ウィルドゥ フォールダーカップを使ってみた
Woolpower(ウールパワー)に引き続き、「CRAFT&HIKE in 剣山」でいただいたアイテムをご紹介。
Wild FOLD-A CUP®(ウィルドゥ フォールダーカップ)(*1)です。
ウィルドゥ フォールダーカップ
今回、僕たちがいただいたフォールダーカップは2サイズ。レギュラーサイズとビッグサイズです。
以下、スペックです。
FOLD-A CUP® | FOLD-A CUP® BIG | |
---|---|---|
サイズ | 展開時/9.4×7.2×高さ5.2cm 折畳時/9.4×7.2×高さ2.9cm |
展開時/12×10.5×高さ7.2cm 折畳時/12×10.5×高さ3.9cm |
重量 | 約25g | 約46g |
容量 | 約200ml | 約600ml |
素材 | TPE(BPAフリー) |
主だった特徴を見ていきたいと思います。
折り畳める
上記スペックのサイズ欄を見てもらうと分かるのですが、フォールダーカップは折りたたむことができます。
折りたたんだビッグサイズの中にレギュラーサイズがすっぽり入るので、収納もコンパクト。
先端がY字型になっているハンドルと、その下の凹凸がフリクションになって外れにくくなっています。
軽くて、軟らかい
とても軽く、そして軟らかい(これが金属製の食器との最大の違い!)ので、折りたたんだ状態でポケットの中に放り込んでおいても邪魔になりません。
軟らかさを活かして、ギュギュッと詰め込むようにして収納することができます。
友人の奥さんは、チタンなど金属製のシエラカップなどは「箸やスプーンが当たった時のガリガリした感触が苦手」(黒板に爪でキー!とやったような、鳥肌が立つ感じ?)と言っていましたが、意外とそういう方も多いんじゃないでしょうか。そんな方にはフォールダーカップがオススメですね〜。
コップとしての機能性も◎
軽くて軟らかいんですが、飲み物を入れてもヘタることもなく、カップとしてしっかり機能します。
カラーバリエーションが豊富
容量200mlでコーヒーなどを飲むのにぴったりのレギュラーサイズは、9色のバリエーション。
画像出典:UPI
容量600mlなのでその気になればインスタント袋麺の器としても使える(溢れちゃいますかね)BIGは、5色。
画像出典:UPI
イベントのウェルカムパーティで料理の器として使われていて、まさかいただけると思ってなかったのでライトブルーやネイビー(あとレッドを1つ)と青系ばかり選んでしまった我々。もっといろんな色を選んでおけばよかったと後悔中です(笑)。
素材はTPE(熱可塑性エラストマー)
フォールダーカップの素材は、BPAフリー(*2)のTPE(熱可塑性エラストマー)です。
ふだんあまり耳にすることのない名称ですが、熱を加えると非常に軟らかくなり、冷たくなるとゴム状に戻る性質を持ったエストラマー(*3)のこと(ちなみに、熱しても軟らかくならない熱硬化性エラストマーというのもあります)。
要するにゴムのような素材なのですが、ゴムと違う点はリサイクルが可能だということ。モノ選びの時の大きなポイントです。
– – –
僕のキャンプでのメインとなるカップは、snow peakのチタンシングルマグ220ですが、フォールダーカップもかなり気に入りました。手頃な価格なので、ちょっとしたプレゼントにも良さそうです。
Wild(ウィルドゥ)について
最後に、ブランド「Wildo」について紹介します。
名前は「Wild Outdoor(ワイルドアウトドア)」から。
1979年に、Ingvar Svantesson氏とスウェーデン軍のJan Andersson氏が共同で「軽量で機能的、デザイン性にも優れたキャンプ道具を」というビジョンを掲げて商品開発を開始。Woolpower(ウールパワー)も製品開発においてスウェーデン軍との絡みがありましたが、スウェーデンはそういうの多いんですかね?
スウェーデンのBorasに設立した工場で、今回紹介したフォルダーカップを最初の製品として製造・出荷を開始。カップ以外にもアイディアあふれる様々なな製品をリリースしています。
画像出典:6点ともUPI
*1 他サイトでは「フォールド ア カップ」と表記されている場合もありますが、正規代理店のUPIの表記に倣い、「フォールダーカップ」としています。
*2 BPA bisphenol A/ビスフェノールA 主にプラスチック(ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂等)の原料として利用されている物質です。食品用容器や缶詰めの内面塗装から容器内の飲食物へ移行することがあり、人間が摂取する可能性が指摘されています。近年、きわめて微量でも動物の胎児等に影響が生じることがあるという報告があり、日本でも食品安全委員会が評価を行っています。厚生労働省は、公衆衛生の見地からビスフェノールAの摂取はできるだけ減らすことが望ましいとしており、関連事業者に自主的な取り組みを要請するとともに、妊娠中の方や乳幼児のいる方に注意を呼びかけています。(一部抜粋。出典:日本生活協同組合「ビスフェノールA問題についてのQ&A」)
*3 エラストマー(elastomer)とは、英語の「elastic(弾性がある、伸縮性がある、引き伸ばされても元に戻る)」と「polymer(重合体)」を組み合わせた造語であり、すなわち、弾性を持った高分子の総称のことである。例えばゴムがこれに当たる。(出典:Wikipedia)