「山グルメ」を読んでみた
書棚だけでなく、Kindleにも、買ったはいいものの未読の書籍が10冊以上あるというのに、ふと見かけたこの本を思わずポチってしまいました。
山のグルメ
書籍名と表紙だけで、ソソるでしょ?
レシピは、キャンプというより山行を想定して考えられているので、材料の携行性はもちろん入手のし易さ、調理の簡便さ、美味しさ、行動食としてのエネルギー(Kcal)など、実用性の高い内容になっています。
僕が鳥取に帰ってきてから頻繁にキャンプをするようになったのは、お酒を飲んで眠くなったらすぐ眠れるから、というフシダラな理由なのですが、しかしそれゆえ、「お酒にあった、美味しい料理を食べたい」という願望は、やはりあるわけです。
その点、この本は「手軽さ」と「美味しさ」を特に重視して書かれているので、フシダラキャンプフーズとしてもぴったり!
実際につくってみた
何度か本をめくりながら自宅で作ってはみたものの、やはり自然の中でつくって食べたい(そして飲みたい)!
というわけで、この本を買ってから2週間後、今年最後(多分)のキャンプに行ったので、掲載されているレシピの中から3つほど、実際につくってみました。
ちりめんじゃことキュウリの梅和え
まずはビールのつまみを、ということでこちら。
材料はキュウリとちりめんじゃこ、梅干しというシンプルさ。
ビニール袋に、カットしたキュウリを入れて軽く塩もみし、そこにちりめんじゃこ、種を取って叩いた梅干しを入れて、手で揉みながら混ぜ合わせて完成。
シェラカップなどに入れることを想定して、キュウリは気持ち小さめにカットするのがコツみたい。
ちなみに、梅干しは今年の初夏に漬けたもの。シソを使っていないためオレンジ色に仕上がったのですが、市販の赤い梅干しを使えば、紅色と緑色のコントラストがきれいな一品になると思われます。
サバのトマトチーズ
梅和えをつまみ、ビールを飲みつつ、2品目をつくりましょう。1品目同様、めっちゃ簡単です。
さばの水煮缶の蓋を開けて、缶の中に少し隙間をつくるためにさばを少しつまみ、火を点けたストーブ(バーナー)に載せます。
そこにカットしたプチトマトを2〜3玉分投入し、しばしグツグツ。トマトがふやけてきたら、スライスチーズを細かく千切りながら投入して、溶けたら完成!
さばの旨味、トマトの酸味、チーズの塩気と風味が渾然一体となって、なかなか美味です。
腹餅抜群カレー
さて、最後はメイン。そしてこれも超カンタン。
要は、餅入りインスタントカレーです。
スキレットで砂ずり(本来のレシピにはありません)、ウィンナーを炒めます。自宅でチンしてきたジャガイモも軽く炒めて、そこにインスタントカレーをブチ込んでグツらせたら、皿に盛りつけます。これまた自宅でチンしてきたインゲンを一口大にカットしてカレーの上に散らし、ストーブで炙った餅を添えて完成!
餅が入っているから腹持ちもよく、具沢山で満足感:高! カレーってだけで幸せですよね。
この3つ以外にも、美味しそうなレシピがいっぱい! キャンプに行かれなくなっても、家でこれ見ながら料理して、キャンプ気分に浸ろうかな〜(笑)