秋の高原キャンプで気づいた幾つかのこと
台風25号で延期になったファミリーキャンプ(以下、ファミキャン)、今週末に行ってきました。もともと5家族15名での計画だったのですが、1週間ズラしたことで2家族が参加不可となり、3家族9名(大人5人、子ども4人、犬1匹)でのキャンプに。場所はいつもの、やまもり温泉キャンプ場です。
今回は、秋のキャンプで気づいたことについてまとめてみました。
長靴を持っていくこと
いきなりの家族集合写真でアレですが(笑)、足元にご注目ください。
僕の足元、ガッチリと長靴です(服装がキャンプ場のスタッフぽいですよね・笑)。
天気が不安定であること、朝露が降りる可能性があること、地面が芝生であることなどを考え、荷物を車に積んでいる時に、長靴をぽいっと運転席の足元に投げ込んでおいたんです。
これが大正解で、キャンプ場にいる間、ほとんど長靴を履いていました。
特に朝露がすごくて、朝起きると、ほとんど雨が降ったあとのようでした。
芝生が濡れると枯れたり抜けたりした芝生が靴に大量に付着しますし、少し歩くだけで靴がびっしょり濡れてしまいます。
長靴だと、これが全く気になりません。
ただ失敗したのは、自分のものだけ持ってきたということ……(涙)。ご覧のように、トム(妻)も娘もサンダルです。
長靴を含むレインウェアは、どんな天候であれ外遊びでは必須アイテムであることを、あらためて認識しました。
遊具のそばにサイトを設営しよう
やまもり温泉キャンプ場には、丸太でつくったブランコやシーソーなどがあります。
今回、これら遊具のそばに置かれていた、同じく丸太でつくられたテーブルとベンチを団欒スペースにすべく、そこを中心として放射線状にテントを張りました。
僕たちがキャンプインした時は、まだ利用者もほとんどいなかったのですが、サイト設営が完了して「さあ、ビール」となった頃、周囲を見渡すとキャンプ場内にテントが5〜6ほど張られていました。
「あ、増えたね」なんてトムと話していたら、気づけば、我らのサイトそばの遊具はこんな状態に。
そう、僕たちのグループの子どもたちと、ヨソの子どもたちが一瞬で仲良くなって、ひとつの遊具で一緒に遊びはじめたんです。
そのうち、お互いを名前で呼び合ったり、僕たちのテントの中にみんなが入り込んで◯◯ゴッコしていたり。
親の目の届く範囲内に遊具があったので子どもだけで自由に遊ばせられたことと、そこに集まってきたヨソの子どもたちと自然なかたちで触れ合えたことが、こうしたハッピーな状況を生んだ大きな理由なのかなと。
もちろん、今回のような幸せな出会いばかりではないかも知れませんが、少なくとも、子どもたちが自由に遊べて、親もビールを楽しんでいられる(何かあればすぐにサポートできる)という状況は、親にとっても子どもにとってもハッピーであることは確かです。
遊具があるキャンプ場ばかりではありませんが、例えば、自立式のハンモックを持参したり、
人形を持っている子は、普段から遊んでくれている女の子です
スラックラインを設置したり(さすがに幼児には無理ですが・汗)、
子どもを抱っこしてのスラックラインに挑戦! 数秒後に落ちました(笑)
自分たちで「遊びの中心地」をつくれるかも知れません。
まあ、子どもたちは何もないところでも楽しそうに遊びますけどね!
タープの張り方を学ぶ必要あり
今回、3家族9名という比較的大所帯でのキャンプだったので、僕が持っている一番大きなタープ、「タトンカタープ 1TC」を持っていきました。445×425mmのかなり大きなレクタタープです。
これをタープ下の面積が一番広くなる張り方=四隅にポールを立てる張り方で設営。
夜のうちは問題なかったのですが、翌日雨が降ると、当然のごとくタープ中央に雨水が溜まるわけです。時々、下から手で持ち上げて排水しないといけない状況でした。
雨が降ることを想定してタープを設営していたのに、降った雨が溜まることは想定していないというお粗末さ(涙)。
さらに、やまもり温泉キャンプ場は比較的標高の高い場所にあるうえ周囲がひらけているので、風が強く吹くことがあるようで、テントやタープが飛ばされた、なんて話も聞くこともあるのですが、風も考慮に入れず。
たまたま今回は風がほとんどなかったのですが、雨水が溜まって頭が重くなり、バランスが悪くなったタープが強風にあおられて倒壊、最悪吹っ飛んでしまって誰かが怪我する、なんてことも考えられる自体でした。
タープの設営については、きちんと勉強し、練習しておく必要があるなと痛感した次第。こちらも後日、調べたこと、練習したことをまとめて記事にしてみたいと思います。
「考えてみた」のレビュー
ファミキャンに関して、最近2つほど「考えてみた」系の記事を書きましたが、今回のキャンプで考えていたことを実行できましたので、レビューしてみたいと思います。
バミューダフレックス
Peregrin Furnitureのベンチとを載せるために検討し、実際に購入したTERZOのバミューダフレックス。
積載したアイテムは次のとおりです。
tent-Mark DESIGNS CIRCUS TC | tent-Mark DESIGNS CIRCUS TC インナーセット |
tent-Mark DESIGNS CIRCUS TC インナーマット | Peregrin Furniture Grand Ecdysis Bench Basic |
タトンカタープ TC1 | タープ用ポール |
Helinox Cot One | Helinox Tactical Chair |
Holiday in the mountain アナルコチェア | CAMP MANIA INOUTDOOR LIVING TABLE |
UNIFLAME スチールラック(X3) | モンベル downhagger #0 |
エーデルワイス スリーピングマット | LICLI スリーピングマット(2セット) |
計画していた荷物は問題なく載せられました。
が、車のラゲージスペースは意外と余裕がなく、「バミューダフレックスがない時って、どうやって荷物運んでたんだろ?」と不思議になるほど、車の中は荷物だらけでした。
車にきちんと収納でき、且つ、キャンプ場に着いたらそれを降ろすだけでOK、アレはどこに入ってたっけ? あっち、いやそっちだ! みたいなのはナシ、という状況にしたいといつも思っていますが、遠い道のりです(これについてはまたしっかり再考して、記事にまとめてみたいと思います)。
あと、ルーフボックスを使って分かったことは、荷物をスムーズに取り出すための脚立が必要である、ということ。今回は自宅のDIYなどで使っている古い脚立を持っていったのですが、意外と車の中で嵩張ってしまい。小さくたためてスッキリ収納できる脚立を探してみたいと思っています。
子どもの就寝環境
今回の秋・高原キャンプを前提に、トムと子どもの就寝環境を検討した記事を書きました。
グランドは、tent-Mark DESIGNS CIRCUS TCの純正オプションである、厚さ7ミリのインナーマットを半分に折りたたみ、さらにその隙間に厚さ約2センチのマットを挟み込む。寝具は、シュラフは使わずに、気温に合わせて着衣で調整する。というプランです。
結果としては、グランドはOK。地面が芝生ということもあって、フカフカとまではいかないまでもしっかりクッション効いていて、そのままでもゴロンと横になって快適に眠れそうな感じでした。
なんせ広いので、子どもが寝ている間にゴロゴロ転がっても問題なし。
分かりづらいですが、踏むと軽く沈み込む感じです
寝具については、用意したダウンジャケットやフリースジャケットは使わず、ふつうのパジャマに、ふだん家で使っている薄手のケットで寝ていました。途中、少し寒いかなとダウンジャケットを着させたのですが、しばらくして「暑い」と脱ぐ始末。
大人はダウンジャケットにダウンパンツ、シュラフに包まって快適、くらいの温度だったわけですが……、幼い子どもの体感温度は、大人の常識をはるかに超えますね。
そして驚くべきことに、自宅では寝ている間あれだけ動いていた娘が、今回ほとんど動くことなく一か所で静かに寝ているではありませんか。これならコットでも落ちることなく眠れるんじゃないか、と思ったほどです。
寝るスキル? も成長や環境によって、どんどん上達、変化していくのかも知れませんね。僕らはそれに合わせて快適な環境を考え、提供(提案)するのみですね。
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子どもが笑顔で、とにかく楽しそうに遊んでいるのを見ると、親である僕たちもとても幸せな気持ちになります。ついついビールも進む(笑)。
各ファミリーが持ち寄った料理も実に美味だったし、子どもたちが寝たあと焚火を囲んでのオヤジ同士の会話も愉快で、星空撮影(これについても後日)にも挑戦できて大いなる一歩を刻めたし。
今年最後(になるであろう)ファミキャンにふさわしい楽しさ、充実ぷりでした。
良いキャンプでしたね!何となく伝わってきましたw
よほど高規格でない限り長靴はあったほうがベストですよね。それにサンダルも。
車載の積載能力は向上したはずなのに荷物が嵩張るマジックは何なんですかね~。
我が家もそれと同じ状況ですw
CISCOさん、コメントありがとうございます 🙂
そうですよね。僕はたいていサンダルのみ(ファミキャンできる季節は、たいていサンダルだけで乗り切れる)なのですが、子どもが成長してかなり動けるようになってきたし、くわえて天候があまり優れない+朝露がひどかったこともあって、長靴の重要性をひしひしと感じました。
> 車載の積載能力は向上したはずなのに荷物が嵩張るマジック
コレ、行きと帰りでも似たような話があって、行きは土囊袋3つ分の薪を持っていってたので、「帰りはその分すっきりするぞー」なんて思ってたんですが、後部座席に、行きにはなかった荷物が帰りにはどっかりと乗っていて(もちろんバミューダフレックスもラゲージも満帆)、なぜだろう?と本気で不思議でした(笑)。
収納で頭を悩ませて、一つ解決すれば新しい問題が起きて、というのはキャンプをするうえで永遠に続くものなのかも知れませんね 🙂