T町ハウスの改修 – 砂壁に漆喰を塗る(養生編)
先週末、庭の整理と同時に進めていたのが、T町ハウスで暮らし始めたら、台所や食堂と並んでよく使うであろう和室の壁の改修でした。
居間や寝室として使う予定の和室は、12畳とそれほど広いわけではないのですが、縁側で庭や食堂とつながっていて閉塞感はそれほどありません。
が、いかんせん壁が古い。
長年の汚れや傷みなどもあって、薄暗い感じの砂壁なのです。
ジャパニーズホラー映画のセットみたいですよね……。
そこで、これを白の漆喰に変えて、少し明るい雰囲気にしようと考えています。
漆喰と言ってもコテの跡が残るような味のあるものが希望、とかではなく、本当に普通の白い壁になればいいわけですが、ではなぜ漆喰なのかというと、古い家の和室なので漆喰のような素材が似合うのかな〜という短絡的な理由です。
壁を塗るための下準備
さて、今回の壁塗り、下準備から実際の作業について参考にしたのが、PAJOLISさんのWEBサイト。とても分かりやすい記事で、読んでいるだけでその必要もないのになんだか壁が塗りたくなってきますよ(笑)。ちなみに漆喰や下地材、その他の塗料もこちらから調達しました。
おおまかな作業の流れとしては、
- 壁を綺麗にする
- 養生する
- 下地材を塗る
- 漆喰を塗る
という感じ。ひとまず今日は2.の養生するまで終えるのが目標。
では取り掛かりましょう!
砂壁の汚れを落とす
まずは塗るために壁を掃除してやります。
塗装する際に砂やホコリが混ざらないように、砂壁をほうきなどでこすったりして、簡単に落ちてしまう砂や表面に付着しているホコリを落とします。
写真では分かりづらいですが、細かな粒子が部屋に充満するのでマスク必須。
そして、砂とホコリですが、落ちる落ちる。こすればこするだけ落ちてきます。
このままだと歩くのもままらないので、柱や梁の部分に溜まった砂やホコリも床に落として掃除機で吸って綺麗にします。
柱や梁の隅に溜まった砂やホコリを掻き出して掃除するのに重宝したのが、この小さなほうき。
T町ハウスにたまたまあったものですが、こういう小さなほうきがあるとエアコンの上の隙間の砂壁など、柄の長いほうきだと入りづらい場所を掃除するのに重宝します。
柱や梁、床などを養生する
ひととおり掃除が終わったら、柱などに下地材や漆喰がかからないように養生(マスキング)していきます。
高いところは脚立に乗って、慎重に、しかし多少の誤差は気にせず(笑)ガンガン貼っていきます。
柱と梁の養生が終わったら、床やふすま、出入り口の引き戸などをマスカーという養生グッズで覆っていきます。
これで、下準備は完了!
あとは塗料が届くのを待って、届いたら楽しく塗るのみ!
あ、今回の作業で使う下地材や漆喰は、先ほど紹介したPAJOLISさんから購入しましたが、養生や塗装で使う道具や消耗品などは、買い足しが必要になることも想定して、最初から近所のホームセンターで購入したのです。
最初、マスキングテープ(18mm×18m)(写真内の緑のテープ)を写真のとおり4本しか買っていませんでしたが、養生作業の途中で全然足りないことに気づき、結局さらに10本買い足しました。ちなみにマスキングテープの左横に写っている白いナイロン製のテープのようなもの、マスカーという養生グッズなのですが、4本購入しましたがこちらは明らかに買い過ぎでした。
マスキングテープは部屋の広さだけでなく、柱や梁の数によって使う長さが随分変わってきますし、マスカーは、床面積に加えてふすまや出入り口など「覆いたい場所」の面積によって必要な量が変わります。
最初から厳密に計算しシミュレーションしておけば、正確な必要量が事前に分かると思うのですが、まあ、それぞれ100〜200円ほどの安いものですしね……(と自分に言い聞かせる)。
と言うわけで、次回は下塗り編です!