スノーシューを検討してみた
今冬は日本海側を中心によく雪が降りますね。鳥取も例外ではなく、とくに山間部ではかなりの積雪を記録しているようです。昨年は雪が降らず、リフトを動かすことができなかったスキー場もあったようですが、彼らにとっては正に恵の雪ですね。
たくさん雪が積もった中で雪中キャンプをしたいと考える僕たちにとっても、今冬の雪は歓迎すべきものです。「いつになったら雪が降るのかなぁ。恩原(*1)には雪降ってるのかなぁ」と気を揉む心配がないですからね。
しかし、雪が多ければそれはそれでクリアしなければいけない問題も生じるわけです。その一つが、大量に積もった雪の中をどのようにしてキャンプサイト予定地にアプローチするかということです。
毎年この時期になると「雪中キャンプ、どこでやります?」といった話がLINEグループで交わされるんですが、昨年のロケーションが素晴らし過ぎて、今年は同じ場所でやることが早々に決まっていました。
しかしそこは車からしばらく雪の中を歩いて行か必要のある場所。去年は雪があまり多くなかったので問題なかったんですが、今年は1メートル前後の雪が残っております(事前調査済み)。
ただまあ、答えは簡単でスノーシューかワカン(輪かんじき)のいずれかを使うしかないんですが、どちらを使うべきかその特性から考えると、スノーシューなのかなと(*2)。
難しいのは、実はここから先でして。
どんなスノーシューを買うべきか
僕は雪山に登ったり雪原をハイクしたりなどのアクティビティは現時点ではやっていないので、今回スノーシューを導入しても使う場面は年に1度か2度の雪中キャンプに限定されますし、昨年のような積雪状況であれば絶対に必要なアイテムとも言えません。
つまり、年に1度使うか使わないかのアイテムにどれだけの資源(カネ)を投下するのか、これを決めなければいけません。
このアイテムの優劣が人命や健康に直結するのであれば躊躇なく必要な水準の製品を選べばいいし、将来的に先述のようなアクティビティをやる予定であれば考慮の材料にもなるんですが、現時点でスノーシューについてはそこまでのシビアさ、将来性はなく。
うーむ、、、ひとまずどんな製品があるか下調べくらいしておくか。
というわけで以下、「高価」「安価」は主観的な分類になりますが、aw基準で幾つかピックアップしてみました。
高価なスノーシュー
売価1万円以上の製品を「高価」なスノーシューとしました。
安価なスノーシュー
こちらは3000円前後のかなり手頃な価格のスノーシュー(と言えるのか?)。
かなりの価格差がありますよね。それなりの性能差も当然あるとは思います。でもまだ、自分の中に製品を選ぶ基準が生まれてきません。
やっぱり実際に使ってみたいなぁ。
高価と安価、両方のスノーシューを現地で試用
と、そんなことを考えていたら、「高価」と「安価」両方のスノーシューを持っているキャンプ仲間が、雪中キャンプ予定地の現地事前調査のためにそれらのスノーシューを貸してくれたんです。
ちょうど友人2人で現地調査に行くことにしていたので両方同時に試すことができる! ラッキー! ありがとう! Kさん!
というわけで、短いですがその時の様子の動画がこちら。
最初に画面に映るのが友人。身長185センチと大柄な友人が「高価」なスノーシューを履いています。その次に足下に映るのが僕が履く「安価」なスノーシュー。
現地の積雪はおよそ1メートル。動画でご覧いただけるように、いずれもきちんとそれなりの仕事はしてくれました。
が、「高価」なスノーシューを履いた友人が軽快に歩く様子(動画は歩き始めて最初の頃なので、若干の恐る恐る感はあります笑)、最低限の仕事はしてくれたものの常に不安感もつきまとった「安価」スノーシュー(実際、時々深めに沈み込んでいました)、そしてキャンプ当日は道具の入った重たいバックパックを背負うとなると、、、やはり「高価」なスノーシューが必要、という至極当然の答えに帰結しました。
とはいえなかなかの出費になりそうだし、クレジットカードの請求書を見て手が震えたのがつい先週のことだからなぁと考えていたら……仕事で関わっている山林業関係の知人から、DODのスノーシューをお借りできることになり。
実際に借りるのはゴールドです
ありがとう、Yさん!(涙)
ひとまず今回の雪中キャンプではこれで乗り切り、雪山の中をたくさん歩いて、実際に買う製品を決めたいと思います。
*1 我々が毎年雪中キャンプのフィールドとしている恩原湖近辺も2019〜2020年の冬はかなりの小雪で、恩原高原スキー場も操業停止していました。
*2 YAMA HACK 「【雪山登山】ワカンとスノーシューどっち買えば良いの? 実力をスノーフィールドで比較検証!」