睡眠を大切にできる家にしたい

年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか?

僕は前年に引き続き、トム(妻)の実家に帰省する以外は特に外出もせず自宅でのんびりと過ごしました。三が日も終わる頃、年末にやや体調を崩した娘からうつってしまったのか発熱してしまい、後半は文字通りの寝正月に。

しっかり休めるようにとトムや娘とは違う部屋にふとんを敷き、一人で眠りこけていました。

スポンサー広告




最近は、こんな記事も少し話題になったりして、睡眠時間をしっかりとる、ということが見直されるようになってきました。

今日はキャンプとは関係ないですが、その「睡眠」について。

寝るのが嫌いだった若かりし頃

20年前に上京した頃、20歳そこそこのまだ若い僕は、睡眠時間を勿体無いと感じて、とにかく起きて本を読んだり、絵を描いたり(*)していました。

「起きていないと生きていることが実感できない。つまり寝ているのは死んでいることと同じ。毎日他人より4時間長く起きていれば、年間で約2か月も長く起きている時間を過ごせるので、1年を14か月にすることができる(*)」

そんなことを真剣に考え、家族や知人に得意げに語っていました。

Amazonに入社した頃のaw
28歳頃のaw。時代を感じさせるモニターにご注目

実際、忙しい職場にいたこともあって、1日に5時間眠れたら御の字、な生活を20年近く送ってきました(全くもって褒められることではありませんが…)。

睡眠を見直すキッカケ

年齢を重ねて無理がきかなくなり、体力の回復にも以前より時間がかかるようになると、「2か月長生き」みたいな発想は消え、睡眠の大切さを徐々に体で知るようになります。

睡眠環境を整えようと、できる範囲で良質なベッドマットやふとんを買ったりしてはいましたが、就寝時間はほぼ毎日午前様、起床時間も日によってバラバラなままでした。

(鳥取に帰ってきてキャンプを頻繁にするようになると、硬い地面の上でいかに快適に熟睡するか考えるようになりますが、それはまた別の話)

結婚後もしばらくは、トムの仕事の時間帯が昼夜問わない不規則なものだったため、それに乗っかるかたちで僕も不規則な暮らしをしていました。

しかし、妊娠後しばらくしてから、トムの仕事を日中のみにしたことで、二人の生活サイクルがほぼ一致するようになります。トムは夜更かしがそれほど得意ではなく、夜10時くらいになると眠くなってしまうので、次第に僕もそのサイクルに合わせるように。

また、万全の状態で出産を迎えるために、できるだけ健康的な生活にしようと二人で話し、朝は決まった時間に起き、区切り悪くても切り上げて仕事を終え、家での夕食時にアルコールは摂らず、夜も決まった時間に就寝して8時間は寝る生活を送るようになりました。

すると。

朝しっかり腹が減る、朝ごはんが美味しい、便通もいい、頭が冴えているから仕事にも集中できる、疲れにくい、夜決まった時間に眠くなる、寝るのが楽しみになる、、、と、このように、いろいろなことが調子良くなると、「寝るってスゴイ」と認めざるをえなくなるわけです。

しかし、眠れない日々の到来

しかし、子どもが生まれ、昼も夜もない生活が始まり、少し成長して昼と夜の区別がつき始めると、今度は夜泣きが始まる。親になった多くの人が経験することだと思いますが、眠れない日々がやってきました。

そのうえ、僕もトムも体調不良になり、本来はぐっすり眠って休養する必要があるのに、それを許さぬ1歳児。

夜中、(僕から見れば意味もなく)ギャン泣きしている娘を見ながら「俺が君なら、なんぼでも寝てやるけどな。寝てるだけで褒められるなんて、君の歳の間くらいだよ?」と心の中で語りかける日々……。

キャンプハウス=よく眠れる家

最近は夜泣きも減り、睡眠時間が確保できるようになってきましたが、この眠れぬ日々を経て、僕の中には「キャンプハウスの寝室は、快適に眠ることを追求した部屋にする!」という誓いのようなものが生まれました。

それがどのような部屋かはまだハッキリしませんが、以前書いたようなオシャレさのみを求めたような部屋ではないことは確かです。

一般的に、快適な睡眠環境に大切な要素といえば「温度」「湿度」「音」「明るさ/暗さ(照明・方位・窓の位置)」「寝具」などとされていますが、これはどのような設計になるかで、実際の仕様は変わってくるでしょうから、具体的にこうする!というアイディアを今、決めることはできませんが、徹底して「寝るための環境」を考えてみたいですね。

頻繁にキャンプするようになると痛感するのが、就寝環境の大切さ。毎日過ごす家であれば、なおのこと丁寧に考える必要がありそうです。

それにしても、眠い。。

* 20代前半の僕は、イラストレーターを目指して上京し、アパレルメーカーでイラストの仕事をしつつ、セツ・モードセミナーに通っていました
* 4時間×365日=1,460時間=60日=2か月

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

おすすめ

2件のフィードバック

  1. CISCO より:

    睡眠大切ですよね!
    私も若い頃に全く同じような事考えていました。

    どんなに天才的な偉人やどんな有名人であろうと24時間は共通して同じ。
    タイムスケジュールをいかに上手く利用するか、眠ることがいかに人生において怠慢にあたるかを友達に力説してましたよ。
    今にして思うと小さい頃から眠ることがとても好きだったにも関わらず自分自身を鼓舞してたんです。

    夜泣きキツイですよね。
    我が家も毎晩ゾンビのように家中を抱っこして徘徊していましたので心中お察しします。

    現在は子供と添い寝のタイミングで共に眠ることが多くなったので平均して8時間以上寝ています。
    なので、最近は「健全な精神は健全な肉体に宿る」を実感している次第です。
    私の場合は単にオッさん化したとも言えますが(笑

    長文になりましたが、今年もブログ寄らさせて頂きます!
    今年もよろしくお願いします。

    • aw より:

      CISCOさん、
      コメントありがとうございます! 今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

      なんと、CISCOさんも同じように考えてらしたとは! 意外と同じように考えていた人、多いんですかね?(笑)若い頃は体力あるし、ちょっとやそっとじゃ壊れない(と思い込んでいる)ので、無茶しがちですよね。「寝なくても平気じゃん!」とか思ってしまうんですけど、「平気じゃなかった」と気づく頃にはエライことになってたりするので、本当、昔の自分に会えるなら「しっかり寝ろよ」と言いたいです(笑)。

      CISCOさんちも夜泣きありましたか。大変ですよね…… 眠れない辛さもさることながら、同じアパートの住人さんやご近所さんにも迷惑かけてないかなーと心配してしまって、心労が絶えません。というのも、東京(狛江市)在住時に、上に住んでた夫婦に赤ちゃんがいて、昼夜問わずよく泣いてたんですけど、夏場だったんで夜も窓が全開で、泣き声がダイレクトに聞こえてきて、こちらもかなりの睡眠不足になってしまって。結局、引っ越しましたけど。そんなこともあって、ちょっと神経質になってるんですよね。最近は落ち着いてきて、夜泣きしなくなってきたので助かってますが。。(汗)まあでも、みんなが通る道と思って、僕も子どもと一緒にぐっすり眠れるようになるまで、頑張ります! 🙂

ご意見・ご感想をお聞かせください

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください