SEIKO PROSPEX SBDN023を買ってみた
キャンプに合う腕時計が欲しい! と、ネットで腕時計を眺めていたのはもうひと月半も前。
どうも最近、子どもの夜泣きもあって永遠に夜明けが来ないのではないかと思える夜もあれば、こうして「あれからもう1か月も経つのか」と時間が経つのを早く感じたりと、なんだか時間感覚がごちゃごちゃになった日々です。
そんな時間感覚の狂いとは関係ありませんが、結局僕が購入したのは、「SEIKO PROSPEX SBDN023」でありました。
下調べしている時に、こういうセイコーダイバーズウォッチの歴史、みたいな記事を読んで思わずグッと来てしまい。
SEIKO PROSPEX SBDN023
久しぶりに時計を腕に巻いたのですが、はっきり言ってとても邪魔くさい感じがするとともに(笑)、嬉しさもそれ以上にあって、なんとも不思議な気持ち。
朝起きて、腕時計を巻いて、夜、仕事を終える時に外してデスクに置く。
このルーティンを回しはじめてからもしばらくは、時間が気なった時に自然と腕を見ることがなかったのですが、最近はいろんな意味でしっくりきてます。
腕時計としての評価は、Amazonのレビューを読んでもらうとして、僕がこの時計を腕に巻いた最初の気持ちは「あぁ、自然の中で過ごしたい」でした。それは、ひと月以上経った今も、あまり変わらないですね。そういう意味では、仕事の時などには着けない方がいいのかも(笑)。
ダイバーズウォッチとは
ところで、スキューバダイビングをしている(た?)僕にとって長年の謎でした。
ダイバーズウォッチとダイビングコンピューターって、どう違うんだろう?
潜水時間だけでなく、潜水深度や体内の窒素(推定)量の計測、浮上速度の警告などを供するダイビングコンピューターは、現代のレジャースキューバダイビングに欠かせないものですが、ではダイバーズウォッチってどんな時に使うんだろう? と。
潜水時間が分かる仕組み(逆回転防止ベゼル)や100メートル以上の防水耐水性、耐磁性、暗所での視認性(天気にもよりますが、水深20メートルを超えると真っ暗になりますので)、時計で唯一JIS規格を持つカテゴリー…… こうして書き連ねるととても多機能ですが、エントリー回数200本程度のへっぽこスキューバダイバーである僕にとって、これを装着して海にエントリーしようとは思えないレベルです。
あれこれ機能はいらない。とにかく潜水時間が正確に分かれば良いという状況で、本物のプロの潜水士が選ぶ時計がダイバーズウォッチなんでしょうね。
つまり、地上のキャンプ場でダラダラとビールを飲む時に着ける時計では、本来ないわけです……(笑)。
身につけるものを選ぶ時に考えること
若い頃、欲しい物があるとそのものだけを評価して、良い/悪いを決めていました。がんばって、自分に似合うかどうかを少し考える程度(でも主観的になっているので正しく評価していない)。
最近はあまり物欲自体がなくなってきましたが、何かを所有しようとする時は、洋服や家、車、生活用品、自分の暮らす町にも合うかどうかを考えるようになりました。要するに、自分の暮らしにどれだけ調和しているか、ということです。
あとは自分が本当に好きかということ。大勢の他人が評価している(ように見える)からではなく。
とかそんなエラそうな事を書いてはいますが、きちんと吟味、自問自答することなく反射的に手にいれてしまい、あとで考えると自分の生活の中でやたらと浮いているなぁと感じるモノが、やっぱり今でも時々あるのです。結果使わなくなり、かと言ってすぐに処分するのも気が引けて…… なかなか買い物上手になれないもんです。
SEIKO PROSPEX SBDN023は大丈夫そうですが。