Helinox Cot Oneの修理

訳あって、自宅でも毎晩Helinox Cot Oneで寝ているのですが、昨夜4時頃、バキ!という音と共に自分の体が大きく沈み込み、驚いて起きるというできごとがありました。

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ポールが折れた!

起きてみると、Cot Oneのボディ(布地の部分)の一部が凹んでいて、道路が陥没したようになっているではありませんか!(夜中のことだったので、寒いのと眠いのとで写真は撮っておりません…)

解体してみると、ポールに3か所ある結合部の一つが外れ、折れるように曲がっていました(汗)。

理由は、ポールの接合部が折れないよう内側に取り付けてあるパーツが外れていたからです。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

この写真の中央部にあるパーツは本来、次の写真のように片方のポールに固定されていて、結合するとその部分が二重になって折れを防止してくれるもの。ところが、なぜかこれが外れてズレ動き、結合部が簡単に折れてしまっていたわけです。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

なぜこうなったのか?

内側のパーツが外れ、そのパーツがズレ動いたこと。頻繁に利用しているとはいえ、購入してまだ1年も経過していないこと、その他のパーツはほとんど傷んでいないことを考えると経年劣化などではないようです。

では、なにが理由なのか?

現時点で考えられる理由は、僕の、世界チャンピン級に悪い寝相。メーカーの想定をはるかに超える負荷が、毎晩、かかっていたのかも知れません。寝ている間に起きたことを考えると、まず間違いないでしょう。ごめん、Cot One。

それにしても、寝てる間にポール内部のパーツがズレるなんて、どれだけ寝相が悪いんだ、僕……。

ショックコードも断裂寸前

ひとまず内側のパーツを所定の位置に戻せば眠れる状態になったわけですが、この作業中、ショックコードが断裂しかけているのを発見。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

かなりヤバイ!

これについては僕の寝相が理由ではなく、収納時にポールの結合部と直接接触してしまう構造であることから、摩擦等によって徐々に磨耗していったと考えられます。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

修理のため、さっそく、密林でショックコードを購入。

「ロゴス(LOGOS) ショックコード30m 71993301」

翌日には届いたので、さっそく修理を開始します。

Cot Oneの修理開始

ポールの末端にあるエンドキャップを外します。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

エンドキャップに結び付けられているショックコードを解いて取り出すと、ショックコードの状態がより露わに。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

コード自体は完全に断裂していて、被覆の繊維だけでなんとか繋がっている状態です。首の皮一枚とかいうやつですね。

もう片方のエンドキャップも外し、ポールを分解。パーツはポール×4、エンドキャップ×2の合計6点のみです。

さっそく購入したショックコードと交換します。LOGOSのショックコードは、もともと使われていたものに比べて細め。そこで、二重にして使うことにします。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

ショックコードの長さは、ひとまず元のものと同じ長さとし、その2倍を引き出して切ります。

エンドキャップの下に空いている穴に1本だけ通し、

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

揃えた末端に、ポール1本分くらいの長さにカットしたもとのショックコードを結びつけ、ポールに通していきます。ショックコードとポールはほぼ同じ長さ、最後は取り出しにくくなるので、こうして延長してやるわけです。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

ショックコードをポールに通していきます。ポールは分解して短くしていたほうが、通しやすいです。ポールには順番があるので、そこだけ注意。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

通し終えました。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

元のショックコードを取り外し、もう一方のエンドキャップに新しいショックコードを結びつけたら完成! ここで誤ってショックコードから手を離してしまったりすると、やり直しになってしまうので慎重に。

CAMP HOUSE/Helinox Cot Oneの修理

修理に要した時間は、15分ほどでした。

Chair OneにTable One、そしてこのCot OneなどのHelinoxの製品をはじめ、テントなどのポールにもショックコードは使用されていますが、断裂すると使えなくなるものもあり、定期的なチェックと(可能なら)メインテナンスはとても大切だなと感じた週末でした。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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6件のフィードバック

  1. 松本 直丈 より:

     松本です、自分も80㌔を超えるメタ坊なのでコットワン使用中、脚フレームが外れた事が一度ありました。フレームは幸い無事で、未だ歪みはありません。本当にタフです。コットマックスでも良いかな…と思った事もありますが、あのサイズではステラリッジに入れる事はムリですね。一度使い始めるとそのままなので、細部の点検には気を付けて行きます。スリーブは力を入れても簡単に取れませんが、ショックコードがパイプのエッジに当たる所だけでもビニールテープで保護したいです。

    • aw より:

      松本 直丈さん、コメントありがとうございます!

      僕はショックコードを2重にしました。仮に一方が切れてもひとまず使用に支障がでないようにするためです。組み立てや撤収に負荷がかかるかなと思いましたが、意外と大丈夫でしたよ。

  2. おぐらちか より:

    初めまして、こんにちは。
    コット購入に悩んでいたところ、こちらのブログに辿り着きました。
    ヘリノックスかスノーピークか、迷っています。スノーピークに心惹かれているものの、収納時のサイズが車載ネック、ヘリノックスはその後の修理が心配です。
    コットワンを購入されて長く使用されていると思いますが、今一つだな、という点があれば、是非教えて下さい。よろしくお願いします。

    • aw より:

      おぐらちかさん、コメントありがとうございます 🙂

      僕が使っているヘリノックスのコットは、Cot Oneという最初期の製品ですが、これといった不満はないですよ。かなり満足しています。

      強いて問題点を挙げるとすれば、高さが少し低い、ということでしょうか。座ったり立ち上がったりする際に、腰や足への負荷がかかりやすい高さかもしれません。これも現行の製品では、エクステンションの脚(コットレッグ)を付けることで高さを上げることができますので、低いと感じられる方は変更が可能です。

      僕の場合、雪の上で使うこともありますのでコットレッグは使わないのですが(雪に沈んでしまうため)。

      スノーピークのコットは確かに収納時のサイズが大きいですよね。それ以外はとても完成度の高い製品だと思います。

      • おぐらちか より:

        awさん、ご返信ありがとうございます。低さに疲れたら、高額な脚を検討したいと思います。心が決まりました、後は色で悩みます。
        ありがとうございました(^^)

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