れない4つの土地のうち、「awの祖父が暮らす土地」を活用した場合の妄想です。
この土地は鳥取中心市街地(と呼ばれる、廃れたかつての商店街)の中にあります。敷地面積は80坪ほど。間口が狭くて奥に長いかたちをしていて、両側に建つビルに挟まれています。前面はそれほど幅員のない道、その向こうに小さな川が流れていて、土手には桜並木があります。
妄想のポイントは2つです。
1.街中のツリーハウス
キャンプハウスはもともと、自然豊かなロケーションに建てたいと思っていたもの(今も思ってますが)。しかしT町は市街地です。
そこで、敷地にたくさんの木を植えて、その木に囲まれるように過ごせる空間が欲しいなと。
で、ツリーハウスです。
敷地の前面に住宅を建て、その奥に木を植えて小さな森をつくります。二階部分の一部をウッドデッキにし、森寄りにツリーハウスを建てるのです。
ウッドデッキに建てるので本来のツリーハウスとは異なりますが、木々の枝や葉に窓から手が届きそうな、風で揺れる葉の音や訪れた鳥の鳴き声などが聞こえる…… 中にいると、まるで本当にツリーハウスにいるような部屋です。
(ツリーハウスについては、また改めて記事をしたためてみたいと思います)
2.桜並木を眺められるキッチン
T町の敷地は、川を挟んで見事な桜並木を展望できます。
鳥取県撮れたて写真館より借用しました
T町にキャンプハウスを建てるなら、これが室内から眺められないなんてもったいない。
そこで二階前面にキャンプハウスの中心部であるキッチンをレイアウト。大きな窓から桜並木が一望できます。さらに前面に小さなテラスを設けて、良い季節の時はテーブルと椅子を出して、のんびりできれば最高だなと(妄想スケッチ内[正面から])。
ちなみに、二階にはキッチンのほかに風呂、洗面所、トイレをレイアウトしようと妄想していますが、このうち風呂と洗面所からは、敷地の奥にある森の木々を、ウッドデッキに建つツリーハウスとテント越しに眺めることができます(妄想スケッチ内 赤線)。
例えば洗面所の窓からの眺めはこんな感じ(切り貼り感スゴイですがご容赦を)。
つまりT町キャンプハウスの主要空間であるキッチン、風呂、洗面所の眺めは、桜並木や森(という名の庭木)となり、市街地に暮していることを忘れさせてくれる、というわけです。
以上、妄想でした。