林間キャンプの動画を公開した

本日はショート投稿。先日、林間キャンプの動画を撮影したという記事を書きました。

林間キャンプの撮影をしてきた

その動画が完成し、依頼主のウェブサイトで公開となりましたので、このブログでも共有したいと思います。

どうぞご覧ください。

動画の向こう側

自分が何かをする時、もう一人の自分が俯瞰しているように錯覚することがよくある僕は、こうした動画を撮影する時などにその錯覚が最大化します。

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動画で見る山の中を歩いている様子、テントを設営している様子などはごくふつうで自然なものだと思うのですが、実際の撮影現場では全て細切れ、何度も同じ場所を行ったり来たりし、テント設営は作業を何度も一時停止してもらったりと不自然さの塊（笑）。

いつもやっているキャンプの自然な様子を伝えるために、現場では極度に不自然なことをやっているわけです（笑）。

しかし今回は、キャンプをしている人＝友人、撮影＝僕と、役割が分かれていたので、まだマシと言えるでしょう。

例えば以下は、山の中で6日間、ソロでブッシュクラフトをしたという動画ですが、画面はのっけから第三者の視点になっており、どこか違うところから歩いてそこにやってきたはずなのにカメラは既にそこにある、という状態になっています。

「ここで撮ろう」となったらカメラを置いて録画ボタンを押し、来た道を戻り、さも今来ましたというふうに歩いてくる。

これを歩く場面だけでなく、全ての行動、場面でやるのは想像以上に大変です。

実際にソロでブッシュクラフトしているならば、頭部にアクションカメラなどを取り付けて撮影するのが最も楽なことはすぐに分かると思うのですが、この動画にはそうした手抜きが一切なく、素晴らしい構成の動画が連続します。

その労力を考えると視聴者の僕でさえ気が遠くなる気がしたので、これは専任のカメラマンが同行していないのかコメントで尋ねた記憶があります。その答えは、「自分ひとりで撮影しています」とのことでした（もうかなり昔のことであり、本動画には1万6000を超えるコメントが投稿されているので埋もれていて探し出せませんでしたが）。

いやはや、すごい。

もちろん動画の内容も興味深いし楽しいのですが、どうしてもその向こう側にある製作者のことを考えちゃうんですよねぇ。

さて、それはさておき、動画に出演されている建築家の小林さん。彼が吟味に吟味を重ね妥協なく選んだギアたち、そこからその日のキャンプのためにセレクトされた過不足のない荷物、自然のなかで過ごす時間をゆったりと楽しむキャンプスタイル……かっこいいなぁといつも刺激をもらっています。

この動画はキャンプで過ごす「時間」に重きを置いているのでギアなどはあまり画面には登場しませんが、山中でのんびり過ごす大人のキャンプの一端を感じていただけると思います。ぜひご覧ください（二度目）。