ポーレックス コーヒーミル
何年か前から、産地や品種にフォーカスして豆が選ばれ、それをハンドドリップで淹れてサーブするサービスが流行し始めた、コーヒー。
僕も神奈川県葉山町に暮らしていた頃、近所(葉山御用邸の真ん前)にあったTHE FIVE BEANSさんで、店主が厳選して世界各国の農場から買い付けたコーヒー豆を買い、品種ごとに味(と価格)が全然違うことに驚いて、毎週いろいろな豆を買っては楽しんでいました。
鳥取に帰ってからもしばらくは、ネットや雑誌などに踊る「サードウェーブ」な記事に影響を受けていましたが、最近はそれも落ち着き、近所にある焙煎所付きのコーヒー豆屋さんから買う「今月のお買い得豆」を楽しんでいます。
いろんな流行や飲み方はあれど、みんなコーヒーが大好きですよね。僕もトム(妻)も、大好きです。
ポーレックス コーヒーミル
コーヒーを飲む時は、家でもキャンプ場でも、このポーレックスのコーヒーミルで一杯分ずつ、豆を挽いています。キャンプ場でも、これでコーヒー豆を挽いている人をよく見かけます。
一杯分くらいなら、30秒もあれば挽いてしまえるので、お湯を沸かしている間に準備することができます。
ポーレックスのミルには、
- 分解、丸洗いができる
- 軽くて携帯性が良い
- 粒度が無段階で調整できる
などの長所がありますが、僕が特にいいなと思っているのが3番目。内側にあるこのスクリュー()を回して、ほぼ無段階に挽く際の粒度を調整することができます。
スクリューを時計回りに回し、完全に回し切って動かなくなった状態から、反時計周りに回して徐々に緩めていくと「細 → 粗」へと、簡単に調整できます。
とは言うものの、自分でもきちんと試したことがなかったので、ちょっとスクリューの調整具合で粉がどんな感じになるか試してみました。
(1)スクリューを締め切った状態で引いた粉。かなり細かいです。
(2)少し緩めて挽いた粉。僕はいつもこれくらいの粗さです。
(3)さらに緩めて挽いた粉。
2と3がちょっと分かりづらいので、3つ並べてみました。
ハンドルを手で回して豆を挽くため、若干、粒度にムラが生じますが、これもまた良し。自分の好きな粗さを探すのも、楽しい作業です。
ちなみに、挽いたコーヒー豆は下部の容器に溜まっていきます。
容量としては、だいたい4〜5杯分の豆が溜められる感じかと。
ただ、ハンドルをぐるぐる回すだけの作業とはいえ、4〜5杯分を一気に挽くと、設定した粒度にもよりますが、かなり腕が疲れますのでご注意を(張り切ってやったことがありますが、筋肉痛になりました…)。
やっぱり、1杯分だけの豆をゴリゴリと挽きながらノンビリお湯が沸くのを待つ、みたいなスロースタイルがよく似合う製品だと思います。
ハンドル連結部分の改良
2017年10月23日追記
友人が持っていた同製品が僕が持っているものと少し違っていたので、こちらの記事もアップデート。
ハンドルを連結する部分が、六角形から細長い長方形に、そして少し長くなっていました。回す時に外れにくくするための改良だと思われます。
アマゾンのレビューなどを見ると「ハンドルが外れやすい」という意見がちらほら見られるし、実際に僕も豆を挽く時にときどき外れることがあったんですよね。
友人のこのミルで豆を挽いてみたのですが、全く外れることがなく、スムーズ且つストレスなしで作業完了。
地味な部分ですが、実に良い改善だと思います。