保安灯にOLIGHT GOBERを購入してみた

友人が経営している農業法人がこの春から、機械作業中のヘルメット着用、反射ベストや安全シューズの常用など、独自の安全管理基準を引き上げました。

死亡事故など重大事故が多発していた建設業では、以前からヘルメット(保護帽)等の着用義務が「労働安全衛生規則」によって定められています。この規則が設けられる根拠となった労働安全衛生法と労働安全衛生法施行令は昭和47年に定められましたが、それ以降、労働現場における死亡災害が劇的に減少していることが分かります。

死亡災害発生状況の推移(厚生労働省「建設業における労働安全衛生対策」)より
画像出典:(厚生労働省「建設業における労働安全衛生対策」内、死亡災害発生状況の推移)

一方、農業にはそうした安全規定はありません。その理由を、ChatGPTに聞いてみました。

aw: 農作業でヘルメット着用が義務付けられていない理由は何ですか?

ChatGPT: 農作業においてヘルメット着用が義務付けられていない理由は、一般的には、農作業が建設業などの重要産業と比較して、危険性が低いとされているからです。農作業においては、作業者が落下したり、落下物に当たることが少なく、重機や高所作業なども行われないことが多いため、ヘルメットの着用が義務付けられていない場合が多いです。
ただし、農作業においても、特定の作業においてはヘルメットの着用が必要とされる場合があります。例えば、果樹園などでの高枝切りや、農業機械の操作時には、安全のためにヘルメットの着用が推奨されています。
また、個々の農業生産者が、安全対策としてヘルメットの着用を自主的に行うこともあります。農業生産者は、自分自身や作業者の安全を確保するために、ヘルメットの着用を含む適切な安全対策を実施することが望ましいとされています。

ナルホド。




この春から自転車乗車時のヘルメット着用義務が13歳未満から全年齢に対象が拡大されますよね※2。4月1日の道路交通法改正を前に、自転車用ヘルメットが店頭から消え、メーカー在庫も品薄になっているというニュースを読みました。経緯はどうあれ、ヘルメットを着用する人が増えるそれ自体は喜ばしいことだと思います。

しかし、ヘルメットジュニアシートなどの記事でも書きましたが、法律で決められていないからやらない、法律で決まってるから仕方なくヘルメットをかぶるではなく、係る行為のリスクについてしっかり評価し、自ら行動するのがあるべき姿だと思います(少なくとも、責任ある成熟した大人は)。前述の建設業界の事例のように、安全対策をとれば確実に結果が出ると既に学んだ世代である僕たちは特に率先して実行すべきだと。

(と偉そうに話してる僕は、こういう考えに至らないと逆に不自然なほど、命に関する経験を何度もしてきてるわけなのですが)

安全基準を自ら考えて策定し実行している友人の会社は素晴らしいと思いますし、僕も自分の生活において今後も安全について考え、できる限り実施していきたいと思います。

というわけで今日は、日々の安全性を高めるアイテムを買った話です。

早朝・夜間時の安全灯

最近は朝、明るくなる時間もかなり早まってきましたが、娘が一緒に犬の散歩に行きたがることも増えてきたので、早朝や夜間出歩く際に使用する安全灯を購入してみました。僕がキャンプや日常生活で愛用するOLIGHTの小型ライト「GOBER」。

商品はライト2つ、ホルダー2種、カラビナ、小型ドライバー(-)、USB-A/Cケーブルで構成されています。

CAMP HOUSE-OLIGHT GOBER

開封時、このように2つのライトがホルダーの両端に取り付けられた状態で入っています。

CAMP HOUSE-OLIGHT GOBER

点灯させてみます。

CAMP HOUSE-OLIGHT GOBER

光量(出力)は最大で4ルーメンなので、懐中電灯のような使い方は難しいですね。

光の色は、白以外に赤、青、緑があり、点灯、点滅、4色が連続して切り替わるなど様々なモードがあります。

ライトをひねるように回すとホルダーから分離することができます。

CAMP HOUSE-OLIGHT GOBER

同梱されている小型のドライバーを使ってホルダーを分解することができます。なぜそのようになっているかと言うと、ホルダー内部にAppleのAirTagがセットできるようになっているからです。

CAMP HOUSE-OLIGHT GOBER

子どもが背負うバックパックや犬の首輪などに取り付けて、暗い時間帯での散歩時の視認性を高めるという目的での購入を想定した設計ですね。AirTagがセットされていたら、万が子どもや一犬を見失ってしまっても再会できるタイミングを早める助けになりそうです。

しかし、実際にこのホルダーを首輪に取り付けてみたところ、歩くたびに揺れて体に触れるようで、犬もそれを気にしてか自然に歩けないように見えました。

犬に取り付けるなら、AirTagをセットすることはできませんが、もう一つのクリップタイプのホルダーが良さそうです。

CAMP HOUSE-OLIGHT GOBER

ちなみにGoberの防水性能はIPX4なので、降雨時の散歩での使用は控えた方が良さそうです。

その他、主要なスペックも掲載しておきます。

サイズ 38×38×17.6mm
重量 16g
最大出力 4ルーメン
最大点灯時間 28時間(充電 1.5時間/USB-C)
最遠照射距離 100m
防水レベル IPX4

安全性の観点で言えば、こういう反射ベストがベストだと思いますが、ふだん着用するにはややハードルが高い/携帯性に難ありということで今回の導入は見送り。

もともと持っていたOLIGHT S1Rも十分小型ですし、早朝・夜間の外出時に携行するのに何の問題もないんですが、これは小さくてもやっぱり、対象となるものを照らす時に使う懐中電灯なんですよね。身につけている人の存在を周囲に知らるための灯りではなく。

CAMP HOUSE-OLIGHT GoberとS1R BATON

保安灯は、夏の時期以外は犬の散歩で毎朝使うものですし、専用に持っておいた方がよいと考えて買った次第。そのほか、暗くなる時間帯に自転車に乗ったり、買い物などちょっと外出したりする時などに身に付けられるように玄関に置いておきたいと思います。

  1. 全産業における死亡事故のおよそ1/3を建設業が占めています。出典:厚生労働省「建設業における労働安全衛生対策」(PDF)
  2. 警視庁 「自転車用ヘルメットの着用

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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