娘の夏休みを一緒に過ごそうと思っている話

今年、娘の夏休みを一緒に過ごそうと考えています。




理由

今月、娘が通っていた児童クラブを退所しました。娘の学年にもなると児童クラブを利用する同級生も減り、迎えに行くと一人で本を読んで待っていることが多くなっていたこと※1、そもそも学校が終わる時間が遅くなり児童クラブの滞在時間が30分ほどしかないことなどが主な理由です。利用していた児童クラブは夏休みや冬休みなどの長期休暇だけ利用することもできるのですが、冷房が効いていて快適とはいえ、多くの時間、部屋に閉じこもって過ごすのはどうなのかなと考えるようになりました。

そして、娘が「お父さんと一緒はヤダ」となる日はそう遠くない気もしており、どっぷり一緒に過ごせるということはもうこの先ないかも知れないと考えると、仕事の量を減らし、あるいは調整して、娘と夏休みを過ごしてみようかなと。こう考えたわけであります。

やりたいこと

午前中は僕は仕事、娘は自習などをして過ごし、午後からは自由に過ごしたり決めた予定をこなしたり、というのが基本的なイメージ。どうしても仕事で長い時間、家を空ける必要がある時は、会議などでないかぎり娘を同行させるつもりです(が、その頃には留学生が家にいるはずなので、置いて出かけるか、あるいは2人とも連れていくか笑、という感じになりそうです)。

長期休暇、親が計画を立て過ぎるのは良くないと思うので、ざっくりとした予定を2人で考え、または娘に考えてもらうつもりです。けっこうここに時間と労力が必要になりそうな予感。そうしてできた「やりたいことリスト」を、今月は何やるか、今週は何やるか、今日は何やるかといったかたちで少しずつ具体的に日程をカレンダーに落とし込んでいこつ思います。

ただ、せっかく娘と夏休みを過ごすのだから、2つ3つくらいは僕(オヤジ)がやりたいことを提案してみるつもりです。

自由研究(4年計画)

学校からどれだけの量の宿題が出るのかは分かりませんが、おそらく自由研究、工作、絵画、作文などから選んで制作するかたちのものが含まれているはずです。これまで彼女は工作を選択していましたが、今年はなんとか説得して、自由研究に一緒に取り組んでみたいと思っています。

僕が彼女に提案したいテーマはずばり、敷地境界標です。

敷地境界標
こういうやつですね

娘は近所の保育園から自宅まで、地面に設置されている敷地境界標を探し、数えながら帰るのが好きでした(今も時々やってます)。

「これ、なんなの」「どこまでが自分の場所で、どこからが自分の場所じゃないかが分かる印だよ」みたいなやりとりをし、大きさや種類の違いに(僕自身も)関心を示しつつの楽しい時間でした。

これを自由研究に落とし込むと考えると、まず今年は、幼い頃からやっていたこと、自宅の周囲にはこんな種類の境界標がありましたというまとめだけでもいいのかなと思っています。

ここから来年以降、例えば、なぜ敷地境界標というものがあるのか、なぜ必要なのか、いつ始まったのか、という疑問を前提に調べを進めたり、さらに土地に対する税(固定資産税)はだれが徴収するのか。税額はどのように決まるのか。住宅地以外の農地や工場、山や川といった土地に対してはどうなのか。土地の所有に対して納税するという仕組みはいつ始まったのか。日本以外の国の固定資産税はどうなっているのか……境界標から多くの物事に発展させることができるわけです。

いわゆる探求学習(Inquiry Based Learning)です。

最終的には、調べた領域・分野における課題の発見と、解決策の提案までいけると最高ではありますが、小学生の夏休み自由研究にそこまで求めるのはアレかなと(そのあたりについてもキチンと僕が学んでおかなければ)。

僕自身、探求学習については強い関心があり、自分が娘と実践することによって理解を深めることができるのではないかという期待もあります。

もちろん、娘本人が興味・関心を持って探求できるテーマであることが大前提なので、そこで敷地境界標が適切なテーマであるかどうかは微妙なところですが(苦)、今年含めて4回、小学生として過ごす夏休みを通じて、探求できるテーマを娘と一緒に探してみたいなと思っています。

このテーマ決めが非常に難しいだろうと想像していますが、はてさて。

釣り

釣竿を買ってしばらく経ちますが、まだ一度も行けていません。早起きして、近くの海でサビキ釣りしたいですね。

これについては、すでに娘も「行きたい!」と言っているので、実現しそうです。

二人旅

できれば、飛行機に乗って1泊2日ぐらいの短い旅行に行きたいと考えています。

鳥取県内の空港を利用する場合、我が家から近い「鳥取砂丘コナン空港」か「米子鬼太郎空港」の2つになります。前者は鳥取-東京、後者は東京以外に韓国(仁川)行きがあります(過去には上海、香港への便もありましたが現在は運休中)。娘はパスポートを取得済みなので、さくっと韓国に行ってぶらっと散歩してみるのもいいかなと思っています。

出発地を隣県まで広げると、例えば神戸空港(我が家から車で3時間弱)の場合、日本国内に限定されますが、行き先の選択肢はかなり広がります※2

安い航空券をゲットするため早めに計画を立てる必要があり、すでに話し合いを進めているところです。

いっぱい話す

これは娘と共有する目標というよりも、僕の個人的な野望です(笑)。

いろいろと一緒にやるなかで、いろんな話ができたらいいなと思っています。

何かの理由で学校が臨時休校になったりすると、仕事をしている幼い子どもを持つ親は「困った」状況になりますよね。本来、子どもと一緒に過ごせる機会に対して「困った」と感じるのは、もったいないことだと思うんですよね。子どもが親と一緒にいたいと思ってくれる時間は、本当に限られていると思うので。とはいえ、多くの親は仕事をしていて、仕事のある日に子どもが休みになると、それはやはり「困った」状況です。

僕の場合、ある程度、仕事のスケジュールやボリュームを調整できるのですが、それは現時点での話。いつ状況が変わるかは分かりません。そんなわけで、「今年しかない!」という意気込みで、夏休み、娘とたくさん話をして過ごしたいと思っています。

  1. 娘はひとりで時間を過ごすのも好きらしく、退屈に感じている様子はなかったのですが。
  2. 東京(羽田)、札幌(新千歳)、青森、花巻、仙台、茨城、松本、高知、長崎、鹿児島、沖縄(那覇)、宮古(下地島)

参考記事

aw

Live in Tottori-Pref, JPN. Love Camp, Sandwich, Coffee, Beer and Scotch on the rock. Pursuing Self-Sufficiency Life.

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2件のフィードバック

  1. 高藤大祐 より:

    俺の子育ては今年終わった。子育てと呼べるものではなかったとも思うけど。
    いろいろあったし、子供達には本当にいろいろな想いもある
    親としての後悔は小学生の頃にもっと一緒に過ごす時間を作っておけばよかったと。
    ワッセの今を大切にしている姿と、家族を一番にしている姿勢は本当に羨ましく感じる。子供の今はその時だけだしな。

    • aw より:

      おつかれさん。なんだかんだと3人も育て上げるのはすごことだと思うよ。

      僕はまっすぐに歩いてきて今の生活があるかといえば全くそんなことはなく、間違って痛い思いをしてばかりの人生をなんとかやってきて今があるわけで、決して褒められた生き方してきてない自分がやっと持てた家庭だから、これを大切にしなくて何を大切にするんだって思うけど、いろいろ経験してきて今の歳になったからこそ、そう思えるってのもあると思うな。まだ若かった頃 — 万能感を感じてたり、時間の有限性に気づけてない頃に今の選択は難しいだろうなあなんて思うよ。

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