PRIMUS P154S ウルトラスパイダーストーブを買ってみた
分離型のストーブを検討するという記事を書いてから早3か月。
その間、検討に検討を重ねていたわけではもちろんなく、子どもが生まれるという大きな出来事があったためにストーブどころではなかっただけなのですが、病院から母子が家に帰ってきて3人での暮らしが始まった途端、夜な夜な起きていることが多くなり、Amazonを眺めていたら思わずポチってしまった、というわけです。
PRIMUS P-154S ウルトラスパイダーストーブ
ポチった翌日、「PRIMUS P-154S ウルトラスパイダーストーブ」が届きました。
かなりしっかりしたスリーブ式(マッチ箱式)のボックスに入っています。これであればギフトにも良いかも知れません。
本体はグルーミング家電(シェーバーとか)のようなソフトケースに入っています。
(ちなみに、Amazonに「サイズがジャスト過ぎて、ケースに収納するのが難しい」といったレビューがありましたが、実際、取り出してから収納しても、特にストレスに感じることはありませんでした)
ケースから取り出して、ゴトクを展開してみます。
かっこええ。。 この「メカ」な感じが何とも言えませんね。
ゴトクは脚部と一体化していて、結構重いものを載せても耐えてくれそうです。正式な対荷重はメーカーからも発表がありませんが、これからいろいろなものを載せて試してみたいですね。
上の写真の状態だと直径は118mmですが、ゴトクの先に付いている延長ゴトクを展開すると直径が50mm伸びて168mmになり、さらに安定性が高まります。
しかし、これもAmazonのレビューで指摘されていたのですが、上に何も載せない時は、自立はするものの4本のゴトクのうち2本が浮いてしまいます。
こんな感じ。
何も載せていない時に点火し、何らかの理由で本体が倒れた場合、近くにあった何かに引火してしまうという可能性はあるかも知れません。が、かなりのレアケースでしょうし、スキレットやコッヘルを上に載せればゴトクは4本とも接地して安定するわけなので、個人的には全く問題なし。
さて、点火してみます。
器具栓をガスカートリッジにつなぎ、器具栓つまみを回して開放し、
圧電点火ボタン(オートイグナイタ。赤いポッチの付いた器具)をカチリ(ちなみに、このオートイグナイタは壊れやすいので取り扱い注意だそうです by Amazonレビュー)。
ボー!
おお、点いた!
って当たり前なのですが、点火装置のないSnowpeak「地」しか使ったことのない僕としては、小さな驚きです。
器具栓つまみを回して全開放し、最大出力状態に。
写真だと良く分かりませんね。。。 実際は炎も音も迫力アップしてます(笑)。今日のところは、イジリはここまで。
次は、さっそくキャンプで試してみますね!
と言いたいところですが、こうしてパソコンをカチャカチャやっている隣に生後3週間の赤子が寝ているような状態なので、やはり年内のキャンプは難しそう。また明日にでも、お湯を沸かしてコーヒーでも淹れてみることにします。
というわけで、アウトドアでの使用レビューはまたいつか。
なぜPRIMUS P-154Sを選んだ、もう一つの(?)理由
この製品を選んだのは、安定性やサイズ、出力など、前回のストーブの記事で書いた条件を吟味した結果です。
真面目な話、ストーブほど、登山などの野外活動において重要なアイテムはありません。火が点かないと死ぬ、という状況に使用者が置かれている可能性もあるわけで(僕がそのような状況に置かれる可能性は高くはありませんが)、メーカーも真剣に作っていますし、当然、僕たち使用者も真剣に選ぶ必要がある製品カテゴリーなのです。
しかし今日、実際にPRIMUS P-154Sが届いて実物を手にしていた時に、なぜあのラインアップからコイツを選んだのか、別の理由が存在したことに気づいた(気がした)のです。
実は、ストーブについての記事を書き終えた時、僕の中では「コレにしよう」というのは高い確度で決まっていて、すぐに買う予定でした。PRIMUSとは別の製品です。
ではなぜ、これにしたのか?
前回の記事を書いた直後、9月上旬に発表された「Amazonプライム・ビデオ」。年会費3900円で、購入した商品の配送オプションに加えて、映画やテレビ番組などが見放題というサービスです(現在はこれに音楽聴き放題も加わっています)。
トム(妻)がAmazonプライムを利用していたので、プライム・ビデオがリリース後、彼女のアカウントで毎日1〜2本くらい映画を観ていたんですが、その中に「トランスフォーマー」がありました。僕の好きな映画です。
この映画に、ラジカセやケータイにトランスフォームして襲ってくる、フリンジーという敵が出てきます。こんなヤツ。
PRIMUS P-154Sを手にした時、組み立てた時、そして点火して青い炎が灯った時、このフリンジーを思い出したのです。
フリンジーというキャラクターが特別好きなわけではないですし、この映画が好きだと言っても登場するロボットたちのフィギュアが欲しいと思ったこともありません。でも、映画を見たあとの僕の頭の片隅にフリンジーの姿が残っていたようで、いろいろなストーブを眺めている時にPRIMUS P-154Sを見て、「これ、何となくフリンジーに似てるな」と思ったことを覚えています。
さすがに「映画のキャラに似ている」というだけで、ストーブのような重要なアイテムを選ぶことはありませんが(笑)、このキャラクターがPRIMUS P-154Sを選ぶという決定に何らかの影響を及ぼしたような気がするわけです。
あれだけ検討だなんだと書いておきながら結局はそんなことかよ、って感じなのですが(笑)