台風17号に破壊されたタトンカ2TC
先週末、日本に襲来した台風17号は対馬海流に沿うように日本海を北上しました。ここ鳥取では、雨はそれほどでもなかったのですが、強い風が吹きました。
我が家に残ったその爪痕がこちら。
我がT町ハウスのデッキテラスに設営し破損したタープはすでに4枚目、もはや我が家の強風シーズンの風物詩になりつつあります。
3月、我が家の庭に設営したタトンカ タープ2TC
今回破損したタトンカ タープ2TC(以下、タトンカ2TC)は今年3月に導入したばかり。タトンカ2TCそのものの強靭さもさることながら、ダメージを与えないよう入念に検討しながら設営したので、これくらいの風なら大丈夫だろうと高を括っておりました。
明らかにその過信が今回のタープ破損の最大の要因です。
タトンカ2TCの破損状況
さて、タトンカ2TCの破損状況ですが、イラストにするとこんな感じです(赤い線が裂けた部分です)。
強い力が加わった箇所=左下の円形の補強が入った部分から「裂け」が始まり、強化されている部分で裂けの進む方向が切り替わる。1年前に力尽きたHilleberg Tarp 10XPの時とほぼ同じです。
2018年10月、突風で裂けた10XP
3月に設営してから半年間、1日も撤収することなく日光や雨にさらされてきたタトンカ2TC、生地が劣化していたのでは? と思いましたが、明らかに劣化している感じはなく。
ただし、日焼けして色落ちはかなりしてましたね。
左側が日光を浴びていた部分、右側が日陰になっていた部分
タトンカ2TCを補修
生地の劣化はほぼなし、裂け具合も思ったほどヒドくなかったので、補修することに。
まず、裂けた部分からちょこちょこ飛び出している繊維をきれいにカットします。
補修の総指揮は、ミシンや裁縫の知識を持つトム(妻)
つなぎ合わせる箇所を確認して待ち針で仮留めし、
さらにざっくりと仮縫いしたら、ミシンで縫っていきます。
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できました(笑)。
縫った部分は奥の方です。
角の円形に補強されている部分と、
端っこの折り返されている部分は比較的にきれいに縫うことができたのですが(いずれも緑の糸が僕の縫い跡です)、
中央部の裂け部分は、もともとまっすぐに破れていないことと、重ね合わせて仮留めした部分がその後の工程でズレてしまったようで、きれいに縫い合わせることができませんでした。
(この写真の撮影のあと)水漏れ防止のため、この縫い目部分にだけシームテープを圧着
ふだんミシンを触っていないのだから仕方ないかな〜と思いつつも、ミシンの作業そのものより、それ以前の下準備をしっかりすることが大切だな〜と強く感じましたね。
タトンカ2TCを再設営
台風が遠ざかって風が落ちてきたのを見計らって、タトンカ2TCを再度設営。
遠目から見たら何も変わっていないように見えますが、下から見ると、重ねて縫っている部分の粗さが目立ちますねぇ。
さて、今回の破損は過信が招いたものだと最初に書きました。
台風が近づいてきた23日の早朝、タープのことが心配になり外に出てチェックしたのですが、正直に言えばその時、「撤収した方がいいのかな」と感じてはいました。
が、前述のとおりしっかり設営してるから大丈夫だという気持ちが半分、そして、しっかり設営しているがゆえの撤収の面倒くささが半分で、「撤収しなくても大丈夫だろう」と判断してしまったんです。判断というよりも、自分に言い訳した感じですね。
もしも、簡単にサクッと撤収できる設営方法であれば、きっと撤収していたはずです。
設営は、安全性の高さだけでなく、撤収のし易さも重要であることを痛感。
そこで、ハシゴじゃないと届かない高さに固定したガイラインのつなぎ方を見直しました。
結索・接続位置が高いだけでなく、タープが屋根(軒)に接触しないようにしつつも軒との隙間を少なくして雨が吹き込んでこないようにトリッキーな結び方をしていたので、強い風雨の中、取り外すの(と、再度設営するの)が実に面倒に感じてしまったんですよね。
とはいえ、この接続部分についてはいろいろ試した結果これがベスト!と思っていので、別のアイディアと言ってもなぁ……と思っていましたが、急に「これは!」という接続方法が天から降ってきまして。
説明が難しいの詳細は割愛しますが、これで今度からイザという時はすぐに撤収できると思います。
タープを破損しない一番いい方法は「撤収する」ですからね。
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そんなこんなで破損したタープを補修、無事に復活できたわけですが、いつ補修不可能なレベルで破損してしまうか分かりません。
何気なくAmazonをチェックしてみると、夏のハイシーズンに比べてかなり安くなっているではありませんか!
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備えあれば憂いなし。予備にひとつ購入しておきました。