Nike Zegama(ゼガマ)を買ってみた

昨年、フィリピン出張に履いていくための靴を探しているという記事を書きました。

たくさん歩く旅行に最適な靴について検討してみた

この記事では「コレ」と一足に決めることができずに終わっており(僕の買い物や検討はいつもそんな感じです笑)、同記事でも紹介している、当時すでに所有していたNike ACGのローケートを履いてったという顛末でした。

国や地方の行政機関も訪問するので、この靴では相応しくないのではないかという懸念から直前まで迷っていたんですが、結局こいつを履いていきました。




で、今日は今年上半期に予定しているブラジル+ドイツ・イタリア出張のための靴を検討したいと思います。

全行程約2週間とやや長めではありますが、移動を差し引けば滞在期間は1週間強。今回はあっちこっち移動しませんが、数万ヘクタールという超広大な農地での撮影ということで、多少の汚れや水はものともせず、ダートが走れ、軽くて疲れづらい……となるとトレイルラン用のシューズか……って、フィリピンの時と同じじゃん!(笑)。

でもまあいちおう前回同様いろいろ調べたのです。

いや、正直言うと調べるというよりは、見た目が自分好みだけどスペック的には物足りない製品と、スペックとしては申し分ないのだけど見た目が全然好みじゃない製品の間で揺れていたというか、前者を選んでもいい理由を自分の中でつくりあげるために時間を使っていたというか。もちろん、各種メーカーのWEBサイトで製品チェックしたり、東京に行った時にお店に立ち寄ったりなどしてはいたんですが。

Nike Zegama(ゼガマ)

この逡巡を実に半年以上も継続していたわけですが、お正月にNikeが初売りセールをやっていて、以前から注目していたモデルがなんと50%OFF! こりゃ買うしかないってことで急いで通販サイトを開いたらすでに完売(涙)。

しかし、次点として候補リストに入れていたモデルも30%OFFということで、勢いでポチり。

それがNikeのトレイルラン用シューズ「Zegama(ゼガマ)」です。


画像出典:Nike

エヴァンゲリオンっぽい派手な見た目も気になりますが、まず「その名前なに?」と思っちゃいますよね。

僕だけですかね?

ゼガマとは、スペインはバスク州の山間にある人口わずか1500人ほどの小さな町の名前です。

そんな町の名前がなぜNikeの靴の名前になってるの? とさらなる疑問が湧いてくるわけですが、実はこの町で開催される「ゼガマ・アイズコリ山岳マラソン(Zegama-aizkorri-mendi-maratoia)」は世界的にも有名な山岳レース。山岳マラソンの世界最高峰とされるスカイランナー・ワールド・シリーズ(SWS)のSKYCLASSICシリーズの一戦として、ゼガマを舞台としたレースが開催されています。

ちなみに、ソールの内側に刻印されている座標(42.9759°N 2.2910°W)はゼガマの緯度と経度。その下に刻まれている線はおそらくゼガマの山嶺を表しているのでしょう。


画像出典:Nike

そのゼガマ。長雨曇天の我が山陰地方も顔負け、年間180日も雨が降るそうで、スリッピーなコンディションのコースをスピーディに走破する技術が要求されるテクニカルなレースで有名なようです。

ゼガマという名が冠されているわけですから、「Nike Zegama」はそうした状況にあわせて開発された靴と考えることができると思います。ブラジルの農地が雨で濡れてぬかるんでいても、きっとゼガマは負けない。僕の希少な機動性を守ってくれるでしょう。

もちろん、ふだんのジョギングでも、この時期の鳥取はちょうど雨や雪が多いので、濡れた路面に対するフリクションに期待していますし、実際に走ってみた感じ(雨天での使用は1回ですが)、なかなか良さげでした。

そして、非常に高いスタックを見せるソールは数年前に議論を呼んだ※1ズームX。

なんでしょうね? 履いてみると、歩いてる時も走ってる時も地面に足を着ける時にクシュクシュと少し潰れるような感覚があります。これに加えてソールのデザイン(踵部分に比べて非常に薄くなっている)。この2つの点が僕にとって初めての体験で、少し慣れが必要だと感じました。

靴自体は非常に軽く、履いていて気持ちいいので、この初めての感覚を楽しみながら慣れていけたらと思っています。

そもそも走るための靴ということで致し方ないのですが、一点、日用づかいで気になるとすれば履き口の部分。アキレス腱の当たる部分(アキレスサポート)が柔らかい布でできているので、手を使わず足だけを差し入れるのが難しく、履く時は両手で履き口部分をしっかりと広げてやる必要があります。


この部分ですね(画像出典:Nike

靴紐を結ばないといけないので、いずれにしてもサンダルのようにさっと履いて歩き出すのは無理なのですが。

ただ、このソフトタイプ?の履き口、僕には大きなメリットがあります。

僕は15年くらい前にアキレス腱を断裂して手術を受けていて、その影響で左足のアキレス腱部分が出っ張っています。通常、アキレス腱の部分というのは少し凹むようなシルエットをしていると思うのですが、その逆ですね。ゆえに新しく靴を買うと、その部分で決まって一度はひどい靴擦れを起こすのです。

それがゼガマでは起きていません。その理由がこのソフトな履き口にあるのではないかと考えています。

・・・

というわけで、いつもどおりのチョロイレビューでした!笑

僕の出張、ふだんのジョギングには明らかにオーバースペックな靴ではありますが、ゼガマを履いて日々のモチベーションを高めていきたいと思います!

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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