冬のファミキャンについて考えてみた [LOCUS GEAR編]
友人家族と計画したキャンプが悪天候や諸事などを理由に、なんと4回連続で流れてしまうというショッキングなできごとが。
独身時代のソロキャンプというあらゆる意味で身軽な状態から、子どもを含めた家族と一緒に行くファミリーキャンプ(以下、ファミキャン)、別の家族も一緒に行くキャンプなど、やや条件が複雑化してきた昨今。
複雑化すれば当然、前述のように予定どおりに行かなかったり、雨が降ったら開催しづらいなど、キャンプの実行自体がなかなか難しくなってくるものですねぇ。
さて、そんな前置きとは特に関係ないんですが(笑)、10月に入ってかなり涼しくなってきたので、寒い時期のファミキャンについて少し考えてみたいと思います。
The North Face Mountain35
ソロ、ファミ問わず、冬場のテントは、設営と撤収が実に面倒ではあるものの、ダブルウォールで居室内への結露がなく、深雪でも設営でき、強風でも倒壊の恐れがないドーム型(The North Face MOUNTAIN 35)を使っています。
2016年1月のソロキャン時の様子(記事はこちら)
ソロキャンでは、冬はガラガラのキャンプ場にこいつを設営し、潜り込んで入り口を閉め、照明を吊るして、テレビもパソコンも会話もない、一人の世界へと没入するわけです。
狭いテント内、食事しているだけでしばらくすると暖かくなってきますし、コット+スリーピングマット+冬季用シュラフで、睡眠時も非常に快適です。
トム(妻)とキャンプする時は、いつもこのテント。子どもを連れての泊まりキャンプはまだ実現できていないのですが、今冬のうちに、このテントで試してみたいと思っています。
ドーム型で天井、壁、床が一体式なので、内部を綺麗にしておけば子どもがヘタなものを口にしたり、外に出て行ったりする恐れも少ないです。ただし、前室がなく、居室部は狭いので、極寒のテント外で過ごす時間は短く、ただ親子3人でシュラフにくるまって眠るだけ、ということになりそうな気が(笑)。
そこで、来年以降に向けて、もう少し大きなテントの導入を検討してみたいと思います。
LOCUS GEAR Khafra eVent
大きなテントと言っても、設営・撤収もできるだけ簡単な方が良い。
となると、ルナーソロのようなモノポールタイプのテントで、家族3人で過ごせる大きさのもの。とはいえ、できるだけコンパクトに収納でき、軽いにこしたことはありませんので、TentipiやNordisk Alfheimなどはちょっと大き過ぎるかなと。
で、注目したのがこちら。「LOCUS GEAR(ローカスギア)のKhafra eVent(カフラ イーヴェント)」です。
出典:LOCUS GEAR
スペックは以下のとおりです。
サイズ | 270×270×170cm(長さ×幅×高さ) |
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重さ | 1.1kg(スタッフサック込) |
材質 | eVent(透湿性防水素材) |
価格 | 73,000円 |
今回なぜ、このLOCUS GEAR Khafra eVentに注目したのかと言うと、以下の5点になります。
一つ目は、サイズが条件に合うこと。大き過ぎるわけでもなく、後述しますが、シミュレーション(妄想)の結果だと希望どおりのサイズ感。
二つ目は、透湿性防水素材を使用しており、またシーム(縫い目)もコーティングされていること。シングルウォールのテントの場合、気になるのはやはり結露や、突然の強雨。幼い子どもを含めた家族でのキャンプの場合、「一人なら我慢できる」というポイントでも、できるだけ押さえておきたいなと。
三つ目は、オプションのインナーメッシュを加えることで、バスタブタイプのグランドにできること。グランドの端が立ち上がっていることで、内部のゴミの流入を防ぐこともでき、また子どもが不用意に地面に触れることも防げます(まだなんでも口に入れてしまう月齢ゆえ…)。
出典:LOCUS GEAR
写真はフルサイズですが、4/5、ハーフと3種類あり、用途に応じて選択できるのも魅力です。
四つ目は、友人たちがすでに使用していて、品質の高さ、信頼性については証明済みであること。
五つ目は、ソロでも違和感なく使用できること。意外とこれが大きなポイントだったりする…(笑)。
食事+子どもが遊ぶ場所
さて、Khafra eVentでファミキャンした場合の使用感について、シミュレーション(妄想)してみました。
イラストは雑な仕上がりですが、サイズは実際のものを元にしているので、おおむね正確なはず。
最初のイラストは、上から見た図。食事をしたり、くつろいだりしている時のレイアウト図です。
右半分の黒い部分はグランドシートを敷きます。実際にはさらにラグやブランケットなどを敷きます。ここでトムや子どもは食事します。
左半分には、テーブルや椅子を置いて調理するスペースを確保。残りは荷物やストーブなど。小さな子どもがいるので、ストーブガードが必須ですね。
テント内部の高さはこんな感じになりそうです。
高さが1メートル以上あるのが、中央のポールを中心とした半径50センチの範囲。座っていれば問題ありませんが、テントが結露していると、動いた時に洋服が触れると濡れてしまうので、やはりできれば透湿性防水素材のものがいいですね。
就寝環境
眠る時はこんな感じのレイアウト。
左側、僕のコット+スリーピングマット+シュラフの組み合わせは最強なのですが、問題はトムと子どもの就寝環境。グランドシートの上に寝袋だけでは確実に底冷えして、寒くて眠れないことは目に見えているので、何かしらの対策が必要です。
が、ラグや段ボールなどを敷いても、ちょっとやそっとではまともに断熱してくれないのは個人的に経験済み。スリーピングマットを敷いても、破壊的に寝相の悪い子どもは確実にズレて、その上から落ちてしまうはず。
はて、どうしたものか。こういう自立式のハンモックで寝かせるとか?
うーむ。現実的じゃない…。
空気を入れるタイプのベッドや電気マットを使うのは、どうも個人的には気が進まず。
何かないものかと密林をブラブラしていると、こんな製品を発見。
フリースやアルミ、綿などの5層構造で底冷えを防ぎつつ、体温をふとん自体に蓄えて保温するというもの。これが売り文句どおりの性能を発揮してくれるなら、何とかなるかも知れない!(しかし、見た目が…)。
この点については、検討を継続していきたいと思います!
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さて、このLOCUS GEAR案をトムに伝えたところ、「NORDISK Alfheimの方が、キャンプハウスに合いそうだけどね」と一言。
利便性ではLOCUS GEARが圧倒的優位ですが、確かに、家の庭に設営して子どもたちがそこで遊んでいる絵などを想像すると、ALfheimの方が圧倒的に良い絵になりそう。そこは検討範囲に入れていなかった…。
というわけで[NORDISK編]では、Nordisk Alfheimでのファミキャンについて検討(妄想)してみたいと思います。