燻製機を検討してみた

本当に毎日暑いですね。

僕の仕事部屋にはエアコンがありません。川に面した部屋なので、時おり、気持ちのいい風が入ってくるんですが、ほとんど蒸し風呂状態の部屋です。1日に何枚のTシャツを着替え、何杯のお茶を飲むことか……。

マシューはエアコンの効いた和室で優雅に昼寝してるんですけどね〜。

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ここまで暑いと、週末はなんの予定も入れず、エアコンのきいた部屋でゴロ寝か、庭先でキンキンに冷えたビール飲みながらのんびり燻製でもやりたい気分。

燻製と言えば、僕はいつもダンボールで即席の燻製機をつくっていたのですが、ウッドデッキに常設しておける燻製機を導入してみるのも悪くないなと思いはじめ。

自家製ベーコンのサンドイッチ

そんなこんなで燻製機を検討してみることにしました。

BUNDOK スモーク缶 温度計付 BD-439

サイズ W25xD25xH45cm(ハンドル含む)
材質 表面処理鋼板(亜鉛メッキ)、スチール(亜鉛メッキ)
重量 約1.4kg
特徴 乗せ網が2段階。価格が安い。コンパクトなサイズ
価格 3000円前後(参考価格:5400円)

直径25センチと小型で、(フタ付きのゴミ箱を改造したかのような)シンプルなデザインの燻製器。

ふだんは家族3人分、来客があっても総勢10人前後なので、これくらいのサイズがちょうどよい気がします。

気になるのは使い勝手。具材の出し入れは上部のみのようなので、上段の網(と、そこに置いた具材)をどかさないと、下段に置いた具材をひっくり返したり、取り出したりできないというところ。

でも、お手頃価格で、カスタマレビューもおおむね好意的。試してみたくなります。

Coleman ステンレススモーカー2

サイズ 25×26.5×高さ40cm
材質 ステンレス、他
重量 約2.1kg
特徴 ランタン型の空気口(笑)
価格 6000円前後(参考価格:8618円)

1970年代のSF小説の表紙に宇宙船として描かれてそうなルックスの(?)燻製機。カッッコイイですよね。

大きさや内部構造は、上述したBUNDOKの燻製機とほぼ同じです。

ステンレス製なのでメンテナンス性や耐久性も良さそうですし、仮に焼けてきてもいい飴色になると思うので(そこまでの高温状態での使用はないと思いますが)、そのあたりを考えれば、BUNDOKとのほぼ倍の価格差も納得できるかも知れません。

一点、気になるのが、ユーザーのレビューでも指摘されている温度計について。最大400度まで計測できるようになっています(オーブンとしても使えるのかな?)。つまり。50〜100度あたりの、燻製でもっともチェックしたい温度帯がざっくりとしか表示されない、ということ。僕のように内部の温度が気になる人は、上部の換気口に別の温度計を付けてもいいかも知れませんね。

UNIFLAME フォールディングスモーカーFS-400

サイズ 31×26×高さ40cm(スタンド使用時:高さ50cm)、収納時/25×40×厚さ8cm
材質 ステンレス鋼
重量 約5.1kg
特徴 大きな開口部。折りたたみ可
価格 1万4500円

大きな開口部で、いかにも作業がしやすそうな本製品。

つくりも堅牢、高いメンテナンス性、折りたたみ可能なので収納にも場所をとらない、さすがUNIFLAME! という感じですかね。

ただ、折りたたみできるという機構上、どうしても隙間ができてしまうので、かなりの漏れが生じる、という声もあります。一方で、温度が上がり過ぎるので、天井部に換気口を設けたら良かったのでは、という声も。この2つの問題がお互いを相殺(温度が上がり過ぎるのを、隙間からの空気漏れで緩和)してくれればいいのですが、そうはならないみたいですね(笑)。

価格もぐぐっと上がりますが、それなりの満足感、所有感を満たしてくれる製品のようです。

ちなみに、UNIFLAMEのホームページには本製品の掲載がないので、ワンサイズ大きいFS-600を残して生産中止になっているかも知れません。

尾上製作所 チャコールスモーカー ON-1768

サイズ 49x46x高さ110cm
材質 スチール
重量 14kg
特徴 大容量
価格 1万7000円前後

「デッキに常設する」にはぴったりのように見える、こちらの燻製機。かなり大型です。

14kgもあるので、動かさない(動かしたくない)ことを前提に、「キャンプにも持っていきたいしなぁ」などの雑念を取り払って潔く設置できそうな気はしますが、あまりの大容量に「基本は家族3人分」というコンセプトから外れてしまいます。

このデザインで、もう少し小さな容量のものがあると最高なんですけどねぇ。

温度計も700度とかなり高温仕様。もはやオーブンですね。

aw smoke box

サイズ 31×42×高さ50cm
材質 ダンボール、スチール
重量 1kgくらい
特徴 安い
価格 800円程度(材料があれば0円でも可)

ホームセンターで材料を買い、自作しました。

使用する材料は、ダンボール(220円)、網(250円)、ガムテープ(200円)、丸い木の棒(100円)の4つです。

ダンボールは、目的にあった大きさで、内部で使う網とサイズが合うことなどに注意。可能であれば、外部の温度の影響を受けにくくし、且つ強度を高めるために、Wフルート(*)のものを選ぶと良いです。


Wフルートは通常のダンボールが重ねられたような構造

表の扉を大きくとり、スモークウッドやチップの調整や、具材の管理などをしやすくしました。ただし、最初に具材を網に置く場合は、上部のガムテープをいったん剥がして開口し、上から操作するのが一番やりやすいと思います。燻製後に具材を取り出す時もそうですね。

自作する場合の一番の注意点は、できるだけ網を水平にかけられるように、引っ掛ける部分(この場合は、木の棒)の高さを一定にすること。しっかり計測して、丁寧に取り付けます。

上部には温度計を設置。換気口も設けました。

網よりも少し高いところに棒を渡せば、吊るしで燻製することもできます(S字フックは別途用意します)。

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というわけで、いろいろ見て検討し、結局、自作してしまいました(笑)。

今年の夏はこのaw smoke boxで乗り切るつもりですが、きっと、ちゃんとした燻製機が欲しくなるんだろうなぁ。。

* ダンボールは表紙、中芯、裏紙の3つで構成されています。このうち、中芯は波打ったかたちで表紙と裏紙に挟まれていますが、この波の大きさ(高さ)や密度によって、規格が分かれます。一般的なダンボールはAフルート、少し波が細かいのがBフルート、、、というように強度を増していきます。Wフルートは通常、AフルートとBフルートが重ねられたものです。

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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