台所と食堂の改装を計画してみた
現在、T町ハウスの台所と食堂のリフォームを検討していて、キャンプ仲間でもある建築家に相談し、基本設計や見積もりを作成してもらっています。
現在の台所と食堂
これまで、T町ハウスの改修は、風呂を除いてほぼ全て自分でやってきました。
とはいえ、ガス・水道設備など専門的な技術や知識、道具が必要な台所はさすがに自分では無理だし(壁の塗装はしましたが)、入居前なら天井の張り替えなども自分でできたかもですが、住みはじめて毎日使っている今となってはなかなか厳しい。
あらためて直したい箇所を書き出してみると思いのほかたくさんあり(以下のリスト参照)、これはさすがにプロにお願いするほかないという結論に。
- 台所を使いやすくしたい(シンクの流れが悪い、作業スペースがない、ガス台が古い、シンク下の収納が使いづらい、食洗機を置くスペースがない等)
- 台所の流し前の壁、窓を撤去し、空気の流れを良くしたい
- (無意味な)廊下を台所・食堂に併合したい
- 天井を綺麗にしたい(屋根裏に何もないので抜いて高くしたり、採光用の天窓を設けるなどの可能性も模索)
- 照明のレイアウトも変更したい
- 庭に面した掃き出しの窓をペアガラスにしたい(廊下、縁側など庭に面した部分全て)
- エアコンを設置したい
ちょっと欲張りでしょうかね。
でも、平日、起きている時間の90%はこの台所、食堂で過ごしていますし、ここでの家族の時間をより良いものにするために、もう少し快適にしておきたいと日々感じていたんです。
この先、どれくらいこの家に住むのかまだ決めてはいないものの、次に暮らす地域や家の構想やアイディアは皆無だし、少なくともあと数年でも暮らすのであれば、適切な改修はしておくべきだなと。
我が家の改装に興味のある人がいるとは思えませんが(笑)、今回のブログは台所と食堂の改修について、ざっくりと解説していきたいと思います。
台所を使いやすくしたい
まず、現在の台所の流し(シンク)をご覧ください。
ご覧のとおりかなりの年代物(?)です。情報によると近所の板金屋がつくってくれたものだとか。
使えないわけではないのですが、水の流れが悪く、排水口にネットがないので細かなゴミがそのまま流れていってしまうんですね。ネットをつけることもできるんですが、そうするともともと悪かった水の流れがさらに悪くなってしまうのです。
高さも75センチほどしかなく、僕の身重に適した高さ=85センチに10センチも足りない(*)。個人的にはあまり気になりませんが、腰の悪いトム(妻)は皿洗いが結構な負担になっているよう。
流しの右横には、水切りカゴ。その奥にはオーブンレンジが鎮座。
オーブンレンジの上の棚はawの自作で、料理でよく使うボウルやザル、バットなどを置いています。
流しの左横にあるガス台は2口(+魚焼き片面グリル)しかなく、そして古い。噂によると、比較的キレイなガス台がついていたのですが、僕の妹夫婦が祖父の死後、もう使わないだろうからと自分たちが使っていたものと交換したのだとか。
さて、ここまでで、ふだん台所で料理されている方は気付くかも知れません。「作業場がないのでは?」と。
そうなのです。流しとガス台の間にあるべき作業場がないのです。
一番奥にスペースがあるにはありますが、水切りカゴが邪魔しているので作業場としては全くもって使いづらく、仕方なくオーブンレンジを置いています。
作業場は諦めるとして、せめて水切りカゴを置いてる場所に食洗機を設置したいのですが、幅(奥行き)が足りず断念。
なんだかんだと残念なレイアウト、サイズなわけです。
さらに言えば、食卓に一番近いところに火を使うガス台があるので、炒め物や揚げ物をする時に子どもがテーブルにいると不安な気持ちになります。
そして、さらにさらに言えば、ガス台の上にあるこの換気扇。
驚くほど吸引力が弱いです(笑)。炒め物などをすると、必ず食堂の火災警報器が反応します。
というわけで、流し回りは本当に全てを改善したいですね。
流し前の壁を撤去+廊下を台所・食堂に併合
次に直したい、というか撤去したいのは、流しの前にある壁。
下の図を見てもらうとわかりますが、風呂やトイレに通じる廊下が食堂と台所の境目あたりからはじまっており、その廊下と台所を隔てるための壁が流しの前に設置されています(赤線)。
磨りガラスの窓があるので閉塞感はなく、開ければ庭も一望できるのですが、一番奥の窓はハメ殺しになっていて開閉できません。そのため、ここの空気が滞留して流れが悪くなり、夏は天然サウナとなります。
壁を取り払えば、空気が流れやすくなり、夏の暑さを多少緩和することができるのではないかと。
そもそも、考えてみると(いや、考えてみるまでもなく)、ここを廊下にする意味ないですよね(笑)。下の図のように壁を取り払って台所や食堂の一部にしてしまえば、通るだけの使い道しかない部分に他の機能も与えることができますし、リストの最後に挙げた「エアコンを設置したい」も可能になります。
天井を綺麗にしたい
これは単純な希望ですが、天井の汚れがとても気になっています。
何十年という長い時間をかけて付着した汚れなので、ちょっと拭いたくらいでは取れません。
天井については、もう少し欲張った妄想がありますが、紹介は次の項目で。
照明のレイアウトを変更
現在の台所、食堂の照明は流しの上と食卓の上の2か所。
食堂の明るさは十分なのですが、流しの上にある小さな照明の光が台所の奥まった部分(このあたりに調味料や乾物など細々したものを置いている)にまで届かず、夜や早朝などは作業がしづらいんですよね。
照明の数を増やして、間接照明なども取り入れて、もう少しイイ雰囲気が出せないかな〜と考えています。
さらなる妄想を書くと、この台所と食堂の屋根裏にはなにもありませんので、天井をブチ抜いて屋根に採光窓を付け、昼間なら照明いらずにしてはどうかと。天井を高くし天窓も加われば、開放感が増しそうです。
まあ、この妄想はコスト次第ですね(笑)。
窓をペアガラスにしたい
先述のとおり、またこのブログでも何度か書いてきたとおり、この家の台所と食堂は夏は異様に熱く、冬は異様に寒いです。
その一因が、庭に面した部分が全て掃き出しの大きな窓。当然、1枚ガラスのアルミサッシで、経年劣化のためかすき間も多い。ここが巨大な熱の出入り口になっていることは間違いありません。
ここをペアガラスにしてはどうか、と考えています。
台所と食堂のリフォームからは少し外れた内容になってしまいますが、この部分だけの窓を直すのではなく、どうせなら庭に面した窓全部やってしまおうじゃないか!と。
まあ、コレのやる/やらないも、コストによるところが大きいですが(笑)。
エアコンを設置したい
ペアガラスに続いて、高すぎる/低すぎる室温をなんとかしたいということで、最後の希望はエアコンの設置です。
現在の台所、食堂にはエアコンを設置できる場所がないので、夏は扇風機、冬は石油ストーブに頼っていました。正確に言えば、夏は調理だけここでやり、食事はエアコンのある居間でとっていました。
先述の「流し前の壁を撤去+廊下を台所・食堂に併合」を実施すれば、もともと廊下だった部分の窓の上部にエアコンが設置できるようになります。
まとめ
盛りだくさんですが、全てをやるとは決めていません。何を実施するかは、お願いしている基本設計や見積もりを考慮して決めるつもりです。
流し台の変更と壁の撤去、エアコンの設置だけやるとか、意外と安く済みそうなので全部やるとか、そんな感じですね。
かけるお金次第では、この家の積年の懸念点の一つであるシロアリについてもしっかり調査しておく必要があります。多額のお金をかけてリフォームしたのに、シロアリのせいで数年で退去を強いられるとか悪夢でしかないですから。
そんなこんなで、まずは、建築家からの提案を待ちたいと思います。
* 住宅みちしるべ「キッチンの高さの上手な選び方」